精神工学研究所

あなたが貧乏から這い上がれないのは、金持ちの「社会的洗脳」のせいだった?

*

はじめに読んで|学校では教えてくれない「金持ちになる方法」

リストラとは会社を追い出されること

 

俺の名前は「山岸理無(やまぎしおさむ)」

中学校三年生の10月、担任の教師に呼ばれた。

「山岸君、君は理科・数学はいいが、社会・国語はさっぱりだな。
どうかな?高専を受けてみないか?」

高専?
高専って、なんだ?

俺はその頃、高専(工業高等専門学校)について知らなかった。
話を聞くと、工業高校と工業短期大学が一緒になったようなもの、というイメージだった。

専門学校だからITビジネス専門学校みたいなものかと思ったら、国立学校だった。
授業料も安いらしい。

将来の夢もこれと言ってないから、俺は担任に従って、そこを受験することにした。
推薦試験だったから、楽だった。

俺は電子工学科に、入学できた。

高専では、学生は高校と同じ歳なのに、教授や助教授が教壇に立った。彼らは口をそろえて「工業高等専門学校は工業のエリートを目指すために創られた学校だ。君らはそのエリートだ」と言った。

俺は中学校出たばかりの、世間知らずの子供だった。その言葉を無批判に信じ込んだ。

「これが洗脳だった」

高専を卒業するころ、進学か就職か、選択を迫られ、俺は就職することにした。
電気大手の、S電気に就職がきまった。

S電気は昔、電卓で有名になり、今は液晶パネル技術で世界一だと言われている一流企業だ!

しかし、俺が入社してから電子技術工業界は激変した。韓国のサムスン電子などに追われ、S電気の液晶パネル輸出は大きく落ち込んだ。
「リストラされる」そういう噂が社内に広まっていた。
俺はみぞおちのあたりが痛くなる感覚を覚えた。

 

そういう時に、同窓会のはがきが来た。中学校の同窓会だった。卒業15年の同窓会、俺は出席に丸をつけた。

町内のレストランの畳の間で、同窓会が始まった。俺は中学の時良くつるんでいた仲間と歓談し、酔っ払い、そしてかつて気になっていた女の子(元とつけるのが悲しい)と話をした。

ふと、気がついた「あいつは、誰だ?」

思い出せない奴がいた。しかし、年は俺らと同じくらい。

いい身なりだった。手首に高そうな腕時計が光っていた。(ロレックスではない!)

やがて赤い顔で、そいつが話しかけてきた。

酔っぱらっていた俺は、無礼にも言った。「ごめん、名前思い出せないんだけど、誰?」

すると彼は言った。

「あぁ、山岸は知らんかもしれんな。よく学校休んでたから。俺は宝城(ほうじょう)だよ」

(あ、あいつか!)
そいつは中学生の時、学校をよく休んで不良仲間のパシリをさせられていた男だった。
(それにしてはずいぶん羽振りがよさそうだな!)
「あぁ、宝城か。今なにをしてるんだ?」

彼のストーリーを聞いた。俺はその時の衝撃を忘れない。

宝城のストーリー

彼は中学校卒業すると、すぐに就職した。他に選択肢もなかったから。近所の建設会社だった。4月生まれだった彼はすぐに原付免許をとり、原付バイクで通勤した。
建設作業員だった。雨の日は休み、パチンコをした。安酒を覚え、ヤンキーの彼女もできた。
彼が19歳の時、転機が来た。

当時建設業は不景気で、新規業種に乗り出そうと思った彼の建設会社社長は彼に命じた。
「宝城、ラーメン屋で修行しないか?」

聞けば、建設会社社長はラーメン店を出店する計画らしい。そこで社内で一番若い彼に、ラーメン修行の白羽の矢が立ったのだった。

修行はつらかった。しかし彼にはこれに耐える素養が、すでにあったのだった。中学校のとき不良グループでパシリをしていた経験と、要領が役立った。
彼には負けん気もあった。ラーメンの中華杓子で叩かれても、「なにくそ」と思える強さがあった。
というか、彼にはそれしかなかったのだ。

やがて半年が過ぎた。
ラーメン屋の店主に呼ばれた。

(なんだろう?)彼はラーメン屋の厨房で、店主の話を聞いた。
大型冷蔵庫の音が聞こえていた。店主は言った。

「俺は若いころ、暴走族だった。ずいぶん無茶をした。中卒だし、なんの取り柄もない。お前を見ていると昔の自分を思い出す。」
「はぁ?」

「お前は○○建設に戻って、ラーメン店を始める計画だけれど、どうだ?それをやめないか?」
(えっ!この人なにが言いたいの?)

「俺はこのラーメン屋をチェーン店にしたいという夢がある。お前にはその見込みがある。どうだ、俺が教えてやるから「店を持たないか?」」

「あぁっ?はい・・・?」

即答はできなかった、考えたこともないことだったから。

彼は店を持つことを決めた。他に将来の展望もない。
店主は親切だった。彼にいろいろなことを教えてくれた。

銀行から金を借りる方法。連帯保証人に対する注意。第2銀行より信用金庫の方が借りやすいこと。ラーメン店出店に適した場所。新店舗を出すのではなく、かつて飲食店だった場所を建物ごと借りる方法。
中古什器類の購入先。新規出店の時の、顧客の囲い込み方。

やくざが来たときの断り方。酔っ払い客のあしらい方・・・・・・・

彼は出店した。大繁盛だった。

 

同窓会後の俺

「そうかぁ!あいつだったのか。」
俺の手には黒い名刺があった。

誇らしげにラーメン屋の店名が書かれていた。銀文字だった。
(金文字じゃない、意外にセンスある)

その時、俺は愕然とした。
彼を無意識に見下している自分がいることを、発見したのだ。

(あいつは中卒、おれは高専、俺はS電気。しかしそれがどうした?あいつは店を2つ持っているオーナー社長、おれはリストラの恐怖におびえている)

俺は夜行の特急電車に乗っていた。明日も工場勤めがあるからだ。

彼の3次会の誘いを断った。いきつけのクラブに案内してくれるらしいのだが。

列車が夜の闇を切り裂いて、進んでいく。

俺はしばらく、眠る。

*****

ほとんどの高校では三年生になると、選択を迫られます。進学か、就職か?

でも「就職」ってなんでしょう?

それには「自営業」になるという選択肢はありません。

学校でいう「就職とは、サラリーマン・サラリーウーマンになること」です。

そうでしょう?
これを疑ったころなんて、なかったでしょう?

では学校で習った知識で、自営業者になることができるでしょうか?

「アボガドロ数」「ルジャンドルの微分方程式」「メソポタミア文明」「いとをかし」「This is a pen.」
それがいったい何の役に立つの?

税金の知識さえ貧弱です。
まして、詐欺に対する防衛法なんて。
ホグワーツの魔法学校では「闇の魔術に対する防衛術」が必須科目なのに。
高校や大学って、ホグワーツの魔法学校より実務的なことは教えてくれません。もちろん、高専も。

 

歴史の授業をします、でも眠らないでください!
明治維新とは「日本における産業革命」です。

産業革命で誕生したのが、サラリーマンです。日本は工業化に成功しましたが、それは産業革命が成功したということです。
その結果、日本の地方の農民の子供が、サラリーマンになることが社会の主流になりました。

学校教育がそうしたのです。それは大成功しました。

なぜなら・・・・・

「ほとんどの高校では三年生になると、選択を迫られます。進学か、就職か?

でも「就職」ってなんでしょう?

それには「自営業」になるという選択肢はありません。

学校でいう「就職」とは、サラリーマン・サラリーウーマンになることです。」

 

学校を卒業しても、「自立して生きていくこと」はできません。

習っていないからです。

たとえ東大の法学科を出ても、詐欺に対する防衛術は習っていないのです。

明治維新が起きて、明治政府は富国強兵・殖産興業を推進しました。
その原動力には、優秀な働き手が必要でした。
日本には優秀な働き手が、たくさんいました。

その結果、日本は世界にも類を見ないほど短期間で先進国になれました。
つまりその裏には、大量のサラリーマン・サラリーウーマンを生み出せるシステムがあった、それが優秀なシステムだったということです。

洗脳を成功させるもっとも有効な手段は、「なにも知らない子供のうちに」洗脳することです。

「アボガドロ数」「ルジャンドルの微分方程式」「メソポタミア文明」「いとをかし」「This is a pen.」
それがいったい何の役に立つの?

上の質問に対する答えは、
「洗脳を成功させるもっとも有効な手段は、「なにも知らない子供のうちに」洗脳すること」です。

つまり日本の文部科学省は、世界でもっとも成功した洗脳機関です。

これが「社会的洗脳」。

 

これに気が使ないうちは、いかに勉強してもサラリーマン・サラリーウーマンの呪縛から逃れることはできません。

そしてサラリーマン・サラリーウーマンとは、「もっとも金持ちになりにくい職業形態」です。

 

学校では教えてくれない事↓

店主は親切だった。彼にいろいろなことを教えてくれた。

銀行から金を借りる方法。連帯保証人に対する注意。第2銀行より信用金庫の方が借りやすいこと。ラーメン店出店に適した場所。新店舗を出すのではなく、かつて飲食店だった場所を建物ごと借りる方法。
中古什器類の購入先。新規出店の時の、顧客の囲い込み方。

やくざが来たときの断り方。酔っ払い客のあしらい方・・・・・・・

 

「学校では教えてくれない事」こそが、「金持ちになる方法」

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公開日:
最終更新日:2016/11/17