人生のどん底でスピリチュアルに騙される人とは？

人生のどん底？後になってわかるもの

この文章はスピリチュアル的なものにすぐに引っかかる人にしたアドバイスを加筆したものです

脳科学で解説しますので、スピリチュアル的なものが好きな人は読まないでください

１・潜在意識は素直な子供

潜在意識は、否定文と肯定文を区別できないと言います

例えば「今日は黄色い車を見ないようにしてください」と言われたら逆に、黄色い車ばかり目につくようになります

否定文と肯定文を区別できないからです

スピリチュアル系の中でも、ずるがしこい団体は、これを応用しています

どういうことか？

説明します！

今人生が苦しくて悩んでいる人がいるとします

その人に向かって「今が人生のどん底です」というのが、そういう団体のやり方なのです

「今が人生のどん底です」と言われたら、脳はどう反応するか？

（そうか、今がどん底なんだ！）と思うことが確実です

なぜなら潜在意識は、素直な子供のような性質を持っているからです

でも本当にどん底かどうかは、人生が終わるときにしか決められません

ところが、ひとたび（そうか、今がどん底なんだ！）「あなたのいうとおりだ！」と反応してしまうと

その後言われることを「素直に聞いてしまう」のです

後に続く言葉は「人生の転機には前兆があります。 そんな人生のターニングポイントを知らせるスピリチュアルな7つのサインを紹介します」みたいな感じです

聞いたことがある人も多いでしょ

２・入院や会社の倒産など人生の底辺と呼べるような出来事

そういう団体のいやらしいと感じられる点は、人の弱みにつけ込むことです

「大病をして入院や会社の倒産など人生の底辺と呼べるような出来事です。ですが、それは人生の転機に向けて軌道修正するための予兆として起こるのです。リセットすることは悪いことではありません。」

リセットするのは悪いことではありません、というこの言い方

スピリチュアル的団体が得意な言い回しです

今、白血病で入院生活を与儀なくされている池江璃花子さんのような方に、こういう言い方をすれば「刺さる」と思うのは私だけでしょうか？

リセットするのは悪いことではありません、というこの言い方の後に続けるのが「３」です

３・人生の転機のサイン やる気がなくなる・強い虚無感

「仕事が上手くいかない、趣味に興味が湧かないなど、いままで夢中だったことに急に意欲をなくし、虚無感を感じることはないですか？」

占いに来た人にこういう言い方で迫る場合があります

でも占いに来たということ自体が「何かがうまくいっていない人」なのですから、これはちょっと詐欺的です

まるで医師が病院に来た人に「あなたは体の調子が悪いのではないですか？」と尋ねるのと同じです

医師がそう言ったとしたら、おかしいとすぐに思うでしょう？

なぜスピリチュアル的な場合は、そう思わないのでしょうか？

４・脅かす

脅かすのは簡単です

「今まで意識していなかったことを意識させればいいのです」

やってみましょう！

次の言葉をささやけばいいのです

『今まで使用していたものが突然壊れたり、物欲が増したと感じる時は情報収集のアンテナが良好になっている証拠です。今日アパートへ帰ったとき部屋の様子が何かおかしいと感じるかもしれません』

ほのめかすことは、じつは強力な催眠術なのです

ほのめかす、つまりあいまいな言い回しをすると、言われた人は自動的に自分の環境でそれに合うことを探してしまうのです

この後、次のような言葉で行動を促すと言うのも、彼らの常套手段です

—-やり口—-

新しいキャリアや決断に挑戦しても大丈夫な時期です。

色々なことにアンテナを張り情報を得ることは同時に気付きやすくなっているということです。

新たな知識や物に触れたいという素直な心は人生の転機へと繋がります。

恐れることなく進めば、さらに心を満たしてくれる変化の前触れや人生のターニングポイントに出会えるでしょう。

ワクワクする気持ちと直感にしたがって行動することがスピリチュアルなサインを上手に生かすコツです。

——————–

５・これが決め手の言葉！

「人生の転機のサインとは？ それはどん底　なにもかもうまくいかなくなる」

こういう風に言われたら、自分は今どん底だと思っている人でも、「でもそれは悪いことではない」と感じられてしまうのです

だから「この人について行こう」と思わず感じてしまうのですね

信頼してしまうのですね

———-やり口————

仕事や恋愛、家庭でも上手くいかないどん底の状態になり、心の中で絶望を感じるようになります。

例えば、恋愛において『喧嘩が増えた』や『すれ違いが絶えない』など思うようにいかないことが増え、

いつのまにか結婚を約束していた恋人に去られてどん底を味わうなど、スピリチュアル的に見れば典型的な転機のサインです。

魂のステージが高まり、今までの相手と波動が合わなくなっているのです。

恋愛においてだけではなく、順調だったことが上手くいかなくなると本当に辛いです。

ですが、すこし視野を広げ、失意の代償に自分が手に入れたものに思いを馳せてください。

——————-

６・再び脳科学

「・脳の性質２

無関係なものでもくっつけてしまう」

脳は宙ぶらりんな状態を嫌います

それは理解できない状況を嫌うという性質です

だからとりあえず、今わかっている情報を、無関係なものでもくっつけてしまうという試行錯誤をしてしまいます

スピリチュアル的な説得術は先にも言いました通り、催眠術です

催眠と言う特殊な状態になってしまった場合、素直な脳は無関係なものでもくっつけてしまうことを繰り返します

先の文章をお読みください

「魂のステージが高まり、今までの相手と波動が合わなくなっているのです」

疑い深い人ならここで思うはずです

「魂のステージって何？」「相手と波動が合わない？」「波動って何よ？」

でも催眠状態では疑うことなく、聞き入ってしまいます

結　論

最後にスピリチュアル的な説得術が使う言葉は、これです

「どん底の逆境が、ふとしたことで大成功への偉大な転機が訪れます」

そして「代償」つまり「ご褒美」みたいなものを探してしまうのです、無意識に・・・・

『ですが、すこし視野を広げ、失意の代償に自分が手に入れたものに思いを馳せてください。』

スピリチュアル的な説得術は、西欧で長年研究されたものが元になっています

英国スピリチュアル（スピリチュアリスト）協会というのがあって、そこに入会すると学ぶことができます

ですから、こういうやり方にはじつは「マニュアル的な定型」があったのだと知ることも大切です

なぜなら定型のパターンを知ると、それを使おうとする人の魂胆が見えてくるからです

それは一種の能力をあなたが手に入れるのと同じです

騙されない能力は、人生において役に立ちます

そうは感じませんか？

————————–

洗脳される人には、

特徴があります。

自分に自信が持てない人が、このような

大勢の人が信じているものに頼るようになります。

そういう人は自分に自信が持てない人です。

なぜ自分に自信が持てないかというと、

幼少期に親からの励ましがなかったことが

原因になったことが多いものです。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

今この瞬間から損する人生とさよならをして

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのは じつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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