ビートたけし守護霊が語る　フライデー襲撃事件　破滅への真実とは？

あなたは、ビートたけしさんが

前科者になった事件（フライデー事件）があったことを覚えていますか？

あれほど人気者でお金持ちにもなったたけしさんが、なぜ前後のことを考えないようなことをしたのでしょうか？

たけしさんには『破滅への憧れ』という心の闇があります。

それがたけしさんを狂気へと誘うのです。

それがたけしさんに、反社会的と言われるような言動をさせるのです。

誰の心にもある、青春の挫折。

嫉妬と憧れ、そして自分には何の才能もないのではないかという疑い。

たけしさんのエピソードですが、売れない頃の一時期

タモリさんらと親交がありました。

「1978年「マラソン漫才・ツービート・ギャグ・デスマッチ」なる漫才ライブを開催したが、

この企画をした高信太郎との繋がりで、たけしも高平哲郎や赤塚不二夫、タモリなどと一時期交友関係を持った。

その後、「酒を飲んで軽いジョークを言いあったりする、あのシャレた笑い」が肌に合わず、

自ずと距離を置くこととなった」

タモリさんの【あのシャレた笑い】は、自分にはできないという、嫉妬と憧れの気持ちがあったためです。

たけしさんの心の闇は、下のエピソードにも現れています↓

「90年代初めにはオウム真理教の教祖麻原彰晃の宗教観に深く陶酔し、

自ら対談を申し込むなど、一時期交友関係を持った」ウイキペディア

１・闇の原点とは？

ビートたけしさんの葛藤の原因は「母親との確執」にあると感じます。

お母さんは大変教育熱心な方で、たけしさんを教育者に

したかったのではないのでしょうか？

たけしさんは、母親の勧めで明治大学工学部に現役で入学しています。

【足立区立梅島第一小学校に入学。教育熱心だった母の薫陶が功を奏し成績は優秀で、

特に算数と図画工作が得意だった。小学校卒業後は、母親が進学校を希望したため、

近隣の中学ではなく、遠く離れた足立区立第四中学校へ越境入学した】

おそらくは母親はたけしさんの幼少時に、大変厳しく勉強しなさいとしつけたと

思われます。

こころが繊細であったたけしさんは、その時期には優しく接してほしいと感じていたのです。

優しく接してほしいというのは、近所の他の子供たちのお母さんのように、

下町的な接し方が欲しかったのでしょう。

いわば「ごろにゃん」というような、猫が戯れるような母親と息子の接し方、

言い換えれば「肌と肌とが接する一種性的な接し方」が欲しかったのです。

それが、たけしさんの人生を通して女性への渇望の原点となっています。

「たけしさんがヴィレッジヴァンガード（本屋じゃないですよ）で、遅番のボーイとして働いていた時は、

「ジャズ・ビレッジ」の壁に書かれていた文章

「強く生きよと母の声、死ねと教えし父の顔、何のあてなき人生なり」が心に残ったという」

「母親の薦めで、明治大学工学部（後の理工学部）機械工学科に現役合格し入学。

しかし大学での生活には適応できず、五月病を患うようになり、大学2年の時には、

家出同然に一人暮らしを始め、新宿界隈で当ての無い日々を送るようになる。

この頃は青春の葛藤期でもあり、友人の下宿に居候しアルバイト三昧の青春時代を過ごす。

ジャズ喫茶のボーイ以外に、菓子の計り売り、実演販売員、ビルの解体工、クラブのボーイ、

東京国際空港での荷卸し、

タクシー運転手、ガソリンスタンド店員を転々とする」

このころのたけしさんは、一歩間違うとニートやひきこもりになりかねない青年でした。

２・フライデー襲撃事件

1986年（昭和61年）12月9日、お笑いタレントのビートたけし、たけし軍団ら12名が写真週刊誌『フライデー』 （講談社）の

編集部を襲撃した事件である。

1986年12月8日、東京都渋谷区の路上で、ビートたけし（以下「たけし」、当時39歳）と親密交際していた

専門学校生の女性（当時21歳）に対し、

『フライデー』の契約記者が、女性が通う学校の校門付近でたけしとの関係を聞こうと声をかけたが、

それを女性が避けて立ち去ろうとしたため、記者が前方に立ちふさがってテープレコーダーを彼女の顔に突きつけ、

手を掴んで引っ張るなどの行為に及び、頸部捻挫、腰部捻傷で全治2週間の怪我を負わせた。

これに怒ったたけしは、フライデーの発行元である講談社に電話をかけ、強引な取材に抗議した上、

「今から行ってやろうか」と通告し、翌12月9日の午前3時過ぎ、たけしは彼の弟子集団たけし軍団メンバー11人と

共謀して、タクシー3台にそれぞれ4人ずつ分乗し東京都文京区音羽にある講談社本館のフライデー編集部に押し掛け、

その結果、暴行傷害事件へ発展した。

報道によれば、たけしが「担当者を出せ」と迫った後、どちらからともなく一斉にもみ合いになった。

たけしらは「ブチ殺すぞ、この野郎！おれは刑務所行きも覚悟している！」などと怒鳴りながら、

粉末消火器を噴射した上、以下省略」

当時すでに超有名芸能人であったたけしさんがこのような事件を起こしたことは、

たけしさんが女性に関する時、理性的な行動ができない衝動があると思います。

その衝動の原点は母親との葛藤にあると思われます（もちろん幼少期の）。

どこにでもあるそのような男の子の葛藤で言えば

「母親に愛されたい気持ち」（ごろにゃん）

「母親の期待に添えないダメな自分を責める気持ち」

「ダメな自分をやさしくかばってもらいたい気持ち」

「ダメな自分を脱して立派になった自分をほめてもらいたい願望」

などが複雑な心理を作ります。

そういう青春時代に持っていた葛藤が、愛する彼女に向けられた社会的暴力に対して

自分が破滅してでも護らなばならないという、衝動を産んだと思われます。

「母親に愛されたい気持ち」（ごろにゃん）という母親から与えられなかった

肌と肌を接する至福を与えてくれた恩返しとして、彼女を

自分が破滅してでもまもらなばならないという気持ちを産んだと思います。

その裏には、

「母親の期待に添えないダメな自分を責める気持ち」と

母親に「立派になった自分をほめてもらいたい願望」がごっちゃになっていたとは

考えられないでしょうか？

３・ビートたけしというひきこもり

ニートになってしまう心理、引きこもりになってしまう心理には

特徴があります。

それは「自分の才能に対する尊大な気持ち」と「自分の才能の真価を問われる恐怖」です。

これらの相反する気持ちは自分の中の才能を信じたいものの裏表ですが、

「自分の才能の真価を問われる恐怖」を克服できない勇気のなさが

ニートになってしまう心理、引きこもりになってしまう心理の中心にあります。

自分の才能を信じることでこの世の中に存在する意義を

自分の中に見出したいのですが、それだからこそ

実際にその真価を問われることで、それが偽物と気づかされてしまったら

「自分の中には何も残らない」ことが分かってしまいます。

※ニートや引きこもりには「自分の中には何も残らないこと」が

知られてしまうことへの

恐怖がある。

それだから勇気が出ない。

もともとニートや引きこもりになる人は、頭がいい人です。

頭がいい人だからこそ、「自分の中には何も残らない」ことが分かるのです。

だからまだ来ない将来の自分を想像して、それに恐怖して、

その結果「勇気のない人」になってしまって

勇気のない自分を責めている人です。

これが青春の彷徨の原因です。

たけしさんにもこれがありました。

「この頃は青春の葛藤期でもあり、友人の下宿に居候しアルバイト三昧の青春時代を過ごす。

ジャズ喫茶のボーイ以外に、菓子の計り売り、実演販売員、ビルの解体工、クラブのボーイ、

東京国際空港での荷卸し、

タクシー運転手、ガソリンスタンド店員を転々とする」

中島敦が書いた「山月記」という小説があります。

【唐の時代、隴西の李徴は若くして科挙試験に合格する秀才であったが、

非常な自信家で、一介の官吏の身分に満足できず詩人として名声を得ようとした。

しかし官職を退いたために経済的に困窮して挫折する。

下級官吏として屈辱的な生活を強いられたすえ、河南地方へ出張した際に発狂し、

そのまま山へ消えて行方知れずとなる。

翌年、李徴の旧友で監察御史となっていた袁傪（えんさん）は、旅の途上で人食い虎に襲われかける。

虎は袁傪を見ると茂みに隠れ、すすり泣く。

人食い虎となった李徴であった。

人食い虎となった李徴は、姿を隠したまま身の上を語る。

今では虎としての意識が次第に長くなっているという。

李徴は袁傪に自分の詩を記録してくれるよう依頼し袁傪は求めに応じる。

自分が虎になったのは自身の自尊心と羞恥心、

また怠惰のせいであると李徴は慟哭し、袁傪の一行は涙を流す。

夜が白み始めると、李徴は袁傪に別れを告げる。

袁傪一行が離れた丘から振り返ると、草むらから一匹の虎が現れ、

月に咆哮して姿を消す】

李徴は自分の中に詩の才能があると幼いころから信じていた人でした。

それは天下の詩人にも並ぶほど、偉大な才能だと思いたい人でした。

しかし実際にその才能を試そうと世に問うなら、『それが偽物と気づかされてしまう』

怖れがあり、またそれを予見できる頭の良さを自分の中に感じていました。

それだからこそ、李徴は<勇気のない人>になってしまったのです。

その自分の中のふがいなさと傲慢さが、李徴のなかでぐるぐると渦巻いて

それが彼を、ついには虎にまでさせてしまったのです。

私はこの作品が好きで、いまだに

「俺の毛皮が濡れたのは夜露のせいだけではない」という一文を

覚えています。

４・ホワイトなビートたけし

たけしさんの中には「真面目で頭が良く育ちがいい自分」という

自己イメージがあります。

それこそが生来の自分だという、今世間に見せているイメージとは正反対の

自己イメージがたけしさんの中にはあります。

それが逸見政孝さんとの深い親交の理由です。

『たけし・逸見の平成教育委員会などで共演した逸見政孝とも親交が深く、その後の逸見家との交流も深い。

逸見は「ひょうきん族」で共演したり、「オールナイトニッポン」で逸見のことを話しにしたりするなど、

関係があったが、「平成教育委員会」で共演したのをきっかけに交友を深めていくことになる』

逸見さんは非常にまじめな人でした。

「一般的に「マジメ」と思われていた逸見だが、著書『新版 逸見政孝 魔法のまじめがね』では

山城新伍とビートたけしの親友2人が揃って「マジメだとは思わない」と述べた。

山城は「必要以上に人に気を遣う人。良しにつけ悪しにつけテレビ人間と思える節がある。

もう少し無責任になった方がいい」と述べた。また、直接「もう少し悪人になってもいい」と

アドバイスしたこともあるという（本人は笑って否定したという）」

この真面目な逸見さんを、たけしさんは自分と同一視するぐらいに思っていました。

それは次のエピソードに表れています。

『逸見からガンの再発で再入院する事実を告げられたたけしは、その日から告別式の日まで酒を断ったという。

また、逸見の病院での見舞いに訪れる事も、逸見家から許可され、たけしは逸見の変わり果てた姿に衝撃を受け、

その日から告別式の日まで、仕事をすべてキャンセルしている。「いい人ばかり先に死んじゃうんだ。

俺がもっと悪いことを教えてあげればよかった」と涙ながらに語り、告別式の間は終始、

参列者席で号泣し続けていたことは語り草になっている。

告別式では、弔辞をたけしが読む予定であったが、たけしがとても、弔辞を読める心境ではなかったことから、

代わりに山城新伍が読んだ 』

じつはたけしさんというひとは、自分を〔ホワイトで無垢な人〕と思っているのです。

その自分が、東京の下町と言うところに生まれ落ちたことに、戸惑っています。

なぜ戸惑うかと言うと、自分のホワイトな自己イメージにその環境が合わないことが原因です。

【自称は「俺」「僕」「オイラ」。

それぞれ場の雰囲気に合わせ使い分けている。

「オイラ」は下町・職人言葉の位置づけで、自身が育った島根町が職人街だったことと関連するとしている。

かつて足立区の広報誌から受けたインタビューでは、「足立は東京の下町だね。その足立の下町が島根だというの。

島根は下町の中の下町。

足立の中の足立だって思うんだよね」とコメントした】

 ５・下町なビートたけし

たけしさんは一方で、生まれ育った下町気質を愛しています。

愛していながらも、自分は本当はホワイトだから真の意味で下町人みたいな、

現実的下世話な人にはなれない

だろうなと感じています。

そのような心理が、少し破滅的な気質を持つ友人を羨ましく思いつつ、親交を深める元になっているのです。

「B&Bの島田洋七とは、漫才ブームが始まる数年前に出会って以来の親友。

洋七とは、横山やすしに紹介されたのがきっかけである。洋七とは、「やすしと洋七とたけしが食事にいって、

やすしが2人を置いてけぼりにし、2人は夜通し東京までの道のりを歩いて帰った」、

「たけしがフライデー事件で謹慎していた際に、洋七と毎日のようにゴルフをしていた」などいくつかのエピソードがある。

洋七が芸能界を引退しようとした話を聞いたたけしは、「芸人をやめるなら友達づきあいをやめるぞ！」と洋七を一喝した」

横山やすしを大変尊敬し、葬儀の時に駆けつけた時は、「雲の上にいるような人だった。

やすしさんには芸も色気も敵わない。

もう少し漫才を続けてほしかった」とコメントし、

やすしの全盛期を懐かしむなど、親交があった。

たけしさんには真面目な秀才が、不良の友達に憧れるような心情があります。

器用なたけしさんは、本当の自分を隠して不良のように振る舞っていますが、本心は違います。

だから、たけしさんは素の自分を隠すから、照れ屋さんなのです。

つまり北野武という人は、「自分をこの地球に落ちてきた宇宙人のように」感じているのです。

まったく子供のようにホワイトな人なのだと自分を感じていますが、

それを偽らなければ環境に溶け込めないと

感じている人です。

しかも自分の頭の良さを感じているので、自分を偽っていることが

周囲の人をだましているように感じてしまう

人です。

ですから、孤独です。

どのような場所に居ようとも、「自分を地球に落ちてきた宇宙人のように」感じているから

孤独です。

その孤独は怒りを産みます。

怒りは北野映画のモチーフになっています。

だから本質は、孤独です。

まとめ

あなたは、ビートたけしさんが

前科者になった事件（フライデー事件）があったことを覚えていますか？

あれほど人気者でお金持ちにもなったたけしさんが、なぜ前後のことを

考えないようなことをしたのでしょうか？

たけしさんには『破滅への憧れ』という心の闇があります。

母親との葛藤がニートや引きこもりになる人にはありますが、

たけしさんにはもう一つ、生まれ育った環境と自己イメージとの葛藤もあったのでした。

たけしさんは、「自分をこの地球に落ちてきた宇宙人のように」感じている人です。

だから世間的に高い評価を受けようが、関係ありません。

地球の人ではないと自分を感じているのですから、

そのために、自分の地位を危うくするようなことをしても、意に介さないのです。

自分を取り巻く環境に、本当の意味では受け入れられないと感じている人だからです。

どのような場所に居ようとも、「自分を地球に落ちてきた宇宙人のように」感じているから

孤独です。

孤独は時に、死への誘いを呼びます。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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