マインドコントロールの実例：ハーレム事件、集団催眠、かかりやすい女性とは？

実例

ときどき、有名芸能人が洗脳されたとか、マインドコントロールされたとか、週刊誌を騒がせます。

ここではマインドコントロールの実例を紹介します。

またこの文章は「マインドコントロールとは？」の続編です。

前編はこちら

マインドコントロールと洗脳には大きな違いはありません。

恐怖を使うか、欲望を刺激するかの、どちらかです。

その方法が過激か、おだやかか、で区別されることも現在では一般的になっています。

洗脳は、電気ショックのような肉体ダメージを伴う性格改造ですが、

マインドコントロール的手法から、洗脳的手法に移行する手口もよくあります。

洗脳とは？で述べたように、その方法はスピリチュアルなものとの相性が良いのです。

そのため、多くの事例では占い師などとの関係が報告されます。

洗脳やマインドコントロール技術の基本を説明します。

脳の偏桃体を刺激することです。

下の説明図をご覧ください。

偏桃体を刺激した時に体験したことは強烈な記憶となって残ります。

実際に下の画像を見れば

脳の偏桃体を刺激することの意味が理解できます↓

１・ハーレム事件

中年男性が多くの若い女性を、取り込んだ事件です。

一般的には洗脳と言われますが、最初はマインドコントロール的手法が使われています。

１０人もの若い女性がなぜ、５７才無職の男性にひかれ、毎月十万円近いお金や土地などを提供し続けたのか？

容疑者が「占い師助手」の求人広告を出しています。

この手法は特殊ではありますが計算されています。

まず、占い師の助手になろうと応募してくる女性は当然ながら占い好きであり、占いへの依存度も高いことが容易に想像できます。

つまり比較的、独立性が低く周りからの影響を受けやすい女性が集まりやすいのです。

さらに占い好きの彼女達にとって、占い師として待ちかまえる容疑者の言葉は、非常に影響力があります。

例えば応募者の話をじっくり聞いてやり、その上で助言を与えるだけでもかなりの説得力があります。

あるいは、優しい表情で耳を傾けて時にうなずき、不吉な未来を語るときには、ここぞとばかりに険しい顔に戻り相手の不安を煽れば簡単です。

人は表には出さない、自分の苦しみや矛盾した心理を理解してくれる誰かが現れる事を求めています。

そこで例えば、誰にでも適応するような「質問」をすればいいのです。
「あなたは将来に不安を感じていますね」
「あなたは以前、誰か大切な人を失った事がありますね」
「あなたは以前、深く傷ついた事がありますね」

こんな質問でも効果的です。（バーナム効果）

人は他人とは違った人生を歩み、誰とも違う経験をしていると思っていますが、意外と誰もが同じような経験をし、誰もと同じような不安を感じています。

その誰もが経験した不安を占い師が知ったような顔で話をするだけでも効果があります。

ちなみにこれはストックスピールという簡単な方法です。

バーナム効果とは？

誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象。

1956年にアメリカ合衆国の心理学者、ポール・ミール（P.E.Meehl）が、興行師 P・T・バーナムの「誰にでも当てはまる要点というものがある」という言葉から名付けた。

アメリカの心理学者バートラム・フォア（en:Bertram Forer）の名をとってフォアラー効果（Forer effect）ともいう。

あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。

あなたは弱みを持っているときでも、それを普段は克服することができます。

あなたは使われず生かしきれていない才能をかなり持っています。

外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。

あなたは外向的・社交的で愛想がよいときもありますが、その一方で内向的で用心深く遠慮がちなときもあります。

あなたの願望にはやや非現実的な傾向のものもあります。

あなたは霊的現象や占いなどは非科学的だと知っているけど、信用したい気持ちもあります。

次のような条件を満たす時、被験者はテストの正確さにより高い評価を与える事が後の研究でわかっている。

被験者がその分析は自分にだけに適合すると信じている

被験者が評価者の権威を信じている

分析が前向きな内容ばかりである

２・集団催眠

女性が集まれば集まるほど、今度は女性間の競争原理が高まることが想像できます。

すでに初期段階の洗脳を終えている容疑者にすれば、 自分によく尽くす女性を優先的に優遇するだけで十分な競争が生まれます。

宗教でもそうですが、尽くすほど評価される競争原理や集団でいることの安心感や、集団だからこそ自分が評価されるというおかしな意識が女性達に浸透していきます。

あるインタビューで、同居する女性が５人を超えた頃からみんなの関係がスムーズになり、１０人の女性は全員で彼の生活を支え、彼の夜の相手となり彼のベッドから出ようとしなかったと話していました。

容疑者の言葉通り人数が増えたことによりより強力な洗脳効果、集団心理が、目には見えない大きな影響を与えていたのでしょう。

それから、容疑者と同居をはじめた女性たちは、就職活動の場を選んで新たな女性の勧誘をしていた模様です。

容疑者の指示をうけ、セミナーや大学のガイダンスが開かれている場所へ行き、声をかけたらしいのです。

就職活動を控えた学生というのは、非常に不安な状態です。

将来のこと自分自身のこと、その両方を深く考えなければいけない時期なので多くの学生が一種の不安を覚え、他人からの評価を深く意識してしまう時期です。

これは自己承認欲求の高い時期といえます。

自分の人生や自分自身について不安を覚える場合もあり、自己承認欲求の高い時期ほど不安で占いなどに頼る傾向が出ます。

多くの宗教が大学生を中心に勧誘するのはその為です。

不安な状態の方に明確な道を提示するだけで、高い効果があるのです。

「マインドコントロールとは？」より、集団催眠効果の説明(前編を読んだ人は飛ばしてください）

催眠術の仕組みでもあるのですが、催眠術には「集団催眠」という方法があります。

じつは個人に行う催眠術よりも、集団にかける催眠術の方が簡単です。

集団の一部が催眠状態になれば、その仮想集団を共有するメンバーに、次々と催眠状態（変性意識状態）を感染させることができるからです。

そして人間を何人か集めれば、必ず一定の割合で催眠状態になりやすい人がいます。

ですからそういう人をきっかけにして、集団催眠を行えるので集団催眠は簡単なのです。

さて、ここで最初に言った「宗教的儀式」を思い出してください。

たとえば最近お葬式とか、法要に参加した経験があるならおわかりと思いますが、お坊さんを読経のリーダーとして単調な「念仏」が行われます。

意味の分からない経典を長々と音読すると（それもメロディ付き）、そのような単調な刺激で脳は変性意識状態にたやすく陥ります。

キリスト教でも讃美歌などは、単調な音楽を集団で歌うので、同様の効果があります。

そうやって集団に催眠術をかけるのが、あのような宗教的儀式の常套手段です。

つまりマインドコントロールなのです。

読経のリーダーとしてお坊さんは仏教的世界観を持っていて、変性意識の伝搬でそれを儀式参加者の無意識に伝えているのです。

キリスト教では讃美歌がその役割をしています。

そういう仕組みは、すべての宗教団体にあります。

そういう変性意識状態を引き起こされた人は、自動的にその宗教世界の教義が伝搬します。

３・国際的霊能者

宝くじ当選番号を２回教えてくれた

サティヤ・サイ・ババ（ 1926年11月23日 – 2011年4月24日）は、インドのスピリチュアルリーダー。

インド国内では多くの要人も聖者として認める霊的指導者。

1940年10月20日に家を出てから説法を始めると、不治の病を治すといった数々の奇跡が人々に知られるようになり、サイ・ババの名前は次第にインド全土に広がっていった。

1960年代末には海外にもその名が広まり、インド人やインド系の民族を中心に世界各国に数百万人以上の信奉者をもつようになった。

1990年代には、シャンカルダヤール・シャルマー元インド大統領や、ナラシンハ・ラーオ元インド首相らがサイ・ババを表敬訪問した。

日本では青山圭秀がサイ・ババを取り上げ、『理性のゆらぎ』（1993年）、『アガスティアの葉』（1994年）、『真実のサイババ』（1994年）を出版、ベストセラーとなった。

◆ 奇跡現象

やはり何と言ってもサイババの凄さはその奇跡にあるように思います。

元サイババ帰依者の人たちでさえ、サイババにまつわって起きた不思議な出来事には一様に言及しています。

もっともサイババの物質化についてはトリックを見た人も多いのですが。

そういう私もサイババの帰依者たち本人から不思議体験を直に聞くうちに、徐々にサイババは神の化身と確信するようになってきたのです。

サイババにまつわる奇跡現象はサイババ帰依者なら誰でも体験していることと思います。

会社の重役をしている私の知り合いですが、インドのアシュラムから帰ってしばらくして、部屋のバスルームで自分の体を見て驚いたと言います。

彼の体には生まれながら大きな痣（あざ）が二つあって小さい頃からそれを気にしていたのですが、なんとその痣が二つとも消えていたのです。

彼は科学では説明つかない現象だ。やはり神の奇跡としか思えないと言っていました。

サイババが夢に現れてナンバーズの当選番号を（しかも２回も）教えてくれた、写真からビブーティー（聖なる灰）が噴出してきた、ババが突然目の前に現れたなど、

ウソをつくようには思えない人から直接体験を聞いていると、やはりサイババはただものではないと自然に思い込んできます。

私は今ではサイババを神の化身とは思っていませんが一体これらの不思議な現象をどう説明したらいいのでしょうか。

サイババは面会の時、ビブーティー（聖なる灰）を何もない手のひらから出して、信者を驚かせることが多かったようです。

他にも腕時計を空中からだして、信者に与える「奇跡」も行っていました。

隠し持ったビブーティーとされる画像

サイババにまつわる奇跡現象もトリックだという説が現在でも強くあります。

痣が消えたという男性ですが、社会的信用のある地位にいます。

こういう男性に情報発信させることは、その奇跡性を強くアピールできます。

前のバーナム効果にあった説明を、もう一度お読みください↓

被験者がその分析は自分にだけに適合すると信じている

被験者が評価者の権威を信じている

４・占い師のマインドコントロール

どのような女性がされやすいのだろう。

　「まずは自己肯定感のない女性。

今まであまり褒められたことがない女性は自分に自信が持てず、占い師が相手の良いところを探して褒めまくると、再び“褒められたい快感”からリピーターになります。」

※注意　バーナム効果

被験者が評価者の権威を信じている

分析が前向きな内容ばかりである

あなたは弱みを持っているときでも、それを普段は克服することができます。

あなたは使われず生かしきれていない才能をかなり持っています。

外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。

「続いて餌食になるのは、親から愛情たっぷりに育てられていない女性。

このタイプは愛されることに飢えているので、占い師との深い親密さを望み、依存しやすい」

見かけは“女王様タイプ”で、性格がきつそうな女性も狙われるという。「誰か私を征服してみなさいよ」と無意識にアピールしている場合が多いのだとか。

また、「最も洗脳されるタイプは、スキンシップを嫌がらない女性」と断言するのは、占い歴20年になるＴ氏。

「占いをしながら、『心配しないで』と肩を叩いたとき、ビクンと反応して嫌な顔する子は、その占い師と相性が悪い。

逆に自然なボディータッチをしているときに笑顔になっている女性はスキンシップに飢えている傾向があるので、肉体関係を結びやすい。

占い師に貢いで全財産を失うような女性は、間違いなく占い師と関係を持っています」Ｔ氏談

元占い師のＸ氏(仮名)もＴ氏と同様の意見で、「マインドコントロールは必ずセットで使われる」と断言。

Ｘ氏は現在、“Ｓマインドコントロール”を使い、7人の女性から生活費を出してもらいながら、悠々自適の生活をしているのだ。

氏は絶対に悪用しないことを条件に、今まで使った手口を話してくれた。

「まず洗脳するには、必ず女性を感動させる“特別な言葉”を使う必要がある。

一番重要なのは、言葉で魔法にかけ、少女に戻してあげることです。

占いの客は自分の不幸を語りながら泣き出すことが多い。

このとき優しく手を握りながら、『もう頑張らなくていいんだよ。僕の前では少女に戻っていいんだから』というフレーズが効きます。

元来、女性の精神年齢は14歳。普段、彼女らは大人になっている演技をしているだけだから、その演技から解放してあげれば悦びます」

「占いにハマる女性というのは、宗教にもハマりやすいんです。

だから、月に何度もやってくるリピーターに対してソフトタッチの術を使えば、とても扱いやすい状態になります。

落ち込んでるときに肩を抱いて、自分のぬくもりを伝えるのです。

しかし、ここですぐにＳするとマインドコントロールできません」

５・マインドコントロールの実態

上記占い師も、マインドコントロールの真実を知りません。

マインドコントロールとは、じつは催眠術なのです。

前編で書きましたが、催眠術は変性意識状態の伝搬で行うのです。

そして占いにハマリやすい女性とは、「変性意識状態になりやすい人」なのです。

占い師が知らずに女性相談者を変性意識にする

こういう人は、占いの相談などの落ち着いた会話で、催眠状態（変性意識状態）に入ることができるのです。

そして、相談者が陥った変性意識状態が、今度は占い師に伝搬します。

女性相談者の変性意識が移る

占い師が変性意識になったことを知らずに、占いを続けると占い師の変性意識がさらに女性相談者に伝搬します。

つまり相談者と占い師で変性意識が伝搬しあって、お互いが強力な変性意識生成のサイクルを形成します。

強力な変性意識サイクルができる

その結果、占い師自身も催眠状態になって、その催眠状態を相談者に伝搬させるという状態が出来上がります。

こういう理由で、占い師に相談に行った女性は、強いマインドコントロール下に置かれるようになります。

しかしその真実は当の占い師も、知りません。

じつはお互いが催眠術を掛け合ったということなのですが、占い師自身も催眠術にかかっているのでわからないのです。

そうして催眠状態では、顕在意識が低下します。

脳科学的には前頭葉の働きが低下し、本能的な大脳辺縁系の働きがむき出しになります。

そういう状態で若い女性と意識が連結するので、本能がむき出しになることが異常に多くなります。

つまり占い師が相談者と性的関係を持ちやすいのは、そういう事情があるのですが催眠状態にある占い師自身もその真実には気づくことができません。

だから「俺のテクニックでマインドコントロールした」と、思い込んでしまうのです。

まとめ

マインドコントロールとは、ほとんどが催眠状態と関係しています。

そのような真実が広まらない理由に、施術者自身が催眠状態になっていることに気づかないことがあるのです。

「部屋のバスルームで自分の体を見て驚いたと言います。

彼の体には生まれながら大きな痣（あざ）が二つあって小さい頃からそれを気にしていたのですが、なんとその痣が二つとも消えていたのです。

彼は科学では説明つかない現象だ。やはり神の奇跡としか思えないと言っていました。

サイババが夢に現れてナンバーズの当選番号を（しかも２回も）教えてくれた、写真からビブーティー（聖なる灰）が噴出してきた、ババが突然目の前に現れたなど、

ウソをつくようには思えない人から直接体験を聞いていると、やはりサイババはただものではないと自然に思い込んできます。」

上記が催眠術による幻覚や記憶の混乱だとするなら、奇跡など簡単です。

人の記憶はじつはあてにならないことに、人々が気づいていません。

マインドコントロールの実例と、原理を書きました。

世の中にはマインドコントロールされたい人が大勢います。

依存したい心理があるのです。

そういう人は自分に自信が持てない人です。

なぜ自分に自信が持てないかというと、

幼少期に親からの励ましがなかったことが

原因になったことが多いものです。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

今この瞬間から損する人生とさよならをして

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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