集中力を飛躍的に高める技法とは？

「よおぉおし！　今年こそはやってやるぜ！！」

あなたは、４月の年度の最初にこう思ったことがありますね。

「よおぉおし！　今年こそはやってやるぜ！！」

この記事は、

集中力を飛躍的に高める技法です。

あなたにとってとても有益な内容です。

１・なぜ集中力が続かないのか？

一流スポーツ選手の驚異的な集中力には驚かされます。

あのような驚異的な集中力を発揮している状態を、フローと言います。

フロー (英: Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、

その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいいます。

ゾーンZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれます。

心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。

1.明確な目的（予想と法則が認識できる）

2.専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。

3.自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。

4.時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更

5.直接的で即座な反応（活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される）

6.能力の水準と難易度とのバランス（活動が易しすぎず、難しすぎない）

7.状況や活動を自分で制御している感覚。

8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。

これを見ることで、「なぜ集中力が続かないのか？」の答えが見えてきます！

２・脳の中の余計な仕事

あなたは感じたことがありますね。

「よし、集中して仕事（や勉強）するぞ！」と意気込んでも、しばらくすると時計を見たくなり

「もう30分ぐらいたったかな？えっまだ10分も経ってない？」という体験です。

これが集中力が続かない原因のひとつです。

前に書いた７つのフローの特徴の4番目、時間感覚のゆがみというのを思い出してください。

集中力を十分に発揮して活動した時、「えっ、もうこんな時間！」と驚いた経験があると思います。

集中力を発揮するとき、時間が速く過ぎ去ります。

なぜでしょうか？

逆にいうと集中できてない時は、「もう30分ぐらいたったかな？」と思ってしまうのです。

これは脳をパソコンに例えると簡単に理解できます。

ある作業をパソコンで行わせるとき、他のアプリが働かないようにすることで、パソコンの能力を100％発揮できます。

こう考えると、「もう30分ぐらいたったかな？」と思ってしまうのは、仕事（や勉強）という作業をしながら、

「時間経過を考えるアプリ」が作動しているのと同じなのです。

あらかじめ、「もう30分ぐらいたったかな？」と思わないような仕掛けをすることで、集中力を高めることができます。

本当にこんな驚くように簡単なことで、集中力を高めることができるのです。

やり方は簡単です。

なにか作業をする前に、「20分間だけやろう」とか決めて、スマホのタイマーをセットしてから作業開始する。

たったこれだけです。

20分経てばタイマーが鳴って知らせてくれますから、脳は「もう**分ぐらいたったかな？」と思わないで済むのです。

他のアプリが働かないようにすることで、パソコンの能力を100％発揮できるのと同じ効果がでます。

じつは人間の場合、これが一番の問題なのです。

「時間経過を考えるアプリ」ならこれぐらいで作動を止めることができるのですが、

他に「人間関係を考えるアプリ」

「お金の苦労を心配するアプリ」

「病気のことを考えるアプリ」

「嫌な奴をどうしても考えてしまうアプリ」

「ストレスがないか心配するアプリ」

などがバックグラウンドで働いています。

これが脳内でブドウ糖と酸素を大量消費するのです。

こういうことが、あなたの集中力が続かない脳の原因だったのです。

３・目にえることなら分かるのに

あなたがなぜ、集中力を飛躍的に高めることができないのかというと、じつはあなたが「脳の働きをなめている」からです。

例えば野球のイチロー選手などは、高い集中力を持って練習ができる人だと思われます。

あんなイチロー選手のような、高い集中力を持ちたいと思ったことがあると思います。

しかしこれが、マラソンのようなスポーツであればどうでしょうか？

一流マラソン選手は2時間ちょっとで42.195キロを走ることができます。

あなたがマラソンに挑戦しようとして、いきなり42.195キロを走って、完走することができると思いますか？

思わないと思います。

マラソン初心者であれば、まずは５キロぐらいゆっくり走れるように目標を定めるのが普通です。

５キロぐらいは歩かずに、ゆっくりでも走りきることができるように最初は練習するはずです。

それができるようになれば、次は７キロ・１０キロと走りきることができるように練習するのです。

そうでしょう？

いきなり42.195キロを走って、完走することができると思う方がばかげていますね？

ではなぜ、高い集中力を持つということが、ちょっとした工夫で獲得できると思ってしまったのでしょうか？

イチロー選手の高い集中力を持つことができれば、イチロー選手のような高い年収を得ることも夢ではありません。

そういう驚異的な能力である、高い集中力を持つことが、例えばちょっと瞑想しただけで、あるいはちょっと勉強のやり方を変えただけで

獲得できると思うのは、甘い考えだとは思いませんでしょうか？

つまり、あなたが「脳の働きをなめている」からではないでしょうか？

４・あなたはすでにフローを体験している

誰でも

1.明確な目的（予想と法則が認識できる）

2.専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。

8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。

というモチベーションで行動を開始した経験があります。

例えば大好きな趣味に取り組もうとした時や

新年度の開始に心新たに仕事に取り組もうとした時です。

そんな時誰でも、

3.自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。

4.時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更

を経験したことがあるのです。

これは、フローの状態です。

つまりイチロー選手の年棒に匹敵する能力を発揮していた時間です。

問題は、それが長続きしない事なのです。

それが問題の核心です。

誰でも、すでにフローを体験しているのです。

誰でも一瞬なら、一流マラソン選手と同じスピードで走ることができるのと同じなのです。

あなたと、一流選手の違いは、それを２時間持続できるかそうでないかの違いです。

だから、集中力が続かないということも、これと同じです。

解決策が見えてきましたね。

５・練習法とは？

これはスポーツと同じと考えればいいということがわかりました。

マラソンの練習をするなら、

ずは５キロぐらいゆっくり走れるように目標を定めるのが普通です。

５キロぐらいは歩かずに、ゆっくりでも走りきることができるように最初は練習するはずです。

それができるようになれば、次は７キロ・１０キロと走りきることができるように練習するのです。

これと同じで、まずは３分間集中できるようにする。

今度はタイマーをセットしてわずか３分間だけ、集中してください。

３分間だけ、集中する、

これに「集中する」のです。

これが出来たら、自分をほめる。

急いではいけません。

自分をほめたら、今日はもう終わり。

もっと続けたい！

そういう思いを引きずった気持ちで、次に臨むことが長続きできる秘訣です。

もう満腹、いっぱいやったからもういいや！そう思ったことで

３日坊主になった経験がありますね

まとめ

タイマーをセットしてわずか３分間だけ、集中してください。

３分間だけ、集中する、

これに「集中する」のです。

これが出来たら、自分をほめる。

急いではいけません。

自分をほめたら、今日はもう終わり。

３分間だけを１０回できれば、３０分集中できたことになります。

これはものすごい集中力です。

3.自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。

4.時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更

だけを目標にしてください。

「あっと言う間に時間が過ぎる感覚」を、体に刻むことが一番に目指すべきことなのです。

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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