風呂をのぞきたい透明人間とは？

部屋に忍び込む

あなたは、昔からよくあるＳＦ映画の設定で何が好きですか？

１・透明人間になる

２・時間を止める能力を持つ

３・小さくなって人の部屋に忍び込む

４・人の心を読んでしまう

こういう設定がよくあるものとして思いつきます。

でもじつはこういうのって、科学的に見ればどうなんでしょうか？

あなたの知らない科学知識をお知らせします。

１・透明人間

オランダ人監督のポール・バーホーヘンが製作した映画、インヴィジブルは大変良くできた透明人間映画でした。

人体分子を核物理的に変更することで透明になれるという、科学的設定が目新しかったです。

しかし、いかに科学的とはいえ、本当に人体が透明になったらどうなるか？という点はクリアできませんでした。

人間の目はビデオカメラと同じ、もっというと昔のフィルム式カメラと同じ仕組みです。

フィルム式カメラのフィルムは感光体なので、シャッターが閉じている時はフィルム周りは真っ暗でないといけません。

光が入ると感光して、フィルムが使い物にならなくなるからです。

ところが透明人間になるということは、カメラ全体をガラスで作ってしまうのと同じことですから、カメラとして使い物になりません。

目に光が入りすぎてしまうのです。

後、屈折率というものもありまして、カメラレンズが完全に透明になるとレンズとして機能しないということもあります。

ですから、透明人間は眼が見えません。

まぶしくて見えないのです。

じつはこういうことを描いた漫画が、確か松本零二先生の光速エスパーにありました。

その透明人間は空中に眼球が二つ浮かんだ姿をしていました（古い記憶なので間違っているかも知れません）。

ということで、せっかく透明人間になって女湯に忍び込んでやろうとしても、何も見えないとという悲惨な結果になります。

ただし、機械式に自分の周りの空間や表面に、後ろの景色を投影することで透明になる考えがあります。

映画プレデターみたいな方法です。

あれだと目が見えなくなることはありません。

２・時間を止める

「時間よ止まれ！」と叫ぶと何分間か、自分以外の時間が止まるという漫画がありました。

手塚治虫先生だったと思います。

しかし、時間を止めるとはどういうことでしょうか？

理論物理学的にいうと、「時間を止めること自体」が不可能です。

最小時間（プランク時間）というのがあって、その時間内では時間は揺れ動いているらしいです。

それは置いといて、時間を止めるとしましょう。

そうなると自分以外の周りの物体は動かなくなるわけです。

映画などでは、噴水が空中で固定したような映像でこれが描かれます。

しかし、もっと微視的にみれば空気の分子（酸素・窒素）も動かなくなります。

空気の分子（酸素・窒素）も噴水が空中で固定したような感じで、動けなくならねばなりません。

そうだとしたら、自分以外のものは固定しているけど自分は動けるという設定なのですが、

空中で固く固定された酸素や窒素分子をかき分けながら、移動しなければならないことに気が付きます。

そうなると「自分は動けるという設定」が不可能になるのです。

主人公が空気の無い空間でいるのなら動けるのかとも思いますが、空気中では動けないのです。

つまり、時間が止まると空気が凍り付いてしまうのです。

また、時間が流れないということは動くものはすべて（車とか電車とか）も動かなくなります。

そうしたら、光も動かなくなりますから、時間が止まると真っ暗になります。

ここでもまた、主人公は何も見えなくて動けないということになります。

結局、自分以外の時間が止まるということになっても、自分の意識だけがあるという状態にしかならないのです。

残念！

３・小さくなって

これまた最近のハリウッド映画でアントマンという、縮小ものがありました。

古くはミクロの決死圏という傑作がありました。

ところで、あなたは喫茶店でジュースを飲もうとしてストローを使う時、水滴を吸い上げて手のひらに小さな水玉を落としたことがあるでしょうか？

子供時代によくする遊びですが、あの時の水玉の大きさは直径五ミリ程度ですね。

もしあなたが小さくなって、背の高さが１０センチに縮んだと想像してください。

そうしたら、直径五ミリ程度の水玉はあなたにとってサッカーボールほどの大きさに感じられると思います。

しかし、あなたの身長が１８６センチだとして、普通の生活をしていてサッカーボールほどの大きさの水玉を見かけることがあるでしょうか？

サッカーボールほどの大きさの水玉に、ふとももまで足を濡らした経験があるでしょうか？

ありませんね。

水の表面張力が、サッカーボールほどの大きさにまで水を引き留めるほど強くないからです。

つまり、もしあなたが小さくなって、背の高さが１０センチに縮んだとしたら、水の性質が変わってしまうのです。

水の性質が変わるということは、あなたの体内の血液の性質も変わるのです。

サッカーボールほどの大きさにまで水玉ができるほど、表面張力が強くなります。

これは、水がゼリーのように変化するということです。

あなたが小さくなったとしたら、あなたの内部の毛細血管もその割合で小さくなります。

そのように小さくなった毛細血管の中を、ゼリーのように変化した水や血液は通ることができなくなります。

その結果、死にます。

もしあなたが小さくなったとしたも、脳梗塞や心臓虚血で生きていられなくなるのです。

４・人の心を読んでしまう

これは可能性があります。

でも映画のようなテレパシーで何でも分かるということではないでしょう。

人は誰でも歳を取れば、ある程度心が読めるようになります。

それは他人とともに生きた人生が、そうさせるのです。

その時の環境によって、自分はこう考えた、こう感じた、という記憶が目の前の人の心の動きを予測させるからです。

もちろんそれは、その人のセンスや知能によって、あるいは人付き合いが好きかなどの性格によって、大きく変わります。

もしかしたら、人工知能が発達することで、「人の心を読んでしまう」は１０年もしないうちに可能になるかもしれません。

その結果、恐ろしい未来が訪れるかも知れません。

まとめ

透明人間になるとか、時間を止める能力を持つというのは、よく考えるとハードルが高いことがわかりました。

これは物理的制約、つまりハードウエア関係の革新は技術的飛躍が必要だということなのでした。

それに対して、人の心を読むというようなソフトウエア関連は、意外と簡単だということが理解できました。

このような技術は、その人のセンスや知能によって、あるいは人付き合いが好きかなどの性格によって、結果が大きく変わります。

そして詐欺などの経済犯罪のほとんどは、人心を読むことに通じている人が創りました。

もしかしたら、人工知能が発達することで、「人の心を読んでしまう」は１０年もしないうちに可能になるかもしれません。

人工知能が悪人の手に渡ったら、ＳＦ映画が現実になることが確実です。

これを逆に言うと、あなたが人工知能ほどの知識を手に入れるなら、人生の可能性が広がるということではないでしょうか？

お勧め記事

超能力で人の心を読み、馬鹿にされる人生からサヨナラできる方法（※無料）があったら知りたいですか？はい、ぜひ！

「超能力（超頭脳力）で、頭を良くして３ランク上の人生を送る方法」※無料があったら欲しいですか？はい、ぜひ！

超能力で株価や地震を予知し快適な人生を送る方法を知りたいですか？はい、ぜひ！

************************************************

筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

メールマガジン「脳科学で願望実現を可能にする実践講座」

お金儲けはもちろん、恋愛成就、仕事の成功、対人関係の克服、夢の実現など、脳科学の見地から、正しい実践方法を伝授いたします。

引き寄せの法則や社会的洗脳の仕組みなどを正しく理解し、具体的な実践としての、誰にでも導入できる瞑想方法や自己催眠を詳しく解説します。

毎日1話、第一話から進んでいく無料メール講座です。

早い方は1ヶ月で効果がでます。登録はとても簡単で下記フォームにメールアドレスを打ち込むだけ。

このご縁をきっかけに皆さまの人生が拓けますことを祈念もうしあげます。