記憶術通信講座はまだやるな！記憶の学校では教えてくれない脳の秘密とは？

2021/02/20 2021/05/01

記憶術通信講座で楽に暗記できる、

本当に記憶できる方法が学べると思っている人は多いです。

そういう人は「記憶術の暗黒面」も知っておいた方がいいかも知れません。

通信講座と言っても、記憶術は高いですから（150,000円～　　　）

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私はアフィリエイターではないので、業者に配慮しない記事が書けます。

あなたは「記憶術の暗黒面」も知ってから、通信講座を検討しても遅くないかもしれません。

この記事であなたが得すること（目次）

1.記憶術通信講座やるな！業者が教える記憶術の中身

2.記憶術通信講座やるな！業者も知らない記憶の話

3.記憶術通信講座やるな！無料情報で記憶術が使える

この記事の信憑性

・ノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明

・カーネマン理論を記憶術業者は知らない

・脳科学理論でわかる「記憶術の暗黒面」

1.記憶術通信講座やるな！業者が教える記憶術の中身

記憶術教室には大きく分けて二種類あります。

1・瞬間記憶術（写真記憶術）

2・記憶術場所法応用型

瞬間記憶術は見たものを直接脳内に取り込む、写真のように記録して後でそれを見る方法です。

ゴルゴ式などが有名です。

しかし、私の経験から言うと「そういう生まれつきの才能」がないと無理です。

生まれつきの映像記憶がない人は、やらない方がいいと思います。

というのは受講料が、50万円からと、高いのです。

2・記憶術場所法応用型

ほぼすべての記憶術教室はこの方法です。

これは場所法と言い、古代ギリシャ人のシモニデスが発明した方法が元になっています。

場所法（シモニデス法）

約2500年前、シモニデスがパーティー会場にいたとき、使者が来てシモニデスは外に出ました。

その時大地震が起きて、会場にいた人はぺっちゃんこになってしまいました。

掘り起こしましたが、誰がいたのかもわかりません。

そこで唯一の生き残りであるシモニデスが呼ばれました。

シモニデスは記憶を探って「このテーブルにいたのは誰と誰、こちらは誰と誰」と思い出すことができました。

そして全員誰か、判明したのでした。

この方法がシモニデスの記憶術となりました。

シモニデスの記憶術とはテーブルと人、つまり「場所」と「記憶したいもの」を結びつける方法です。

ですから別名、「場所法」と呼ばれます。

大野式記憶術は場所法を採用していることで有名です。

場所法のやり方は、例えばあなたが学校までの道のりを思い出すとします。

そこには1「交番」　2「花屋」　3「信号」　4「八百屋」があったとします。

記憶したいものが　「泥棒」「オレンジ」「馬」「歯ブラシ」だとします。

「場所」と「記憶したいもの」を結びつけます。

1「交番」なのに泥棒が入っていた

2「花屋」の窓ガラスにオレンジをぶつけてぶちゅっと潰れた

3「信号」で馬が信号無視して駆け抜けた

4「八百屋」の大根に歯ブラシを刺したら親父さんが怒った

みたいな物語を創ります

そうしてあなたが学校へ行く道のりを頭の中で思い出すと、これらのエピソードが思い出されて記憶できるという方法です。

ほとんどの記憶術教室はこの場所法または、これの派生法を教えています。

例えば自分の頭の中に巨大な宮殿をイメージして、そこの無数の部屋にアイテムを記憶する方法を教えるところがあります。

この方法は「記憶の宮殿」とか「イメージパレス法」とか呼ばれます。

場所法（シモニデス法）の欠陥

ほとんどの記憶術講師・業者は「場所とアイテムを組み合わせて物語を創る」ことが記憶術の要諦だと考えています。

そして受講生にそう教えています。

この教えには欠陥が少なくともふたつあります。

1.物語を創るにはものすごい脳が疲れる

2.物語を創るだけでは記憶できない

「物語を創るにはものすごい脳が疲れる」の説明をします。

本を一日で読める人は多いです。

しかし、本を一日で書ける人はいません。

普通の暗記法、例えば英単語をひたすら読むような方法は、脳から見ると「本を読む」のと同じです。

それに対し、物語を創るというのは、脳から見ると「本を書く」のと同じです。

あなたが本を書いたことがあるならわかると思いますが、素人が本を書くとなると最低6か月かかります。

ここから考えると、これまでの暗記の疲れ方の何十倍も「物語を創る」とき脳が疲れることになります。

次に、

「物語を創るだけでは記憶できない」を説明します。

あなたは生まれてからこれまで数多くの映画・ドラマを観て、多くの漫画・小説を読んだはずです。

そのすべてを覚えていますか？

覚えていないでしょう？

だから「物語を創るだけでは記憶できない」のです。

あなた自身が、知っていることです。

ではどういう物語なら覚えているでしょうか？

それは面白い物語です。

ですから「面白い物語を創れる記憶術」なら記憶できるのです。

しかし面白い物語を造るのは容易ではありません。

それは面白い漫才の台本を書くようなものです。

ただでさえ物語を書くのは疲れるのに、面白いとなればなおさらです。

しかし面白い漫才の台本みたいに面白いものができなければ、記憶することはできません。

先の例でも「「交番」なのに泥棒が入っていた」のは泥棒だから面白いのであって、おまわりさんだと当たり前すぎて面白くありません。

これが場所法を応用した記憶術の欠陥です。

次に欠陥のない記憶術の原理を説明します。

2.記憶術通信講座やるな！業者も知らない記憶の話

ここからの話は大切ですので、この章だけは読んでください。

大ヒットした刑事ドラマ「相棒」は最初、杉下右京と亀山薫の物語でした。

頭脳明晰沈着冷静な杉下右京と、亀山巡査部長の行動力でどんな難事件も解決します（ここからは亀山刑事と呼びます）。

さてここからが大切な話

ノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明します。

カーネマン博士によると脳には二つの情報処理・記憶の仕組みがあります。

それらは「システム1」「システム2」と呼ばれます。

この二つはどう違うのでしょうか？

再び相棒の話。

被害者が事件を解決してもらうためには、杉下右京に会わねばなりません。

杉下さんに会えれば、どんな難事件も解決ですが、この人は部屋の奥で紅茶を飲んで出てきません。

そこで被害者は亀山刑事に被害を訴えて、亀山刑事が「よっしゃあ！」と言えば杉下右京に会えます。

この時被害者が若い女性で、泥だらけで、涙ながらに亀山刑事に訴えれば、熱血漢の亀山刑事が「よっしゃあ！」と言うのが目に見えています。

しかし被害者がフチなし眼鏡をかけた、エリートサラリーマンタイプだったら、亀山の嫌いなタイプなので杉下右京には会えません。

この場合、杉下右京は動かず、事件は解決しません。

おわかりでしょうか？

特命係の部屋が人間の脳だとすると、杉下右京とは「システム2」なのです。

そして亀山刑事が「システム1」であって、ここを通らないと「システム2」には行けません。

亀山刑事は熱血漢で、杉下に会わすかどうかは、理論的に判断せず、感情的です。

人間の脳もこれと全く同じです。

「システム2」は杉下右京で、情報を管理処理・記憶する役目です。

そして杉下右京はコンピューター的な感じです。

それに対し、「システム1」亀山刑事は、感情的に物事を判断します。

しかしその感情判断を通過しないと、杉下右京「システム2」には行けません。

これがすなわち、「記憶できない」ということになります。

「システム1」は、別名脳の門番です。

記憶できない時の脳

ここで元に戻って記憶術の話

先に記憶術教室の講師は、物語を創るとことが記憶術だと思っていると言いました。

しかし本当は情報を面白く加工することが記憶術の本質で、物語にしているのは面白くしやすくするためだったのです。

なぜ面白くしなければ記憶できないかと言うと、脳の門番を通過できないからです。

脳の門番は亀山刑事みたいに、感情的な情報だと通過させるのです。

試験勉強で覚えるべきことは無味乾燥で面白くありません。

ですから記憶術でこれを「面白く加工」すれば、「システム2」に送ることができます。

そうすれば杉下右京がすいすいと事件を解決するように、記憶することができるのです。

これがノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明する、記憶術の本質です。

つぎにカーネマン理論に適った記憶術のやり方を説明します。

3.記憶術通信講座やるな！無料情報で記憶術が使える

ここからは無料でカーネマン理論に適った記憶術のやり方を説明します。

記憶術場所法は使えないという話をしました。

なぜ使えないかと言うと、ふたつの理由です。

1.脳が疲れる

2.面白くするという考えがない

「面白くするという考えがない」という欠陥はすぐに解決できます。

面白くすればいいのですから

しかしそうすると、ますます脳が疲れるのです。

そうは言っても、記憶術（情報を面白く加工すること）は有効なのです。

あなたも記憶術を使ってみたいと思っているはずです。

問題点を解決する方法があります。

それを説明します。

答えは簡単。

覚えるポイントを絞って少なくすることです。

こうすれば、脳が疲れる度合いが非常に少なくなり、使える記憶術になります。

だいたい記憶術講師たちは「記憶術が大好き」なのでなんでもかんでも記憶術を適合させようとします。

その結果、ふつうの暗記法の方が、早くてかんたんだったということになりがちです。

多くの人が記憶術を習って、結局やめてまうことは、なんでもかんでも記憶術を適合させようとする記憶術講師たちが原因です。

ポイントを絞った記憶術のやり方

例で説明します。

日本史

江戸時代末期の幕府の改革

享保の改革

田沼時代

寛政の改革

天保の改革

日本史のテストでよく問われるのは「似たような歴史的事柄の些細な違い」です。

多くの人は「享保の改革」とか「寛政の改革」みたいな名称はすでに覚えていることが多く、ここは記憶術の必要はありません。

それぞれの年号は、よくある語呂合わせ式の暗記法を使えば覚えられます。

ここで覚えるべきは、それぞれがどの時系列で存在したかと言う順序なのです。

順序を最初に思い出せれば、大まかな歴史の流れがわかります。

そうわかれば覚えるべきは「キタカテ」です。

時系列でそれぞれの頭文字を繋ぐと、「キタカテ」になります。

キ　享保の改革

タ　田沼時代

カ　寛政の改革

テ　天保の改革

*****

江戸時代後半の幕府の改革は熾烈をきわめ、庶民には反発が広まっていました。

中でも南町奉行所は強引なやり方で市民を苦しめるので、嫌われていました。

ある時、奉行所どうしの武術大会が公開であり、大勢の市民が見物に来ました。

北町奉行所と南町奉行所の対戦では、江戸市民から声が上がりました。

「キタカテ　キタカテ」

**********

このようにどうしてもこれだけは覚えていなくてはならないことを、物語にすれば記憶できます。

もちろん、面白い物語でなければなりません。

このように思い出すときの中心になるものを「中心議題」と言います。

記憶術で大切なものは「中心議題」です。

それをマインドマップで表すとこういう形になります。

しかしそれはその物事のマインドマップとは違うということが肝心なところです。

記憶のための「中心議題」と、その物事のマインドマップとは違うということを理解することが記憶術の極意なのです。

覚えたいもの　794　平安教

覚え方　なくよウグイス平安京

中心議題　ウグイス　ウグイスの絵を思い出せれば「なくよウグイス平安京」が思い出せる

まとめ

1.記憶術通信講座やるな！業者が教える記憶術の中身

業者が教える記憶術はほとんどが記憶術場所法

2.記憶術通信講座やるな！業者も知らない記憶の話

カーネマン理論の「システム1」「システム2」

「システム1」は亀山刑事「システム2」は杉下右京

3.記憶術通信講座やるな！無料情報で記憶術が使える

思い出すときの中心になるものを「中心議題」と言う

記憶術で大切なものは「中心議題」

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記憶術通信講座で楽に暗記できる、