英語ができても金持ちになれない。金持ちのコミュニケーション能力とは？

どうでしょうか？

金持ちになるのに英語ができるというのは、必要条件なのでしょうか？

確かに外国語が喋れる人って、カッコいいしお金持ちらしい雰囲気がでるような気がしますね。

英語が得意だからそれを生かせるかと学生も多いし、卒業で専門学校で英会話とか迷う人も多いです。
それに、英語ができるとカッコいい！

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１・日本人はなぜ英語ができないか？

ずばり、言います！

中学校の英語教育がだめだからです。

特に日本人は正確さにこだわりすぎる欠点があります。

それがブロークンでも通じればよし！というアメリカ人との感性に合わないのです。

逆にいうと、イギリス英語とは通じるところがあります。

とにかく、英語はツール。

めちゃくちゃでも、通じること・使えることが第一なのですが、テスト結果優先の日本の中学英語がだめにしている原因です。

２・中学英語のダメなところ

それはジスイズアペンです。

これの何が問題か？

それはbe動詞を、最初に教えることに問題があります。

どういうこと？と思われるかも知れませんが、大事なところです。

be動詞はもっとも使われる動詞ですが、同時にもっとも変わった動詞でもあります。

それはbe動詞の疑問文に表れます。

This is a pen

Is this a pen ?

be動詞の疑問文では、be動詞が先頭に来て主語と動詞が反対になると、疑問文です。

これが、特別です！

普通の動詞では、疑問詞を文章の最初に付けるだけで疑問形になります。

She goes today.

Does she go today?

あるいは
Where does she go today?

主語と動詞が反対になると、疑問文になるのはbe動詞だけで、これは特別な形なのです。

この特別な形、特別な動詞を英語の授業の一番最初に習うので英語が混乱します。

あなたは「猫だまし」という相撲の技を知っていますか？

猫騙し（ねこだまし）とは相撲の戦法の一種。

立合いと同時に相手力士の目の前に両手を突き出して掌を合わせて叩くこと。

相手の目をつぶらせることを目的とする奇襲戦法の一つ。

相手に隙を作り、有利な体勢を作るために使われる。

be動詞をいちばん最初に習うのは、相撲を習う時に猫だましという特殊なワザを最初に習うようなものです。

こういう特殊なものが一般的なものと思い込むことで、日本人は英語が下手になっています。

3・be動詞とは

さらに日本の英語教育は詰め込み式の暗記型で、これも面白くない原因です。

たとえば過去分詞というのがあって、よくわからないままにとにかく暗記させられます。

これもbe動詞の意味がわかると、過去分詞の意味がわかります。

be動詞とは、天秤秤（てんびんばかり）なのです。

そして、過去分詞が受動形そのものです！

映画の題名で説明します。

ジョン・トラボルタ主演のブロークン・アローという映画がありました。

Broken arrow

ですが、これをネット翻訳すると「折れた矢」となります。

しかし折れたのは原因がありますから、これは本当は「折られた矢」が正しいのです。

そうすればBroken arrowが、「折られた矢」ですでに受動形です。

過去分詞が受動形そのものです！

ところが中学英語の教科書では、受動形はbe動詞+過去分詞です。

この公式が間違いの元！

be動詞とは、天秤秤（てんびんばかり）なのです。

つまりbe動詞の両側にある単語などが示すものが「等価」というのが、be動詞です。

This is a pen.

「This」と「 a pen」が等価。

この天秤秤に乗っているものが等しいという意味。

「The weight　of  this book」 is 「500 grams.」

４・受動形とは？

be動詞の両側にある単語などが示すものが「等価」というのが、be動詞です。

This is a pen.

「This」と「 a pen」が等価。

This arrow is a broken arrow.

「This arrow」と「 a Broken arrow」が等価。

日本語にすると、「この矢」は、同じです、「折られた矢」と。

では誰が折ったか？

それが、by him　とかいう部分です。

This arrow is a broken arrow by him.

arrowが重なるので、2回目のarrow(a arrow)は省略されます。

その結果が、

This arrow is broken by him.

こんなのもあります

５・be動詞の疑問文

be動詞の疑問文では、be動詞が先頭に来て主語と動詞が反対になると、疑問文は間違いです。

まず日本語で説明すると、

イエスかノーか？　これはペンです

カッコつきにすると

（イエスかノーか？）は同じ（これはペンです）

英語にすると

（Yes? or No?) is (This is a pen)

（Yes? or No?)　は疑問文でいつも使われて言わなくてもわかるから、次第に省略されます。

そのとき語尾のアクセントをあげて、疑問文だと示すようになります。

（発音しないYes? or No?) is (This is a pen)？

つまり　Is (This is a pen)？

is  が2回使われるから、後の方を省略します。

すると、・・・

Is this a pen ?

疑問文でもbe動詞とは、天秤秤（てんびんばかり）なのです。

まとめ

金持ちになるのに英語ができるといいのかという質問は、情報格差がカギでした。

中学校英語が諸悪の原点です。

情報格差とは、誤解を恐れずにいうと「だます」ことです。

相手をだますには、高いコミュニケーション能力が必要です。

そして英語のコミュニケーション能力をいかに高めても、日本人ではハイスクールの学生以下にしかなりません。

そうであるなら、「まず日本語のコミュニケーション能力」を高める方が優先事項だという結論になります。

まず、日本語で多くの人をだませるレベルになろう！

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精神工学研究所
　　　　山西　茂

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