英語の英才教育ではお金持ちになれない理由と対策。

どうでしょうか？

金持ちになるのに英語ができるというのは、必要条件なのでしょうか？

確かに外国語が喋れる人って、カッコいいしお金持ちらしい雰囲気がでるような気がしますね。

英語が得意だからそれを生かせるかと学生も多いし、卒業で専門学校で英会話とか迷う人も多いです。 それに、英語ができるとカッコいい！

じつはその質問の答えは意外なものでした。

あなたはこの文章を読み進めることで、お金儲けの基本的なことがわかるようになれます。 それはこれまであなたが考えたことがないようなことかも知れません。

それを知って初めて、外国語が喋れる人はお金持ちになれるかどうかがわかります。

金儲けとは情報格差なのです。

情報格差とは、簡単にいうと「だます」ことです。

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１・金持ちになるのに英語が必要？

ある調査では、英語が必要という結果がでています。

「「英語力と年収」の関係についてアンケート調査を行った。

調査対象は英語ができ、かつ仕事をしている全国の30代、40代の男女。

“英語ができる”といっても、なにか物差しが必要である。

ビジネス英語の評価基準になっている「TOEIC(R)テスト（以下、TOEIC）」は、海外部門で働く人の平均スコアが757点となっている。

そこで、760点を一つの目安としてみた。このレベルに合わせ、TOEFL540点以上、英語検定準一級以上のいずれかを持つ人にアンケートを実施した。

　すると「英語ができる人の年収は、同年代の平均的な年収よりも高い」という結果が出たのである。

平均年収との差、なんと209.4万円！

「やはり英語が話せるグループと、一般のグループでは、年収に相当差がありますね。 労働経済学では年収はその人の労働の価格。賃金は労働を供給する側と需要する側の関係で決まる。 だから英語が喋れる人の年収が高いということは、雇う側が『英語力』に高い対価を払ってもいいと思っているということ」

「英語にインセンティブ（報奨物）がある」のは間違いない。

「01年の数字を使った調査と、8年後の今回の調査が同じような結果だった。おそらく再調査をしても、英語が話せるほうが高くなるでしょう」

これだけ見ると、英語と高収入には明確な関係があるようです。

２・こういう意見もある

数年前から、日本で重要視されている「英語」

いつか、小学校でも取り入れられると噂されていましたが、 日本でもとうとう2011年4月から年間35時間、小学校5・6年生で英語の授業が必修化されました。

その狙いは、外国語を通じて、異言語や異文化について体験的に理解を深めて、 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力を養う為なのです。

今の世の中、社会に出たら英語に触れ合う機会や、必要になってくる事が多いので早くから英語をやることは子供のためになります。 そして、教師の方は、教材準備や英語環境作りでますます忙しくなり、また、一層の英語力が求められるでしょう。

2000年頃から増え始めた幼児の英会話スクール。 最近では存在が当然のようになりましたが、不況の影響で、NOVA・ジオス破たんなど英会話市場にはあまり嬉しくないニュースがありますが、子どもの英語教育に関しては市場も頑張ってもらいたいです。

英語の義務教育必修化だけでなく、手軽に誰でも英語教室に幼児期から通えるようになれば、国際社会においても日本が目立つ確率がグンと上がると思います。

３・本当に英語ができるレベルとは？

ある教授によると、小学校時代から英語を習った子どもは中学時代になると、 「1.be動詞の間違いが少なくなる」「2.外国人とのコミュニケーションに積極的になる」という2つの進歩を見せたと言います。

しかし、日本人は英語を母国語の様に喋る、フィリピンやカナダのような社会環境では育ちません。

そうしてもそういう国の人のようには、英語の微妙なニュアンスが理解できないことがあります。

こういう話があります。ある総理大臣は英語が大得意だったそうです。

そこで各国の指導者との会合では、通訳を使わず英語で会話して交渉を進めるスタイルだったのです。

しかしその外交結果は、日本に不利になるものばかりでした。

英語ができると、外国びいきになる傾向が日本人にはあります。 舶来のものに弱いのです。

これは英語ができることの、弊害です。

こういう話もあります。

吉田茂総理は、英語が喋れなかったので、いつも通訳を介して外交交渉していました。

しかし、本当は吉田首相は英語が堪能だったという噂があります。

じつは通訳を介して交渉するということは、通訳している時間に「自分が交渉内容について考える」ことができるので、そうしていたということです。

そうやって時間稼ぎをしていたというか、交渉がいかに日本に有利になるように進めるかが、最優先課題であると感じていたとみて間違いありません。

英語ができるとそれをひけらかしたいものですが、交渉は自分に有利になるように戦術を考えることで勝利できます。

英語は道具にすぎないのです。

４・英語の才能をいかすとは

学校で英語の成績が良かったという人は大勢いますが、それを社会に出て役立てている人はほとんどいません。

あなたの学生時代「学校で英語の成績が良かった同級生」で、翻訳家や通訳としてバリバリ働いている人を知っていますか？

ほとんどの人は、その才能を社会に出て役立てていません。

ではあなたの学生時代「学校で野球やサッカーのうまかった同級生」がいたと思います。

そういう同級生で今、プロとして活躍で来ている人を知っていますか？

ほとんどいないと思います。

プロスポーツ選手になったというレベルでも、ほとんどいないと思います。

スポーツのようなものに例えると、よくわかると思います。

これが「学校で英語の成績が良かったという人は大勢いますが、それを社会に出て役立てている人はほとんどいません」の理由です。

簡単に翻訳家や通訳としてバリバリ稼ぐことは、生半可な英語の力ではできないのです。 じつは通訳になるには、長距離の移動に耐える能力や、時差ボケしにくいなどの、英語以外の能力も必要です。

近所の草野球でホームランを打てても、プロ野球からスカウトが来ないのと同じです。

５・金持ちになるのに必要な能力とは

金儲けとは、簡単に言うと「情報格差」です。

情報量の多い人が、情報量の少ない人のお金を奪うことができます。

これが基本！

たとえば昔、タバコ屋のおばあさんというのが、街角の小さなタバコ屋にいました。 そのおばあさんは、タバコを売って多くのお父ちゃんからお金を吸い上げていました。

あの街角のタバコ屋のおばあちゃんは、多くのお父ちゃんより情報量が多かったのでしょうか？

そうです！

ほとんどのお父ちゃんは、その「タバコ屋のおばあちゃんよりタバコを安く仕入れる方法」を知りませんでした。

だから「タバコ屋のおばあちゃんは、それを販売してお金儲けできていた」のです。

タバコの仕入れという一点に関しては、タバコ屋のおばあちゃんの情報量が大きかったからです。

すなわち「自分の情報量が少ない」と感じている人は、「自分よりさらに情報量が少ない人」を見つけることで金儲けできます。

すなわちこれが詐欺商法の原理です。

詐欺に引っかかる人のほとんどは、高齢者か学生なのです。

それではこの原理を英語の能力に置き換えて考えると、意外なことがわかります。

日本人の英語能力はどう頑張っても、アメリカ人・イギリス人にはかないません。

大学の外国語学部出たぐらいのレベルでは、アメリカ人・イギリス人のハイスクールの学生以下でしょう。

これでは相手を圧倒する情報格差を獲得することはできません。

普通の野球やサッカーがうまい高校生では、プロ野球選手に勝てません。

同様に大学の外国語学部出たぐらいのレベルでは、アメリカ人・イギリス人のハイスクールの学生に勝てないと考えて間違いありません。

情報量が相手の方が上です。

情報量が相手の方が上だというのに、どうやって金儲けができるでしょうか？

すなわちこれが下の疑問の答えなのでした。

「学生時代「学校で英語の成績が良かった同級生」で、翻訳家や通訳としてバリバリ働いている人がいるか？」

まとめ

金持ちになるのに英語ができるといいのかという質問は、情報格差がカギでした。

学生時代「学校で英語の成績が良かった同級生」が、その能力を活かして金儲けするには、自分より英語能力の圧倒的に劣る客を見つけることです。

つまり、「幼児向け英会話教室」がその答えです。

最初の方にあった文章を思い出してください。

「英語の義務教育必修化だけでなく、手軽に誰でも英語教室に幼児期から通えるようになれば、国際社会においても日本が目立つ確率がグンと上がると思います。」

「幼児向け英会話教室」の教師として、普通の主婦を募集する広告を目にしますが、あれはこういう原理に基づくのです。

情報格差とは、誤解を恐れずにいうと「だます」ことです。

相手をだますには、高いコミュニケーション能力が必要です。

そして英語のコミュニケーション能力をいかに高めても、日本人ではハイスクールの学生以下にしかなりません。

そうであるなら、「まず日本語のコミュニケーション能力」を高める方が優先事項だという結論になります。

まず、日本語で多くの人をだませるレベルになろう！

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精神工学研究所
　　　　山西　茂

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