ジャニー喜多川の人生とは？

昭和6年

ジャニー喜多川は、1931年10月23日生まれ。

日本で言うと昭和6年です。

日本名は喜多川 擴（きたがわ ひろむ）。英語名はジョン・ヒロム・キタガワだそうです。

ロサンゼルスで生まれたという記述もあったりしますが、日本で生まれ育ったらしいです。

なぜアメリカと日本の両方で生活したかというと、意外な理由でした。

それは？

1・アメリカ暮らしの理由

父の喜多川諦道は仏教の高野山真言宗米国別院の僧侶だったのです。

1933年に喜多川一家は日本へ移住し、大阪府大阪市での生活になりましたが、やがて母親が亡くなります。

太平洋戦争が勃発すると子供達だけで和歌山県へ疎開してその後16歳まで日本で育ちます。

満年齢16歳であった1947年に子供達だけでロサンゼルスへ移動します。

なぜ、子供達だけでロサンゼルスへ？

父親との仲が悪かったのでしょうか？理由はわかりません。

ロサンゼルスの高校を卒業後、姉と同じロサンゼルス・シティー・カレッジに進学します。

1950年に美空ひばりが育ての親・川田晴久と共にアメリカ公演を行った際、現地で公演の手伝いをします。

この経験が後の芸能プロダクションの設立に生かされたのかもしれません。

1952年に再来日し、アメリカ軍関係の仕事につきます。

アメリカ合衆国大使館軍事援助顧問団（MAAG）の職員として勤務していました。

その時行ったある行動が、ジャニーズ事務所設立につながります。

その行動とは？

ジャニーズ事務所本社ビル

2・野球チーム

東京都渋谷区・代々木の在日米軍宿舎「ワシントンハイツ」にて、近所の少年たち約30名で構成された少年野球チームのコーチをすることになります。

草野球チームで名前が「オール・ヘターズ」

その後「ジャニーズ」というチーム名になります。

ある日、雨で野球の練習ができなくなり、このチームのメンバーの中から渋谷区立代々木中学校の生徒4名を選抜し映画館に連れて行きました。

そして、そこで観たミュージカル映画『ウェストサイド物語』に一同感動したのでした。

それでエンターテインメント事業を興業することを決心します。

1962年（昭和37年）4月、自身が結成させた野球チームのメンバーである4名の少年により最初のグループであるジャニーズを結成したのでした。

ジャニー喜多川、当時31歳

以下ウイキペディアより

「最初は東京都豊島区・池袋西口にある芸能プロダクション「新芸能学院（現：名和プロダクション）」に在籍をしていたが、1962年（昭和37年）6月にジャニーズ事務所を創業した。

創業当初は渡辺プロダクションと業務提携し渡辺プロを窓口としていたが、1965年（昭和40年）には事務所が正式に構えられる」

創業期のスター郷ひろみ

3・快進撃

「先行する大手プロダクション群を凌駕し始めたのは1980年代に突入してからである。

ジャニーズ事務所の始まりは、事務所黎明期である1967年デビューの「フォーリーブス」、1971年デビューの「郷ひろみ」らに始まる。

郷は1973年には新御三家と呼ばれるなど、一躍トップアイドルの仲間入りを果たす。

だが1975年、ジャニー喜多川からの過度な寵愛に反発してジャニーズ事務所を退所し、設立4年目のバーニングプロダクションを選択して移籍した。

フォーリーブスは1978年に解散している。

※注　「郷ひろみ」1971年デビュー時に、1931年生まれのジョニー喜多川は、40歳

「1980年代には、「たのきんトリオ」・「シブがき隊」・「少年隊」などの3人組アイドルをデビューさせた。

しかし、いずれも人気を得たものの、数年間のアイドル活動後は個人での活動に移行していった。

1987年には、7人組アイドルグループ「光GENJI」をデビューさせた。

光GENJIはローラースケートで踊りながらアクロバティックなライブを行うという、これまでにない革新的なアイドルグループとして注目され、非常に大きな成功を収め、現在の男性アイドルグループの基礎となった。

しかし活動期間は8年と、現行のアイドルと比較してやや短命に終わった」

その後「スマップ」や「嵐」「V6」「キンキキッズ」「TOKIO」らの成功で、芸能界に燦然と輝く一流芸能プロダクションになります。

死後のスキャンダル

2019年（令和元年）6月18日、午前11時30分ごろ、自宅で体調の異変を訴え、救急搬送されます。

7月9日午後4時47分、東京都渋谷区の日本赤十字社医療センターで亡くなりました。

以下ウイキペディア

「2023年4月13日号の週刊文春は、元ジャニーズJr.の岡本カウアンが実名顔出しで登場。

中学生の頃、東京での仕事が終わり複数のJr.メンバーとジャニー喜多川の家に泊まることになった。

食事を済ませた後にジャニー喜多川が近づいてきて肩を揉まれ「カウアン早く寝なよ」と言われた。

この「〇〇早く寝なよ」は今日のターゲットという意味であり、他のJr.にも聞かされていた話だという。

言われた側はジャニー喜多川の寝室等、近くで寝ないと翌日機嫌が悪くなるという。

そしてカウアンが寝る部屋には3つのベットがあり他のメンバーも寝ていた中、カウアンは性被害を受けた。

翌日は何事もなかったかのように挨拶され一緒に仕事先へ向かうことになりエレベーター内で1万円を渡された。

また性被害は計15回もあったとして動画の証拠も持っているという」

元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏

まとめ

巨万の富と名声を手に入れたジャニー喜多川の人生でしたが、本人は「さみしい人だった」のではないかと想像します。

若い時から同性愛者であることに引け目を感じていたのかもしれません。

父親が僧侶であったことから、同性愛者に対する父からの偏見があった可能性もあります。

郷ひろみさんがジャニー喜多川の過度な寵愛に反発してジャニーズ事務所を退所したという記述がありました。

フォーリーブスの北公次さんも、著書の中で「自分はジャニーさんのお気に入りでいつも一緒に寝ていた」と書いています。

その後の数百人にも及ぶとされる未成年者への性的暴行がカウアン氏から語られています。

肉体をもてあそぶことができても、「心を独り占め」できないという劣等感・孤独感がジャニー喜多川の心にはあったような気がします。

子供を性愛の対象にする心理をペドフィリアといいます。

なぜ子供を性愛の対象にするかというと、深層心理に「大人の異性や同性を恐れる気持ち」があるからだとされています。

ジャニー喜多川の同性愛のペドフィリアは、大人を愛することができない心理の表れだと思います。

心の奥に「自分を本当に愛する人なんかいない」という気持ちがあったのではないでしょうか？

郷ひろみが去り、北公次が去った時、その思いが一層強くなったのかもしれません。

そしてジャニーズジュニアを身辺にはべらす、ハーレム生活が始まったのではないかと想像します。

読むべき記事

ついに暴かれたジャニー喜多川の夜の手口、12歳の子供までが毒牙に？

彼の会見での発言によりますと、

「2016年にジャニーズ事務所を辞めるまでに、合計で15回から20回ほどジャニーさんから性的被害を受けました」

「（性的被害を受けたと）はっきりわかるのは、3名ほど。僕以外に」

「正直ほぼ全員だと思ってるので、僕的には」

「やっぱり事務所の今のトップの人たちや、事務所自体に認めてほしい」

ということです。

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