精神工学研究所

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知らないと損するあなたが東大クイズ王になれる方法とは?

   

あなたがわかること4つ

 

1.東大クイズ王の考え方の秘密

2.クイズを解く方法(シンプル化)

3.クイズを造る人の仕込む罠とは?

4.最後のどんでん返し(マジすごいよ!)

1.東大クイズ王の考え方の秘密

タイトルは東大クイズ王とやたらに煽っていますが、基本はみな同じです

まず例題クイズをお読みください01

1・15人乗りの観光客船が沈没しかけています

乗員乗客合わせて15人が乗っています

2・船には救命エンジンボートが一艘あって5人乗りです

3・近くに無人島があってそこまで救命ボートで往復9分かかります

4・船の周りには人食いサメがうじゃうじゃいて、海に放り出されたら死にます

5・船が沈むまで20分です

この状態で助けられる人は最大何人でしょうか?

A 8人

B 9人

C 10人

D 11人

E 12人

F 13人

—-

クイズ王ならどう考えるでしょうか?

それは「自分がクイズを造ったとしたら、どういう順番で作ったか?」を想像するのです

そして「解答者がひっかかる仕込みはどこにするか?」と考えるのです

これがクイズ王の考え方です

つまり回答者ではなく、出題者の気持ちになるのがコツなのです

そしてクイズはテスト勉強と同じで解き方のパターンがあります

だから勉強と同じで解き方のパターンを覚えるのです

考えるのではありません(といっても考える部分もありますが)

※解き方のパターンを覚える

02

2.クイズを解く方法(シンプル化)

この問題は結局、往復9分かかる救命ボートをどう使うか?を問う問題です

どう考えても20分で往復できるのは、二回です

そこで、船が沈むまでの時間を20分ではなく、18分にして考えます

そうやって単純に考えると、5人乗り救命エンジンボートが二往復で運べるのは10人です

だから答えは、C 10人

03

3.クイズを造る人の仕込む罠とは?

人の脳はこういう問題を考える時、二種類の思考パターンがあります

1.システマティック思考

2.ヒューリスティック処理

システマティック思考とは問題を論理的に、破たんすることが無いように、注意深く解く方法です

しかしこれは脳が疲れるので、脳があまりやりたがりません

そういう時はヒューリスティック処理という、類型化という思考で簡便な方法をします

しかしシステマティック思考しなければならない時はあるもので、なぜそうするかというとそれが重大な問題である時です

それがうまく解けないと死んでしまうとか、そういう重大な問題である時、問題を論理的に、破たんすることが無いように、注意深く解きます

逆に言うと、脳がそれを重大な問題ではないと軽く見たときは、類型化という簡便な方法を使います

おわかりでしょうか

クイズを造る人の仕込む罠とは、脳をシステマティック思考させないことです

つまりヒューリスティック処理という、ありきたりな思考パターンを採用させることが、問題を解けなくする方法です

思い出してください・・・・

難しいクイズというのがあってあなたがそれを解けない時、答えを見て「なーーんだ!」ということがあったと思います

なぜあなたが「なーーんだ!」というかというと、それが簡単な方法で解けるとわかったからですね

つまりあなたの能力は、その難しいクイズを解く力があるのです

※あなたの能力は、その難しいクイズを解く力がある

それがなぜ解けなかったかというと、脳をシステマティック思考させない方向に上手く誘導させられたからです

※※なぜ解けなかったかというと、脳をシステマティック思考させない方向に上手く誘導させられたから

ではここで先のクイズで「どこがヒューリスティック処理にさせられたか?」を考えましょう

《単純に考えると、5人乗り救命エンジンボートが二往復で運べるのは10人です

だから答えは、C 10人》

ここで見落としているのは、ボートには操縦者が必要だという視点です

それを算数的に単純な問題にすり替えて考えてしまうのが、ヒューリスティック処理の落とし穴です

最初5人が無人島へ行きますが、沈没しかかった船へ帰る時は操縦者が一名必要です

つまりこれはタクシーと同じで、乗車定員より一名少ない人数しか運べないのです

だから最初運べるのは4人です

しかし二回目は、操縦者も生き残る人に加ええるので、この時は5人

合計9人が助かります

B 9人

04

4.最後のどんでん返し(マジすごいよ!)

ここで再び、先の文をお読みください

クイズ王ならどう考えるでしょうか?

それは「自分がクイズを造ったとしたら、どういう順番で作ったか?」を想像します

そして「解答者がひっかかる仕込みはどこにするか?」と考えるのです

前にシンプル化を提案しました

どうせボートは二往復しかできないのだから、沈むまでの時間を20分ではなく18分で考えようという提案です

だとしたらここで、「出題者はなぜ18分ではなく、20分にしたのか?」を今一度検討する必要があります

ここに意味があるのではないかと、深読みするのがシステマティック思考なのです

そして・・・・

それを防ぐ仕組みがヒューリスティック処理への誘い込みです

なぜ人がヒューリスティック処理に誘われるかというと、重大な問題ではないという安心感です

つまり油断とも言いますが、人はホッとするとヒューリスティック処理に誘われるのです

お考えください

最初答えは10人だと単純に考えるが、「いや!それだと易しすぎるぞ」と警戒して本当の答えは9人だと思いつきます

その時「ホッとする」のですね

「どうだ、おれはこの問題解いたぞ」と慢心します

これが油断です

 05

出題者は、ここで一ひねりしています

それはなぜ「出題者はなぜ18分ではなく、20分にしたのか?」と考えさせないようにしているのです

ではなぜ2分の時間的猶予があるのでしょうか?

こういう時は問題の文章を読むとヒントが隠されています

「助けられる人は最大何人でしょうか?」

この文章をヒューリスティック処理的解釈すると、「無人島にたどり着ける人」という意味に思ってしまいます

それも制限時間内に無人島にたどり着ける人という意味に、無意識に思ってしまうのです

しかし往復の時間9分ですから、18分経ったときは救命ボートは沈没しかけの船のところにいるはずです

だったら救命ボートにあと4人乗せることができます

つまり「助けられる人は最大何人でしょうか?」が問うものは、船と共に沈まねばならないのは何人か?でもあるのです

船が沈没するとき、救命ボートに5名乗ることができるので、あと4人救出できます

だから船が沈むまでの時間が18分ではなく、20分の場合は次のようになります

F 13人

kanemochinou

※ここで大事なことをいいます

「だったらどうなんだ!」

難解クイズが解けると、偉い人になったかのように錯覚します

また人から「あの人は頭がいい」みたいな賛辞を受けます

しかしこのようなクイズが解けたからと言って、いったいどうなんでしょうか?

実際に上記のような事件にあなたが遭遇した時、「もうこれ以上は無理!」と言って船と共に沈む二人を助けようとはしないのでしょうか?

人であるなら、そういうことはないでしょう

現実的に考えると、船に積んである何か水に浮くものに2人を乗せて運ぼうと思うはずです

それ以前に定員5人と書いてあっても、6人乗れないかとやってみるというのが現実的です

また船が沈むまでの時間が18分とか20分とか、正確に予測できるものではありません

すなわち、難解クイズが解けても「現実の問題に対応できるかどうか」は別の話なのです

これに気が付けなくなるのが、クイズ王のヒューリスティックです

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