50代だからできる記憶術/50代では無理な記憶術の違いとは？ノーベル賞カーネマン理論で説明

「50代ではできない記憶術」

があるとしたら、最初に知っておきたいですね。

若い人と50歳40歳では、脳の構造が違います。

当然、得意なもの苦手なものも違います。

これまでの記憶術は受験対策用だったので、若い人向けです。

本当は「50代だからできる記憶術/50代では無理な記憶術」があります。

この記事であなたが得すること（目次）

1.50代では無理な記憶術とは？

2.50代だからできる記憶術とは？

3.50代だからできる記憶術の無理のない練習法

この記事の信憑性

・ノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明

・カーネマン理論「システム1」とは？

・カーネマン理論「システム1」を使う記憶術

1.　50代では無理な記憶術とは？

記憶術には二種類あります。

・瞬間記憶術（写真記憶）

・物語記憶術（論理的記憶）

このうち、瞬間記憶術は若い人向けの記憶術です。

じつは人の脳は8歳以前とそれ以降では構造が違うのです。

8歳以前は丸暗記が得意で、その代り論理的思考はできません。

これを「9歳の壁」といいます。

9歳を超えると次第に論理的思考に移りますが、丸暗記や写真記憶の能力は急速に衰えます。

だから暗記は若い時の方が得意なのです。

瞬間記憶術（写真記憶）や暗記型記憶術は、50代では無理です。

2.　50代だからできる記憶術とは？

記憶術の本質を、ノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明します。

脳に情報が入ると、脳は論理的に情報処理し記憶します。

これを「システム2」と言います。

ところが脳に情報が入るとき、論理的に情報処理する前にそれを取り入れるかどうか判断する機能が働くのです。

これが「システム1」です。

その「システム1」の判断基準は、直感的・感情的です。

すなわち「システム1」は脳の門番であって、そこの通過基準は直感的・感情的な基準です。

つまりかんたんにいうと、思白いか/面白くないかで取り入れるかどうか判断するのです。

記憶術にはいろいろな方法があります。

・記憶の宮殿

・語呂合わせ法

・連想結合法

・PAO法

他にも多くの種類がありますが、じつはこれらは同じ方法です。

記憶すべき無味乾燥なものを加工・変換して脳の門番が通過しやすい情報に変えているのです。

そして脳の門番の通過基準は、思白いか/面白くないかですから、通過しやすい情報とは「面白い情報」です。

人の脳に思白いと感じさせる方法でもっとも手軽なのが、物語に変えるということです。

ですから記憶術にはいろいろな方法がありますが、それらはみな「物語に変える」方法なのです。

だから瞬間記憶術（写真記憶）以外の記憶術は、すべて「物語に変える」方法に帰着します。

考えてください。

50代にもなれば多くのことを覚えていて、多くの思い出があると思います。

多くの映画・ドラマを観て、多くの漫画・小説読んだと思います。

ですから50代の方が、若い人より「物語に変える」ことは得意なのです。

ここから考えると、50代には適した記憶術と適さない記憶術があります。

・瞬間記憶術（写真記憶）　無理

・物語記憶術（論理的記憶）適している

3.　50代だからできる記憶術の無理のない練習法

ここでは大変重要なことをいいます。

世の中の大半の記憶術教室や本は間違っています。

記憶術にはいろいろなやり方があって、それを教えることが記憶術教育だと大半の記憶術教室や本は考えています。

それは間違いです。

ノーベル賞受賞者カーネマン理論で考えると明らかに間違っています。

記憶術は記憶すべき無味乾燥なものを加工・変換して物語に加工する技術です。

しかしなぜ物語に加工するかというと、それは「面白くするため」なのです。

脳の門番である「システム1」は、面白いものでなければ通過させないからです。

だから記憶術の本質は「物語に加工する」ことではなく、「面白くする」ことです。

これが世の中の大半の記憶術教室や本は間違っている理由です。

面白くないものは門番が記憶させない

※「面白くするため」の技術とは？

物語に変換するときに、ものや動物に変換することが多いですがこれでは面白い物語は造れません。

「みかん」を「フォーク」で「息子」に食べさせた。

これ、面白いですか？

ものや動物に変換することが多いですがこれでは面白い物語は造れません。

しかし、あなたの好きなものに変換することで、面白い物語が造れます。

あなたが男性であるなら、女性が大好きなはずです。

これは生殖本能に基づく欲望なので強力です。

ですからあなたがＬＧＢＴでないなら、物語に変換するとき異性を主人公にした物語を造るようにすべきです。

それも「魅力的な異性」に限ります。

詳しいやり方は、他の記事に書いてありますので、リンクがありますからお読みください。

まとめ

1.50代では無理な記憶術とは？

写真記憶はできない

2.50代だからできる記憶術とは？

50代は多くの経験があるから物語法は得意

3.50代だからできる記憶術の無理のない練習法

物語法の本質は、「物語に加工する」ことではなく、「面白くする」こと

それは「魅力的な異性」の物語を造ること

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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