日本を悪くしている根源は「電通」高橋治之逮捕

東京地検特捜部が収賄容疑で

逮捕した東京オリンピック組織委員会元理事で、電通ＯＢの高橋治之(はるゆき)容疑者。

東京オリンピックのスポンサーであったAOKIホールディングスの、青木拡憲（当時会長） から数千万円のわいろを受け取ったとしてニュースになっています。

高橋治之は電通時代から、スポーツ関係の利権構造に深くかかわっていて甘い汁を吸い続けた男です。

絶大な権力を持っていたようで、まさかあの高橋が逮捕されるとは夢にも思わなかったと言われています。

1・電通が日本を悪くしている

東京オリンピックの開催が決まった時に、昔からスポーツに関係する利権があって、それが国際オリンピック委員会などにも通じていると言われてきました。

オリンピック開催決定に関しても、日本から多額の裏金で造られたわいろがＩＯＣ理事にばらまかれたと言われていました。

現在のスポーツ界は金まみれ、悪の巣窟と化しています。

そのような利権構造の中で、頂点に君臨したのが高橋治之です。

東京オリンピックの開催が決まった時から、このような裏金やわいろが飛び交っていて汚いお金の犯罪が必ず起きると言われていました。

まさにそれが起きたわけで最初から予想されていたのに、予想通りの展開になったということは、日本のスポーツを取り巻く状況は腐っているとしか言いようがありません。

最初から裏金やわいろが飛び交うと言われていたのに、それを防ぐ手立てが全くなされていなかったわけで、政府や東京都の責任は重いのではないでしょうか？

しかし、そういう責任論は全く聞こえてこず、高橋逮捕で幕を引こうとしているように見えます。

2・なぜ電通は悪の巣窟なのか？

ロサンゼルスオリンピックの時に、旧来の方式を思い切って変更して、商業主義オリンピックの時代を迎えました。

あの時が、スポーツが大金を生む始まりになったようで、黒いお金が流れ込む下地を作ったのだと思われます。

その後、テレビの衛星放送が普及したせいで、ＷＯＷＯＷやＮＨＫの衛星放送のコンテンツとして国際スポーツ大会の放映権が高騰しました。

ＮＨＫ党の立花孝志党首は当時ＮＨＫ職員で、業務でスポーツの放映権を買い付けしていた関係で、恐るべき高騰を目の当たりにしたと言っています。

サッカーのワールドカップの放映権がそれまで数億円だったのが、一気に200億円ぐらいになったそうです。

そういう高騰を謀ったのが、高橋治之だと言われています。

これはほんの一例で、バカ高くなったオリンピックや国際スポーツ大会の放映権に高橋治之は必ず絡んでいたそうで、この人を通じなければ放映権が買えないと思われていたようです。

高橋治之の略歴を、ウイキペディアより

「東京都生まれ。慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、電通に入社。

電通時代は同社スポーツ事業局の中心人物として「日本のスポーツビジネスを変えた男」と言われる。

Jリーグの創設から、成田豊電通社長の下、日本単独開催から日韓共催になった2002年日韓ワールドカップサッカーの経緯にも深く関わっている。

”サッカーの王様”ペレを弟治則のプライベートジェットに乗せて日本に連れてきて、軽井沢で当時の首相中曽根康弘とテニスをさせたこともある。

元皇族の竹田恒治と慶應の同級生であったことから、その弟である日本オリンピック委員会（JOC）会長竹田恆和とも交友関係が長いとされている。

竹田恆和が2020東京五輪パラリンピック招致委員会委員長として、フランス検察捜査当局に汚職容疑で捜査対象になって以降、

竹田と共に電通元専務で同社顧問の高橋治之らを中心とする国際オリンピック委員会（IOC）を巡るロビー活動もクローズアップされている」

つまり高橋治之は「歩く利権構造」のような男なのです。

このような人物を介さなければオリンピック開催や国際スポーツ大会誘致ができない構造になっていて、わいろが乱れ飛ぶことがわかっていながら何の手も打てずにオリンピックが開催されたのです。

新型コロナの流行で東京オリンピックの中止が言われたころに、とにかく開催すると決定されたのは、高橋治之の力によるところが大きかったと言われています。

高橋治之は「歩く利権構造」ですから、政府や東京都の関係者にも現金がばらまかれたせいで、世論を無視して開催された可能性が高いです。

再度言いますが、東京オリンピック誘致の時点で、わいろによる汚職事件が起きるだろうと予想されていたのに、その通りになったということは多くの人がわいろの恩恵に浴したからでしょう。

中国はわいろが乱れ飛ぶ社会だそうですが、ことスポーツに関して日本は中国のことを笑えません。

超高級車ベンツマイバッハなど複数所有する高橋治之

3・他にも必ずある

このような利権構造はスポーツの世界だけでなく、テレビでよく放送される競技や文化的なことの裏に必ずあると想像できます。

一例を言えば、「将棋」です。

「将棋」の話題をテレビ新聞はよく取り上げますが、なぜ他のゲームは報道しないのかと考えるとそこに利権構造があるからでしょう。

さてここで、他にもある大きな利権構造の話をしたいと思います。

これはテレビに関係することなので、電通が噛んでいることは間違いないでしょう。

ひとつは安部元総理の国葬の件です。

これは電通案件だとすでに知れ渡っているので、多くの人が知っています。

もうひとつは、マイナンバーカードの普及促進事業、具体的にはマイナポイントのＣＭです。

連日、マイナポイントのＣＭが流されていてみなさんも目にしたことがあるでしょう。

あれの発注元は財務省です。

そして請け負っているのは、おそらく電通です。

これは財務省がらみの利権構造になっていると思って間違いないと思います。

マイナポイント関係の「歩く利権構造」が暗躍しているのです。

しかしテレビは売れなくなったＣＭ枠を買ってくれるありがたい存在なので、この裏にある闇を追及することは決してありません。

新聞広告のマイナポイントもあるので、新聞も同様です。

予算たっぷり豪華出演者

まとめ

オリンピックは平和の祭典とか美辞麗句の裏で、汚いお金を求めて汚い奴らがうごめく世界に成り果てました。

高橋治之みたいな「歩く利権構造」のような人物が跳梁跋扈していますが、メディアは報道しません。

メディアを牛耳っているので、電通はやりたい放題です。

そういう構造はスポーツ界にとどまりません。

私の予想では、マイナンバーカードの普及促進事業に多額の裏金が飛び交っていると思います。

現在の日本社会は右から左に話を伝えるだけで数億円のお金が入る立場の人物がいる一方で、毎月の数万円の公共料金支払いに四苦八苦している人がいます。

電通は、スポーツ貴族や利権の悪徳業者を生み出す元凶です。

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