なぜ騙されて統一教会の信者になる人が後を絶たないのか？

騙されて統一教会の信者になる人

本日の記事は2017年に書いたものの焼き直しです。

しかし「騙されて統一教会の信者になる人が後を絶たないのか？」をうまく説明していると思い、再掲します。

あなたに、迷信を信じてしまったり、スピリチュアルに惹かれる心理があるのなら知っておかないとまずいことが起きるかもしれません。

サラッと、お読みください。

1・引き寄せの法則ではうまくいかなかった人へ

だまされる人は、今すぐ気づいてください。

なぜ「引き寄せの・・・」という言葉で騙されてしまうのか？

「引き寄せの法則はある！」と固く信じている人にも、ためになるお話です。

まず、「引き寄せの法則はある！」と固く信じている人にお尋ねしたいのですが、

それを信じるようになった時を思い出してください。

いつ信じることを始めたのでしょうか？

それを信じ始めた瞬間の心の動きを知ることで、あなたの盲点が見えてきます。

最初に、「起業と引き寄せの法則」について書かれた文章をお読みください。

——————
起業家のための引き寄せの法則

まず、起業家として成功しているところをイメージする。

起業したあなたのビジネスが軌道に乗り、それが当たり前になり、日々の仕事を楽しんでいる姿を思い描く。
その想像は、できる限り詳しく、具体的に、細部まで思い描く。

石を少しずつノミで削り彫刻を形にしていくように、想像力のノミによってあなたの願望が現実と感じられる形になるまで削り込もう。
詳細なイメージングによって起業の成功が現実のものに感じられるようになる頃には、潜在意識にそのイメージが刷り込まれている。
するとどうなるか。

潜在意識は擦り込まれたイメージを現実にするために、あなたが知るべきことを伝えてくるようになる。決めるべきこと、するべきことを明確にしてくれる。
その内なる声に従って行動していけば、想像上に作り上げた成功という名の彫刻を現実世界に展示することができるようになる。

起業家ならではの迷いも、潜在意識が正解を明らかにしてくれるようになる。
「このまま続けるかどうか」「起業するかどうか」……このような判断も、明確な希望とイメージを潜在意識に送り続けると、ふと答えが思いつくようになってくる。

あなたのビジネスが成功した状態を思い描き、一瞬だけ悩みを手放してみる。

その瞬間に、はじけるように進むべき道や問題の解決方法が浮かんでくることが多い。

引き寄せの法則を起業に活用すれば、起業家特有の不安を取り除いてくれる効果も期待できる。

起業にはとにかく不安が多い。事業主になるのは、人生という大海原を小舟で航行するような、頼るもののない心細さがあるものだ。
だが、「これで大丈夫だろうか？」とびくびくしながら迷いを抱えたまま仕事をするより、「大丈夫だ。上手くいく」と思って日々の作業に打ち込むほうが、当然成功の確率は高くなる。

明らかな不安の原因があっても、仕事の効率を上げるためにあえて不安を放っておくというのは、愚者に見せかけた賢者の思考だ。

考えるべき問題については考える。反省すべきことは反省する。対処できることには対処すればいい。
しかし、今そこにない不安まで作り出すのが人間の脳の仕組みだということを知っておこう。

そして実体のない不安でも、意識を集中すると膨張して、思考の力によって実体をあたえてしまうことになる。
いい未来を思い描く。今やるべきことをやる。そして結果は信じて待つ――そういう習慣を身につけたい。
————————-
いい文章ですね。

なにか心に訴えかけてくるものがあり、「よし自分もやってみよう！」と言う気にさせてくれます。

しかし！ここで少し冷静に、この文章を点検してみましょう。

2・騙される人はここが弱い

この文章は、語尾に特徴があります。

上の文章の語尾だけを書き出してみます。

****
イメージする。
思い描く。
削り込もう。
刷り込まれている。
するとどうなるか。

明確にしてくれる
できるようになる。
くれるようになる。
ようになってくる。

手放してみる。
解決方法が浮かんでくることが多い。
効果も期待できる。

心細さがあるものだ。だが
当然成功の確率は高くなる。

賢者の思考だ。
対処すればいい。

知っておこう。
実体をあたえてしまうことになる。

そういう習慣を身につけたい。
*****

おわかりでしょうか。

こういう煽り立てる文章には、作法があるのです。

語尾をこういう感じにすれば、「すぐ」に「誰でも」力強い文章が書けるのです。

3・やってみよう

試しにあなたも上の語尾をそっくりそのまま使えば、「力強い文章」があっという間にかけるようになりますよ！

実際に、行ってみます↓

****
夕食のおかずをイメージする。
今食べたいもの、この空腹のときに思いっきり思い描く。

多くの御馳走を思い描き、

一番食べたいものに削り込もう。
じきに、おなかがグーッとなって、イメージが刷り込まれている。
するとどうなるか。

食べたいものを明確にしてくれる
なんでも食べることができるようになる。
美味しくないものでも食べられるようになる。
今日は美味しく見えるようになってくる。

だが、美味しいものでも手放してみる。
心が欲しい食べ物が得られる、そんな解決方法が浮かんでくることが多い。
ダイエットに対する効果も期待できる。

高い食べ物ばかり食べると、財布に心細さがあるものだ。だが
痩せることは、当然成功の確率は高くなる。

食べものを確保するのは、賢者の思考だ。
お金のことは後で対処すればいい。

しかし、今そこにない不安まで作り出すのが人間の
脳の仕組みだということを知っておこう。

そして実体のない不安でも、意識を集中すると膨張して、
思考の力によって実体をあたえてしまうことになる。
いい未来を思い描く。今やるべきことをやる。
そして結果は信じて待つ――そういう習慣を身につけたい。

*****

これって結局、よくわからないけど力強い語尾に引きずられて

なんか、いいもの読んだ！みたいな気持ちにさせられているだけだと、そうは感じませんか？

つまり、こういう文章の書き方のひな形というか、作法があるのです。

よく考えてください。

なんとなくよさそう、と思わせる文章はこういうやり方で造ることができるのです。

※なんか、いいもの読んだ！みたいな気持ちにさせられている

まとめ

最初の起業煽り文を読んで感激する人は、起業の初心者であるはずです。

つまり起業に対する知識が無い人だと考えて間違いありません。

だから「自分に知識がないことでも、心に強くイメージすれば成功できる」ということを無意識に信じたい人なのです。

上の文章で、

「詳細なイメージングによって起業の成功が現実のものに感じられるようになる頃には、潜在意識にそのイメージが刷り込まれている。」

こう言っていますが、「詳細なイメージング」ができるようになるためには、正しい知識が必要です。

もし、知識もないのに「詳細なイメージング」だけで何でもできるようになるのであれば、プールで練習しなくても泳げるようになる人がでるはずです。

「詳細なイメージング」だけで何でもできるようになるのであれば、誰でも100メートルを9秒台で走れるはずです。

現実にはそういう人は、いません。

ほんわかした文章でじつは何も言っていないのと同じものが、スピリチュアルな世界では多用されます。

「騙されて統一教会の信者になる人が後を絶たないのか？」の答えは、ほんわかした文章を好む人が一定数いるからです。

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