ガーシー逮捕とジャニー喜多川の性暴行 意外な関係とは？

テレビ局のはしゃぎぶり

ドバイに逃げていたとされるガーシーが急遽帰国し、逮捕されました。

この逮捕劇の裏には、警視庁の執念があったとかテレビでは報じられていますが、実際はもっと生臭いものがあったと思われます。

それにしてもガーシー逮捕の一報が届いてから、テレビ局のはしゃぎぶりは尋常ではありません。

その一方で、ジャニー喜多川の少年に対する性暴行はほとんど報じられません。

この違いはいったいなんなんでしょうか？

1・ガーシー逮捕の動き

毎日新聞のウエブサイトより

「動画投稿サイトで芸能人らを脅迫したなどとして、逮捕された元参院議員のガーシー（東谷義和）容疑者（51）が4日、接見した弁護士に「動画を配信したことは事実なので、やったことはやったということで（捜査に）協力する」という趣旨の説明をしていたことが判明した。

ガーシー容疑者は4日夕、滞在先のアラブ首長国連邦（UAE）から帰国し、成田空港（千葉県成田市）で逮捕され、警視庁本部（東京都千代田区）に移送された。

弁護人を務める高橋裕樹弁護士が4日夜、ガーシー容疑者と接見。その後、動画投稿サイト「YouTube（ユーチューブ）」でライブ配信し、接見時の様子を説明した。

捜査関係者は今回の帰国について「（ガーシー容疑者の）自主的な帰国ではない」としており、UAEがガーシー容疑者を国外へ退去させたとみられる」

参議院議員をやめさせられた時のガーシー

2・テレビの報道は？

民放各局はガーシー帰国と逮捕について、第一報はニュースのトップで扱われ、本日のワイドショーでは詳しく報じられました。

しかし、詳しく報じられたといってもおかしなことばかりです。

例えばガーシーが逮捕の要件は、YouTube動画を使って脅迫したという脅迫罪に問われています。

しかしテレビは肝心の「脅迫された人」については全く言っていません。

※肝心の「脅迫された人」は誰？

おそらくは未成年との淫行を暴露された俳優の綾野剛、ウクライナ人女性とのパーティーを暴露された楽天に三木谷社長らが「脅迫された人」でしょう。

そもそも綾野剛の淫行疑惑をガーシーがYouTube動画にアップしたころは、テレビは全くの無視でした。（2022年）

なぜかというと、それはガーシーのYouTube動画をテレビが宣伝することになり、ガーシーに暴露された人にとって避けたいことだったからでしょう。

そして「暴露された人」は、それだけの力をメディアに及ぼすことのできる人です。

その後、堀江貴文氏の説明によると三木谷氏がYouTubeを運営するグーグルに圧力をかけて、ガーシーの動画を見れなくしたそうです。

今もその状態は続いていますので、今回ガーシーの逮捕理由を初めて知った人が動画を見ようとしても見れないのです。

そういう状態になっているので、テレビ局はこぞって「令和の大悪人ガーシー」を取り上げています。

しかし一方で、「ジャニー喜多川の性暴行」には相変わらず触れたくないのです。

ワイドショーのコメンテーターたちがガーシーの脅迫がどれほどひどいことかを説明していますが、そのコメンテーターもジャニー喜多川のジャの字も言いません。

この連中は羞恥心というものがないのだろうと思います。

そもそもジャニー喜多川の性暴行を取り上げたのは、ガーシーの動画が発端です。

それをＢＢＣが見たのかどうかは知りませんが、外圧によらなければジャニー喜多川の性暴行事件は表に出なかったでしょう。

日本はそういう国です。

ところが相変わらずジャニーズ事務所に対する忖度を、各テレビ局が続けています。

BBCが報じた性暴行事件

3・どんどん明らかになるテレビ局の「罪」

ジャニー喜多川の性暴行事件を発端として、ジャニーズ事務所がどれほどアコギなことをしてきたのかが暴露されています。

それによるとジャニーズ事務所のタレントが出る番組に、売れていないジャニーズタレントを抱き合わせで出演させることが常態化していたようです。

また歌番組でジャニーズタレントが出る時は、他の男性アイドルグループは出演しないようにテレビ局に圧力をかけていたことも暴露されています。

以前からそういううわさはありましたが、今回の事件を発端に実態が報じられるようになりました。

かつてダ・パンプの「ＵＳＡ」が大ヒットした時、ジャニーズ事務所が圧力をかけて、テレビ朝日のミュージックステーションに出られないようにしたそうです。

そういう癒着があったので、ガーシーの事件は大々的に報じるが、ジャニー喜多川の性暴行は報じないということになっているのでしょう。

しかしガーシーのやったことと、ジャニー喜多川の未成年大量性暴行事件はどちらがより罪が重いでしょうか？

ガーシーが行ったのは有名人のスキャンダルを暴いたことで、その多くは「真実」だった可能性があります。

ジャニー喜多川のやったのは、世界にも類を見ない未成年大量性暴行事件です。

どう考えてもジャニー喜多川およびジャニーズ事務所の方が罪は重いと思われます。

おそらく今回のテレビ局の報道姿勢を見て、ネットに触れることのできる人はますますテレビに見切りをつけることが間違いありません。

テレビ報道の信頼性は失墜の一途です。

ジャニー喜多川事件を顔出しで告発したカウアン岡本氏

まとめ

歌番組でジャニーズタレントが出る時は、他の男性アイドルグループは出演しないように圧力をかけていたことが暴露され始めました。

こういう事案は、公正取引委員会が動くべきものではないのだろうかと思います。

自社のタレントばかりを使うように圧力をかけてそれが常態化していたというのは、独占禁止法に強くひっかかると思います。

しかし（もちろん）テレビはこれを言いませんし、ワイドショーのコメンテーターも指摘しません。

コメンテーターの多くは大学の講師などが務めていますが、テレビ局のいうことに唯々諾々としている姿を見ると、たんなるタレントにすぎないとわかります。

しかしそういう姿をテレビでさらすというのは、大学の研究者というのはその程度のものという認識を広めるでしょう。

信頼性は失墜の一途です。

※テレビが報じないこと　「どう考えてもジャニー喜多川およびジャニーズ事務所の方が罪は重い」

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