若者だけじゃない「カエル化現象」あなたは大丈夫?
Z世代ランキング 1位は「蛙化現象」
あなたは「蛙化現象」を知っていますか?
今若者の流行語がこれだそうです。
知らないと乗り遅れる?
ランキング上位?
1・Z世代とは?
毎日新聞の記事より
「Z世代が選ぶ2023年上半期の流行語ランキングが6月5日、発表された。
Z世代は1990年代後半~2010年前後生まれの若者世代を指す。
ランキングトップとなった蛙化現象は、好きな相手が振り向いてくれた途端に、「気持ち悪い」と感じて冷めてしまう現象のこと。
カエルが王子様に変身する童話が由来だが、蛙化現象は童話とは逆のパターンだ。
動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」などで取り上げられ、共感が広がった」
Z世代という若者だけにウケているかのような記事ですが、よく考えると多くの人がこれを経験しているはずです。
というのは、恋愛に限らず昔から蛙化現象は存在してきたからです。
2・あの有名な古典も?
例えば中島敦の「山月記」という小説があります。
これは舞台が昔の中国で、自分に詩人の才能があると信じた若者(李徴)が変身してしまう物語です。
ある時、その詩人のかつての友人が仕事で山中を旅しているとき、狂暴な虎が現れ危うく食われそうになります。
しかしその虎は、自分に詩人の才能があると信じた若者の変り果てた姿だったのです。
虎になった若者は友人に後悔の気持ちを伝えます。
「李徴は自分が虎になった理由に思い当たる点があると、それは自身の臆病な自尊心、尊大な羞恥心、またそれゆえに切磋琢磨をしなかった怠惰のせいであると告白する。」
つまり作者中島敦は、自分の実力を世に問うことなく、それでいながら自分の才能を過信していたい気持ちを、虎になってしまった若者に重ねたのでしょう。
この話は高校教科書にも載ったので、知っている人も多いと思います。
おそらく中島敦自身も、虎になった李徴のような気持ちを持った時期があったと想像します。
私も現実を直視するのが怖い人間でした(今もそうかも)。
多くの人は自分には何らかの才能があるとうぬぼれ、それがうぬぼれにすぎないと知らされるのが怖いのです。
そうであるから、その才能を世に問うことを恐れる気持ちがあります。
つまりこれは現実を直視することで、自分が傷ついてしまうことを恐れる気持ちです。
元に戻って「蛙化現象」です。
好きな相手が振り向いてくれた途端に、「気持ち悪い」と感じて冷めてしまうというのはそれを根拠にして別れる口実になるからです。
つまりこれも、現実を直視することで自分が傷つきたくない心理だとしたら納得できると思います。
現実を直視したくない傾向が現在の若者にあるとしたら、「逃げるは恥だが役に立つ」という漫画とドラマが大人気だったことが説明できます。
あの話は、現実的でない男女が恐る恐る近づく場面を描いたものでした。
現実を直視したくない傾向がある人には、それが共感できたのだと思います。
根拠のない自信が自分を虎にする
3・なぜ振り向いてくれた途端に?
好きな異性(同性でもいいですが)がいて、告白したとします。
そうしたら意外にもOKをもらえた、その瞬間に気持ちが覚めるのが「蛙化現象」です。
なぜあれほど好きだったのに「手に入ったとたんに相手に嫌悪感を感じてしまうのか」というと、答えはひとつしかありません。
それは「もともと好きじゃなかった」ということです。
つまり、「蛙化現象」が起きるのはもともと好きじゃなかった人を、好きだと勘違いしたから、というものが多いと感じます。
ではなぜ、好きじゃなかった人を好きだと勘違いしたかというと、「自分は恋人を持っているイケてるやつ」というのを証明したかったからです。
自分はモテない奴じゃない、その証拠に恋人がいる、というのを証明したかったのです。
それを証明するには、恋愛には対象者が必要だから、そのために好きだと自分をだましたのです。
それが証明できるのは、告白して相手がOKした時です。
だから相手がOKした時に気持ちがさめるというより、自分の本当の気持ちがわかって「気持ち悪い」と感じるのです。
それもこれも、現実を直視して自分が傷つくことを恐れることがないための布石なのでした。
実際こういう人は、現実世界の恋愛はめんどくさいことばかりで実りは少ないと感じているはずです。
蛙化現象は「虎化」現象
まとめ
恋愛に限った「現実を直視して自分が傷つくことを恐れること」を「蛙化現象」と呼んでいます。
しかしその実態は、自分の自信のなさを隠すために言い訳なのです。
拡大蛙化現象とは、現実を直視して自分が傷つくことを恐れることがないための無意識の行動を言います。
拡大蛙化現象は私が名付けました。
これがあると、勇気が出なくなります。
当たって砕けろという気持ちになれなくなります。
そしてそういう人は非常に多いです。
その証拠は、山月記が長く支持されていることでしょう。
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