黒海艦隊旗艦「モスクワ」撃沈の裏にある本当の沈没理由とは?
プーチン大統領の面目丸つぶれの、
黒海艦隊旗艦「モスクワ」撃沈です。
何しろロシアの首都の名前の付いた重巡洋艦がウクライナ軍の攻撃で沈められたのです。
普通なら沈没までいかないと思われる大型軍用艦が沈められたのは、「意外な理由」がありました。
知ったら驚く、「意外な理由」とは?
プラモデルも出ている旗艦「モスクワ」
1・黒海艦隊旗艦「モスクワ」
「モスクワは第二次世界大戦以来の敵の行動によって沈められた最大の軍艦になる」
英BBC(電子版)は15日、今回の旗艦沈没をこう伝えた。
モスクワの諸元
満載排水量 17,500 トン
全長 189メートル
最大幅 34 メートル
個艦要員 700名
航空要員 104名
Ka-25哨戒ヘリコプター×14機
つまり巡洋艦でありながら、ヘリコプター空母でもあるのです。
在りし日の旗艦「モスクワ」
2・お笑いソ連海軍
この艦の建造は、1967年とかなり古いみたいです。
そしてたびたび病院送りになっています。
以下ウイキペディアより
「1972年 当直将校がオリオン型ソナーのフェアリングの引き上げを失念したことから暗礁と衝突、6ヶ月に及ぶ修理を受ける
1975年2月2日、停泊中に艦首の発電機室から出火し、昼食時間で付近に人がいなかったことから発見が遅れて延焼が広がった。(修理に一年)
1982年秋からセヴァストポリで近代化改修工事に着手したものの、その工期は7年に達したため、本艦に慣れた乗員がいなくなった。
1991年12月のソビエト連邦の崩壊後、ロシア共和国とウクライナとの間で海軍艦隊の帰属問題が生じて、艦隊の活動は大きく制限された。
補給品の不足と給料不払いで、乗員の士気が急速に低下した」
なお同型艦「キエフ」の建造計画がありました。
今戦争をしている相手国の首都の名前を冠した「モスクワ」の姉妹艦があったら、皮肉なことになったでしょう。
とにかくこの船は老朽艦であり、乗組員の不注意で何度も事故・火災を起こしています。
元々ソビエトやロシアの軍隊は陸軍主体であり、海軍には精鋭の兵がいないようです。
乗組員も練度も士気も高くないポンコツのようです。
「モスクワ」を沈没させたと言われるミサイル
3・なぜ沈んだ?
そうは言っても大型の軍用艦ですので、戦車を手持ち型ミサイルで撃破するのとはわけが違います。
なぜウクライナ軍が大型艦、それも「旗艦」を沈めることができたのでしょうか?
様々な憶測が飛び交っています。
その中で、もっともありそうなのが「実は米・英・イスラエル軍が助けた」からどいうものがあります。
ウクライナ軍の対艦ミサイルを陸から飛ばしたとしても、敵艦の正確な位置がわからないと当てることは難しいと思われます。
ところが今回は正確に当てただけでなく、相手に致命傷を与えて沈没させてしまったのです。
こういうことが出来たのは、軍事衛星や偵察機などをたくさん飛ばした、外国軍の助けがあったからではないかとささやかれています。
確かにそういうことでもないと、弱小ウクライナ軍が正確にミサイルを当てることは奇跡に近かったでしょう。
ですから、実質米・英・イスラエル軍の軍事作戦と言えるのかもしれません。
これに頭を抱えているのは、ロシア軍だけではありません。
地上のアヒルを見分ける驚異の解像力
中国の習近平総書記も頭を抱えていることでしょう。
というのは中国軍の兵器のほとんどは、旧ソビエト製の兵器の設計図で造られているからです。
今回のウクライナ戦争では、旧ソビエト製の兵器対西側の兵器の戦いという側面が見られます。
そして軍配はほとんど西側の兵器に上がっています。
アメリカ製の対戦車ミサイル・ジャベリンでものすごい数のロシア軍戦車が破壊されているのはその典型例です。
そして今回は、西側軍事衛星の優秀さを見せつけました。
この情報は中国の耳にも届いていると見て、間違いありません。
そして中国軍が多数保有している兵器が、西側の武器に敵わない実情を知って習近平総書記は驚いているでしょう。
世界有数の軍備予算をかけたのに、肝心の兵器がポンコツだと知って台湾侵攻なんか、本当にできるかと検討しているとみて間違いありません。
蛇足ですが、中国にはオリジナルのステルス戦闘機J-20・J-15があります。
オリジナルといってはいますが、実質ロシア製戦闘機の違法コピーです。
勝手にコピーしたとロシアは怒っていて、ジェットエンジンの供給をしていません。
困った中国は自国製のジェットエンジンを開発したのですが、これがパワー不足信頼性なしのポンコツです。
そのためJ-20・J-15はよく墜落事故を起こしています。
J-20墜落事故
まとめ
じつは中国軍は弱いと昔から言われています。
膨大な軍備予算をかけたのに、なぜ弱いのでしょうか?
それは中国人民が元々利己的で、国に対する忠誠心がないからです。
だから戦況が厳しくなると逃げ出したり簡単に国を裏切ると言われています。
その中国軍の武器が思ったよりはるかにポンコツだとわかったら、迂闊に他国に侵略できないと思い始めていることでしょう。
関連情報
ロシア軍が意外と弱いとわかって中国は何をし始めるのか?核戦争の脅威
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