日本サッカーが好きな人は気分が悪くなる可能性があるので見ないで
2023/10/30
この記事は2022年12月2日に
日本代表チームがカタール大会でスペインに勝って、決勝トーナメント進出を決めた時に書いています。
しかし内容は、あまり喜ばしいものではないかもしれません。
サッカーのことよりも、あなたの脳で起きていることについて書きますので、じつは「騙されてる」っぽい話になります。
面白くないかもしれませんが、重要です。

1・勝って負けて、また勝って
ワールドカップカタール大会で日本が所属したグループEは強豪ぞろいでした。
到底日本に勝ちめはないと言われたのですが、初戦でいきなりドイツに勝利しました。
その結果、チームはもちろん森保監督の評価はうなぎのぼりで、次の試合に勝てば決勝トーナメント進出の可能性が高いとテレビやネットは盛り上がりました。
次の試合の相手はコスタリカで、ここは初戦で大量点を奪われ負けています。
ところが日本はコスタリカにまさかの敗戦。
その翌日のテレビやネットでは、森保監督の采配の下手さを責める声が圧倒的になりました。
そして運命のスペイン戦。
ほぼ絶望と思われたこの試合、前半で日本はスペインに一点取られて絶体絶命のピンチです。
しかし後半に登場した堂安律三笘 薫らの大活躍で同点、さらに逆転となってまさかの日本の勝利、死のグループといわれたグループEを一位通過です。
しかもしかも、逆転の2点目を取った状況がほぼラインからボールが出ていたという感じで、ビデオ判定で日本の得点が決まりました。

「あなたの脳で起きていることについて書きます」と言ったのですが、このような持ち上げて落とす、また持ち上げるという感じで日本のファンの心理は翻弄されています。
そして翻弄されればされるほど、それをもたらしたものから目が離せなくなります。
つまり順調に勝ち上がった時よりも、盛り上がり方が今回の方が異常なまでに上がるのです。
そういうわけで、2022年12月2日の日本はサッカー日本代表の話でもちきりだったと思われます。
でもこれが危険なのです。
持ち上げて落とす

2・なぜ盛り上がったのか?
なぜこれほどまでに日本国民が熱狂して、にわかサッカーファンが急増したかというと、ジェットコースターのような上げと下げが短期間に繰り返されたことにあります。
ドラマティックというのは、こういう感じです。
これが日本が世界で上位のスポーツ、例えば野球だったなら、これほどまでにはにわかファンを増やすことはできなかったでしょう。
日本の野球は世界大会で上位進出が当たり前という雰囲気があるからです。
しかしサッカーの場合、今回の大会時に世界ランク24位です。
世界ランク11位のドイツに勝利し、世界ランク31位で格下のコスタリカに負けています。
そして運命のスペイン戦、スペインの世界ランクは7位です。
24位チームが11位に勝ち、31位に負け、最後に7位に勝ったのです。
これは物語の定石と同じです。
ほとんどの(面白い)物語は自分よりも強い敵が現れ、それに苦戦しながらもなんとかして最後には勝利を収めるという構造になっています。
ここまでの、日本代表チームの戦いぶりは面白い物語の基本を踏襲していますから、これほどまでに日本人の心をつかんだと言えるでしょう。
しかしこれは「あるもの」と同じ心理構造なのです。
「あるもの」それはいったい何でしょうか?

3・ギャンブル依存症
ギャンブルに夢中になる心理は、ひとことで言うなら「大逆転」です。
一獲千金を夢見てなけなしのお金を握って、ギャンブル場に足を運ぶ。
そして当然ながら大負け。
しかし最後の1000円札が大化けして、数十万円になる。
こういう「幸運」が一回でもあったなら、もう忘れられなくなるでしょう。
これもまた、面白い物語の構造と同じなのです。
サッカー日本代表の戦いに夢中なって応援する心理は、ギャンブルに夢中になる心理と同じなのです。
ワールドカップは、そういう大逆転劇を演出するようにできているのです。
だから世界中の人が夢中になってしまうのです。
その裏にある心理は、「底辺の大逆転」でしょう。
大衆が心の奥で、「自分なんか何やってもダメだ」という思いを持っているから、それを自国の代表に投影しているのです。
だからこそ、大逆転が起きた時「自分のことのように」喜んでしまうのです。

————
さて、じつはギャンブルに関してのもう一つの問題がこれに隠れています。
世界的に見れば日本サッカーは、大本命でも対抗でもありません。
せいぜい、穴であり、実質的な見方でいうと「その他大勢」です。(穴とはダークホースの意味)
ギャンブルにかける心理は、「その他大勢」と皆が思っているものに自分だけがその価値を信じてそれに賭ける感じです。
※ギャンブルにかける心理は「弱いもの」に逆張りする心理
ところがギャンブルを少し研究し始めると面白いことが起こります。
ギャンブルと研究するとは、競馬を例に挙げると勝てる馬とか騎手は誰かとかを調べ始めるということです。
そういうことをやればやるほど、「誰が見ても強いもの」が勝つという結論しか出てきません。
今回のサッカーワールドカップで言うと、日本がドイツやスペインに勝てるわけがないという感じです。
専門家になればなるほど、事情を知れば知るほど、「誰が見ても強いもの」が勝つという結論しか出てこないのです。
競馬分析ソフトのようなものでも結果は似たようなものになると思います。
※研究すればするほど、「誰が見ても強いもの」が勝つという結論になる
しかしギャンブルの面白くて怖いところは、今回の日本チームのように「その他大勢」が時々勝ってしまうことです。

まとめ
ギャンブルにハマる心理は、弱いものに自分自身を投影してしまうことにあります。
ところがギャンブルにハマって、それを研究しだすと「誰が見ても強いもの」が勝つという結論しか出てこないのです。
だからといって、『ほとんどの場合で「誰が見ても強いもの」が勝つ』とギャンブル自体が成立しません。
ですから弱いものに賭ける初心者も、「誰が見ても強いもの」が勝つという玄人も、どちらも負けてしまう
それがギャンブルの構造です。
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