なぜロシア軍は驚くほど弱かったのだろうか?びっくりの事実
ウクライナ侵攻したロシア軍は、最初の予定では
二日で東部地域を制圧する予定だったそうです。
ロシア軍の大量の兵器軍を見たウクライナ軍や政府は、これは敵わないと思って停戦協議に応じるだろうという計画でした。
ところが蓋を開けて見ると、ロシア軍は予想以上に弱く、ウクライナ軍や民兵は予想以上の強かったのでした。
ウクライナの人たちは負けたら国を失うので、強い理由はわかります。
ではロシア軍の弱い理由は何だったのでしょうか?
え?まだ何もしていないのに
1・兵士のやる気のなさ
侵攻の最初の頃に、ロシア軍の若い兵士は演習をするとだまされて戦場に連れてこられたと言われていました。
来てみると「本当の戦争」だったので、怖れをなしたのだと言われていました。
おそらくそういう兵士がいたのは事実だと思われます。
そしてそういう兵士は日本人が想像する以上に「幼い」のだそうです。
というの彼らの年齢は、18歳か19歳なのです。
ロシアには徴兵制度があって高校を卒業すると一年間の兵役があるそうです。
だまされて戦場に連れてこられたロシア兵は、この高校卒業したての若者だそうです。
しかも給料が出ないそうです。
さらに死ぬと補償が1万2千円、親に出るそうです。
これだったら脱走したくなるのもわかりますね。
さらに補給が途切れがちで食べるものも届かないようだと言われていますので、これでやる気がある方が不思議だと思われるぐらいひどいようです。
捕えられ食料を与えられたロシア兵
2・時代遅れの武器
ロシア軍は最新兵器をどんどん投入して、在庫がなくなったようだと言われています。
しかし、ロシア軍の主要兵器は「時代遅れ」なのではないかと思われます。
その「時代遅れ」の兵器とはなんでしょうか?
それは戦車です。
戦車は第一次世界大戦にヨーロッパ戦線で世界で初めて登場した兵器です。
戦車が登場したことで、地上戦のやり方は一変しました。
第一次世界大戦の始めのころの戦い方は、ライフル銃にナイフがついたような武器でした。
これで最初は遠くから撃ち合い徐々に詰めていって最後は白兵戦になるという戦い方だったのです。
ヨーロッパのように、平原が多い地域ではこういう戦い方が主流だったのです。
日露戦争時代がこれです。
ところがある発明が、戦い方をがらりと変えてしまいました。
ある発明とは?
それは「機関銃」が発明されたことでした。
機関銃は毎分何百発という弾丸を発射できる、大型銃器です。
これだと敵兵がまだ遠くにいるうちに大量の弾でなぎ倒してしまえるのです。
やがて両軍ともに、機関銃を配置するようになりました。
そういう状態になったせいで、塹壕が使われるようになりました。
塹壕とは細長い溝のことで、地面に人が入れる溝を掘って敵に対峙する戦い方になりました。
もちろん敵も塹壕を掘っています。
塹壕から出ることは大変危険でした。
なぜなら機関銃で狙われるからです。
塹壕戦が主流になったことで、戦況は膠着しやすく長い戦闘状態が続くことが普通になりました。
これを打破したのも、新兵器の「発明」でした。
その新兵器とは?
3・戦車の誕生
塹壕戦では生身の兵同士が機関銃の攻撃から身を護るために、じっとしていることが多くなりました。
そのため決め手を欠くことがほとんどだったので、戦況が膠着しやすくなりました。
だったら生身の兵士ではなく、鉄板で覆われた特別な車両で機関銃の雨の中でも敵陣に討ち入ろうとして造られたのが、戦車でした。
ですから戦車はヨーロッパ戦線で生まれた兵器なのです。
こういう経緯があったので、ロシアの軍隊は戦車に対してある種の愛着を持っていると見て間違いないでしょう。
その愛着は、日本海軍が戦艦大和に対して持っていた感情に極めて近いと想像できます。
つまりロシア陸軍は、お酒といえばウオッカでしょ、戦争といえば戦車でしょ、みたいな「常識」を持っていると見て間違いないでしょう。
ところが第二次世界大戦での海戦は戦艦が大砲を撃ち合うような戦い方から、空母から航空機を飛ばす戦いに変化しました。
その結果、戦艦大和は時代遅れの無用の長物となってしまったのです。
それと同じ現象が、じつは現在の陸戦で起きているのではないでしょうか?
初期の戦車
つまり戦艦が時代遅れの兵器になったように、戦車ももはや時代遅れなのではないでしょうか?
アメリカ製のジャベリンという対戦車ミサイルで、ロシアの戦車はなすすべもなく破壊されていると報道されています。
そもそも、戦車の優位性は分厚い装甲にありました。
「矛盾」という言葉の元になった、攻撃のための矛(剣)と防御のための盾があります。
戦車の元々は大砲にあるのではなく、分厚い装甲が欲しかったのです。
分厚い装甲に護られた兵が敵陣地を踏みつぶして行くことが戦車の優位性だったのです。
つまり盾の兵器です。
ところが現在では火薬や爆弾が高度に発達したせいで、少しぐらいの装甲では(ミサイル含む)高性能爆弾の攻撃を防ぐことが出来なくなりました。
つまり矛(剣)の性能が高くなったので、これまでの盾では役に立たなくなったような感じです。
しかも対戦車ミサイルは歩兵が持って歩くことが出来るお手軽さです。
こう考えると、戦車はもはや「時代遅れの兵器」になってしまったのではないかと思われます。
ジャベリンで破壊されたロシア戦車
まとめ
第二次世界大戦での海戦は戦艦が大砲を撃ち合うような戦い方から、空母から航空機を飛ばす戦いに変化しました。
それで戦艦の時代は終わったので、戦艦大和を造ったことは日本軍の失敗だったと言われています。
しかし戦艦大和は「カッコイイ」のです。
あんなカッコイイ兵器を持つ軍隊の一員だと思うことで、兵士の帰属意識も高まります。
だから空母の時代が来ているとわかっていても、なかなか戦艦大和の建造を中止しようとは言いだせないものです。
おそらくロシア軍にもこれと同じ現象が発生していたとみて間違いないでしょう。
戦車にはでかい大砲がついていますが、あれがカッコイイですね。
でもあれは戦車同士で打ち合う時のためで、歩兵相手に大砲を撃つようにはできていません。
戦国時代に騎馬武者が長い槍で戦うようなもので、鉄砲が登場すると騎馬武者は時代遅れになりました。
戦車も同じです。
対戦車ミサイルへの防御も不完全で、時代遅れの兵器だったのです。
しかし、ロシア陸軍にとって、戦車部隊は何よりカッコイイ部隊だったのです。
※常識を変えることは難しい、というか「ほぼ不可能」
「常識」に殺されたロシア兵
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