別れる恋人がお金のことで激怒する理由
2023/11/29
世の中で最低の男と言われる
話があります。
しかも、そういう男は意外と多いのです。
いったいどういうことをいう男なのでしょうか?
女性にはそういうタイプはいないのでしょうか?
1・あなたは大丈夫?
恋人同士の間で、別れ話が持ち上がった時次のようなことをいう男がいます。
「ああ!わかったよ、別れてやろう。
だったら俺がやったティファニーのペンダント返せよ。
俺がおごってやったディナー代も全部返せよ。
100万円はくだらないぞ!」
別れ際にこれまで使ったお金の話をする男は最低です。
こういうことを言ってしまうと、その噂はわっと広がるでしょう。
下手をしたら、この次付き合いたいという女性は二度と現れないかも知れません。
どうして、別れる時にこれまで使ったお金の話をしてはいけないのでしょうか?
だって夫婦が離婚するときには、必ずお金の話をするではありませんか!
これを研究した科学者がいます。
ダン・アリエリー教授
2.デューク大学教授
アメリカの大学ですが生まれはイスラエルの、ダン・アリエリーという大学教授がいます。
専門は認知心理学。
彼は著書の中で、とんでもないことを言い出した男の話を持ち出して、この話題に触れています。
妻と共に妻の実家へ行き、義母の手料理に感激した男は次のように言いました。
「お義母さん、私たちのためにこんなに素晴らしい料理をありがとうございます。
いつもおいしい料理を手間暇かけてつくっていただき、本当に感謝しています。
お金にしたら3万円、いや4万円以上の価値のある料理だと本当に心の底から思っています。
いったいいくらお支払いしたらいいのでしょうか?」
そういうと彼は懐から財布を取りだしたのでした。
そうしたら、義母は喜んで、いくらほしいといったのでしょうか?
いいえ、彼女は顔を真っ赤にして怒り、「もう二度と家に来るな」と追い出したのでした。
これを読んであなたはどう思いますか?
あなたが義母の立場であったなら、どういう態度をとりますか?
困惑しませんか?
では次のようであったらどうでしょうか?
男が妻と共に義母にあった時、「お義母さん、いつもおいしい料理をありがとうございます。」
と言って赤ワインを差し出します。
これだったら、OKですよね。
でもワインの値段は3000円です。
誰もおかしいと思いませんが、40000円以上支払うと言うと怒られて、3000円の値打ちしかないものをプレゼントすると喜ばれるのです。
これは「経済学の理屈」からいうと、おかしいですね?
なぜなんでしょうか?
お洒落なラッピングも必須
3・人間の分裂した心
ダン・アリエリー教授が言うには、こういう場合人間には二つの立場があるということです。
それは・・・・
1.社会規範が優勢な世界
2.市場軌範が規則を作る世界
言い方は難しいですが、例の話を読んだ後だと、言いたいことはなんとなく理解できますね。
日本人流に言い方を変えるなら、次のような感じがいいかも知れません。
1.義理と人情の世界(水臭いぜきょうだい)
2.金の切れ目が縁の切れ目世界
これらの二つの世界には超えられない大きな溝があるのです。
そして「大人であるなら」これらの世界を使い分ける分別を持たないと、空気の読めない奴だとバカにされます。
だから「だったら俺がやったティファニーのペンダント返せよ。」を、恋愛においていう奴はバカにされて当たりまえなのです。
人間の世界にはどうしてこんなめんどくさい仕組みがあるのでしょうか?
しかも日本にもあるし、アメリカにもあるということで、どうやらこれは万国共通みたいです。
まとめ
感情的な交流をする付き合いをする集団内において、お金で解決するという態度を露骨に現すことはタブーです。
論理的に考えるなら、物事の大小を測ることができるお金を使うことは、便利で理屈に合っていると思えます。
しかし、義理と人情の世界では「4万円のお金より3000円のワイン」なのです。
その理由は人間がお金を発明し、それを使うようになってまだ2000年ぐらいしか経っていないからでしょう。
それ以前の何十万年は、義理と人情でやってきたので便利だからと言って論理的なやり方にするわけにはいかないのです。
次回は非常におかしな、「お金に関する心理術」です。
お楽しみに!
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