ナニワ金融道と金持ち父さん貧乏父さんの意外な関係とは？？

金持ち父さん貧乏父さん！

大ヒットした経済本といえば「金持ち父さん貧乏父さん」ですね。

今も多くのファンがいます。

一方でヤミ金融の実態を描いて好評だった「ナニワ金融道」。

作家は青木雄二という方です。

その青木雄二さんの発言は今の世の中では、貴重です。

本当にお金を得るにはどうしたらいいか？と言う知恵が、建て前抜きで語られています。

シビアな話ですので、

その前に笑い話でなごんでください。

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車の中で、新米刑事とベテラン刑事が会話していました。

「先輩、くだらないクイズっす」

「おう！」

「東京のオフィス街午後6時、岸谷さんは前を歩いているスタイルのいい女性に目を止めました。

前に回って、顔を見てやろうと思いましたが、なかなか前に行けません。しかし

岸谷さんはその女性が美人であることを確信しました。なぜでしょう？」

「え？んーーっと

ちょっと待て、オフィス街午後6時か？

わかった！

周りを歩く男たちがその女性を二度見していたからだ」

「正解！さすが先輩、女性ネタは強いですね」

「刑事のカンだよ」

「では次の問題。

岸谷さんは前を歩いているスタイルのいい女性に目を止めました。

美人だと確信していたのですが

前に回ってみるとさほどではありませんでした。なぜでしょう？」

「え？美人じゃないのにどうして？」

「スゴイ巨乳だったから」

今日も事件は起きなかった。

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講師は自分を「老師」と呼ばせたがった。

風貌も白髭で長髪の仙人風だったから、そう呼ぶにやぶさかではない。

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老師「今日の話は青木雄二先生のためになる話じゃ」

「青木雄二というと、ナニワ金融道の作者ですね」

「そうじゃ！

**青木雄二**

1997年3月、『ナニワ金融道』の売上が1000万部を突破し、「一生暮らせるだけの金は稼いだ、残りの人生は遊んで暮らす」と宣言。

漫画執筆活動を引退し、余生を自由気ままに過ごす予定だったが、活字の執筆や公演依頼が多く、引退後も忙しかった。

その模様をTBS・JNN報道特集に「ナニワ金融道 青木雄二の素顔」として密着取材され、青木の数少ない映像記録となった。

2003年9月5日、肺癌のため死去。58歳没。

*****

「青木先生は肉体労働をしながら夜に漫画を描く生活をずっと続けて、最後にはヒット作を飛ばした。

そのころを回想して言われておるが、「肉体労働に落ちぶれるとほとんど自分の時間が残らない」ということじゃ」

「どういう意味ですか？」

「この方は町役場の職員のような公務員も経験している。そして公務員が一番楽じゃったと言っている」

「楽でしょうね！」

「それでも漫画家になる夢があって東京に出てきて、昼は肉体労働。夜は漫画描きの生活をしたのじゃが、

肉体労働するとどうしても夜に酒を飲みたくなるそうじゃ」

「どうしてですか？」

「精神のバランスのせいじゃと言うておる。これが公務員のような頭脳労働なら、飲酒しなくても平気なのじゃそうじゃ」

「ああ、なんかわかる気がします」

「なぜこんな話をしたかわかるか？」

「え？肉体労働すると起業とか副業とかできなくいというお話ですか？」

「そうじゃ！お前はもちろん「金持ち父さん貧乏父さん」は読んでおるな？」

「はい、キャッシュフロー・クワドランドの説明がよかったです」

「もうひとつ大事なことがあの本の中にはある。知りたいか？」

「はい、ぜひ」

（ごくり）

「それはの、資源の問題じゃ」

「資源？」

「資源と言うても石油とかそういうのではない。お前の持つ「資源」じゃ」

「私の持つ「資源」」

「ここで聴こう！弟子よ。ある「金持ちになれる本」の中に人の三倍働けば金が貯まるとある。

これは正しいか？正しくないか？」

「え？三倍働けば金が貯まるって、正解じゃないんですか？」

「答えはのう、半分だけ正解なのじゃ」

「はい？」

「これが「資源」の問題。正しくは資源配分の問題じゃ」

「はい」

「金持ちになる方法として一般的なのが、投資と起業じゃ。これらふたつに必要な要素がふたつある。言うてみい！」

「え？資金と知識でしょうか？」

「そうじゃ！先の「人の三倍働けば金が貯まる」というのは、資金を得るためには有効じゃ。しかしのう、それをすると自分の時間がなくなるのじゃ」

「あ！つまり資金を得るために人の三倍働くと、今度は知識を蓄える時間がなくなるというのですね」

「そうじゃ！お前はなかなか見込みがある。

よいか！貧乏人が金持ちになろうとするとき、資金と知識をまず蓄えて、そののち行動することでしか金持ちにはなれんのじゃ」

「確かにそうです。逆に金持ちの子供は資金を確保する必要がないので恵まれているのですね」

「そうじゃ。そして時間は金持ちでも貧乏人でも同じなのじゃが、これが人生の資源の元となるのじゃ」

「だから貧乏人の場合は働きすぎることで、資源を無駄使いすることもあると・・・」

「それじゃ！青木先生の言われるように、肉体労働をし過ぎると夜にはもはや本を読んだりする気力がなくなって、酒を飲みたくなるのじゃ」

「あ！それが漫画カイジのような自堕落な人生を送る原因となるのですね」

「そうじゃ。金持ちになる方法として一般的なのが、投資と起業じゃが、資金をいかに働かせるかということを説明したのが「金持ち父さん貧乏父さん」なのじゃ」

「それが資源配分の問題なのですね」

「「金持ち父さん貧乏父さん」では自分で働かずにお金に働かせるのが、金持ちへの道じゃと言うておる。しかしそれは何でもいいのでない。

資金を得るために人の三倍働いてそれをすべて宝くじにつぎ込んでも、金持ちにはなれんじゃろう」

「競馬とかパチンコでもダメですね」

「競馬の場合、真剣に研究して必ず儲けられる方法を造った人もいる。しかしそれは「資源配分」を間違わなかったからじゃ」

「人生の時間を使って、必ず儲けられる競馬必勝法を造ったから金持ちになれたのですね」

「そうじゃ。だから貧乏人は資金と知恵をまず蓄える必要がある」

「しかしその資源のバランスを考える必要があるというわけななんですね。

わかりました、肝に銘じます」

「うむ！」

—–

貧乏人は次のステップが必要

1.まず肉体という資源を使って「金という資源」に変える

2.頭脳を使って「金を働かす知恵」を蓄える

3.やってみる

4.これを繰り返して成功するか、確かめる

5.次第に「肉体」→「頭脳」→「資金」の方に働かせる資源をシフトする

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