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UAEがOPEC石油輸出国機構から脱退 いったい何が?

   

イラン戦争の

 

 

 

長引きと共に中東の石油輸出国の間にも温度の違いがあるのがハッキリしてきました。

まさか!と思いましたが

あのUAEがOPEC石油輸出国機構から脱退するというニュースが飛び込んできました。

裏に、いったい何があったのでしょうか?

 

 

 

 

1・世界的報道

 

BBCの記事より

「2026年4月29日

アラブ首長国連邦(UAE)は28日、石油輸出国機構(OPEC)およびロシアなど非加盟国を加えたOPECプラスから5月1日に脱退すると発表した。

UAEはこの決定について、生産能力拡大のための最近の投資を踏まえ、長期的に増大する世界のエネルギー需要に応える助けになるとした。

スハイル・アル・マズルーイ・エネルギー相は、OPECおよびOPECプラスに対する義務を負わない国になることで、より大きな柔軟性が得られると述べた。

UAEの離脱はOPECにとって打撃と受け止められている。アナリストの一人はこれを「OPECの終わりの始まり」と表現した。

OPECは1960年、イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ヴェネズエラの5カ国によって設立された。

加盟国の安定収入を確保するため生産を調整し、主要産油国の利益を守ることを目的としている。

加盟国の数は長年にわたり増減してきた。創設時の5カ国に加え、アルジェリア、赤道ギニア、ガボン、リビア、ナイジェリア、コンゴ共和国が含まれる。

UAEは1967年に加盟した。同国の脱退により加盟国数は11となる。参加国がより多様なOPECプラスには、OPEC非加盟の10カ国が含まれる。

UAEの決定は、中東での戦争により過去最大規模の石油供給減少が生じたと世界銀行が警告する中でのもの。

世界銀行によると、石油供給減少の結果として今年のエネルギー価格は24%上昇する一方、ホルムズ海峡を通る海上輸送が戦前の水準に戻るまでには6カ月かかる可能性があるという」

 

 

 

 

2・理由はふたつ

 

そもそも組織を脱退するという場合、個人も企業も国家も理由はひとつしかありません。

それはその組織の運営方針に反対だというものです。

そして組織を脱退するという場合、それがトップが行うということはほぼあり得ません。

多くの場合、組織内で2番手の構成メンバーやグループが組織のトップのやり方に不満がある時に脱退劇が起こります。

今回のUAEの場合、紛争が激化した時UAEはイランによるミサイル攻撃を受けています。

それに対しOPECが組織として明確な反撃をイランに対し与えなかったことが、UAEには大きな不満だったと報じられています。

身近な例にこれを例えると、ある飲食店がヤクザに絡まれみかじめ料を請求されたのに、商店組合が助けてくれなかった感じでしょう。

OPECの盟主はサウジアラビアらしいですが、UAEはサウジアラビアの方針にあまり同意できない下地があったものと推測できます。

 

 

 

 

3・もうひとつの理由

 

もめ事の多くはほとんどお金の問題です。

サウジアラビアはOPECを利用して石油の高止まり政策を行いたいという希望(野望)があります。

なぜかというと世界有数の埋蔵量を持つサウジアラビアにとって、それが有利だからとしか考えられません。

それに対しUAEは石油価格が高いうちに増産して儲けたいという希望があるとみて間違いありません。

恐らくそういう確執は長い間続いてきたものと想像できますが、トランプ大統領のイラン攻撃により隠せないところまで不満が噴出したということでしょう。

そうなると他の弱小産油国、アルジェリア、赤道ギニア、ガボン、リビア、ナイジェリア、コンゴ共和国なども石油が高いうちに売りたいという希望を持っていることと思われます。

つまりこれは、OPECの分解に向かう可能性が高いと思われます。

 

 

 

まとめ

 

トランプ大統領の登場は世界が情報化社会に向かう未来への流れの中で、当然だったと私は考えます。

OPECや国連は旧時代である、工業化社会にできた組織です。

そういう組織は情報化社会に対応できる体制に移行できなければ、空中分解する定めです。

明治維新でいうと、新選組や幕府がこれに当たります。

最近では日本が脱退したIWC国際捕鯨委員会がそのような実例です。

日本人としてはOPECの弱体化は、石油価格の下落を促進する好ましいことだと言えるでしょう。

同時に産油国であるロシアの経済衰退も招くでしょう。

 

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