吉野式記憶術の信憑性はどうなのか？/第15回記憶できる人できない人の違いとは？

吉野式記憶術の信憑性は

吉野邦明氏の覚えるための「正しい」工夫にあります。

今回は記憶できない人の特徴です。

記憶できない人の特徴をなくせば、記憶できます。

すごく役立つ記事です。

この記事であなたがわかること（目次）

1.吉野式記憶術の信憑性　記憶できない人の特徴１

2.吉野式記憶術の信憑性　記憶できない人の特徴忘れている

3.吉野式記憶術の信憑性　大人の特徴がわかると記憶できる

私が書いています。

・長年の瞑想で自分の脳がどう動いているかわかる

・しかもリアルタイムでわかるようになった

・それを使って記憶術のウソほんとを書いている

1.吉野式記憶術の信憑性　記憶できない人の特徴１

記憶できない人の特徴で一番多いのは、集中していない人です。

集中していない人というのは、本人は集中しているつもりでも周りから見ると気が散漫な人なのです。

だから本人は集中できていないということがわかりません。

こういう人は、集中とはどういうことか？ということを、一度体験すると集中できるので覚えられるようになります。

集中を妨げているもの

よくある記憶術の例題では、「円周率を覚えましょう」とかいうのがあります。

あるいは√2とかですね。

しかしこういう例題がそもそもの間違いです。

というのは数学が好きな人であっても、単に数字の羅列である3.14159みたいなものを覚えるのは苦痛なものです。

なぜかというと、無味乾燥で面白くないからです。

だから自分にとって、面白いものをまずは選ぶべきです。

その際、こんなくだらないものを覚えたら馬鹿にされるかな？とか考えがちですが、そういう心配はやめましょう。

例えばAKB48の昔の主要メンバーの誕生日や年齢を覚えてみてはどうでしょうか？

これも単なる数字の集まりですが、少なくとも3.14159みたいなものを覚えるよりは楽しいと思います。

そして、円周率を記憶して人前で「3.14159265358979323846・・・」とか言っても、おそらくふーんという顔をされるだけだと思います。

しかし、「大島優子は1988年10月17日生まれででもう32なんだね、前田敦子は1991年7月10日で29。二人は3つ違いだ」とかいうと、昔話で話が盛り上がるかもしれません。

だから円周率より、アイドルのデータでも記憶した方が楽しいし、少しは役に立ちます。

そして楽しいし、役に立つことを記憶するときの方が集中できます。

集中できない原因は、円周率のような真面目なものを覚えようとするからです。

2.吉野式記憶術の信憑性　記憶できない人の特徴忘れている

忘れているって、どういうこと？って思いましたでしょうか？

じつはこういう人が多いのです。

記憶術を使っても、多くの情報は消えます。

つまり忘れてしまうのです。

記憶とは薄れて消えていくインクでノートに書き留めようとするものと同じです。

そういう時、完全に消えていないインクの文字の時は、その上をなぞれば消えないようにすることが簡単にできます。

しかし、すっかり消えてしまったあとでは「最初から書かなかった状態と同じ」なのです。

つまり完全に忘れてしまった状態というのは、まっさらなノートと同じ状態に戻っています。

そういう状態になった場合は、最初から記憶し直さないといけません。

こういうのが、忘れてしまったというもったいない状態です。

記憶は薄れていくことが避けられません。

だから完全に消えてしまう前に、思い出すように反復することが大切です。

しかし記憶術に多大な期待をかけている人は、いっぺんで覚えられると勘違いして反復をしません。

じつは記憶というのは、薄れかけている時に思い出すとよく覚えられます。

というのは脳が「こんなに思い出そうとする情報だから大事なものだろう」と感じるからです。

思い出す回数を増やすと、覚えることができます。

そして寝る前に思い出すことと、朝起きたときに思い出すことが確実に記憶できるコツです。

3.吉野式記憶術の信憑性　大人の特徴がわかると記憶できる

記憶力は子供と大人で大きく違います。

ここがわからないと、大人になって記憶力が落ちたと嘆くことになります。

東京大学教授池谷裕二博士によると、幼児時代はなんでも丸暗記する能力が優れているそうです。

赤ん坊や幼児は丸暗記から入らないと、そもそも文字や言葉を覚えなければなりませんから

だから幼児時代はなんでも丸暗記する能力が優れているのです。

英語学習もこの時代に行うとすごく伸びるそうです。

しかしこのような子供記憶力は9歳ぐらいで変わります。

その後は、理解して覚える能力が発達して丸暗記能力は急速に衰えるのです。

これを10歳の壁と、池谷博士は呼んでいます。

だから大人は、理解できないものは極端に覚えられなくなります。

その代り、理解できるもの、つまり自分の知っているものに関連しているものは子供より容易に記憶できます。

いわゆる専門家が、専門領域の新しい知識を仕入れるのに苦労しないのは、大人の記憶力が関係しています。

じつは記憶術というのは、無理やりにでも理解して記憶する技術なのです。

語呂合わせというのは本来覚えようとするものと無関係な文を造って覚えようとするやり方です。

これは、無理やりにでも理解して記憶する技術だといえるでしょう。

大人の記憶は、理解しないとできない

吉野式記憶術の信憑性　まとめ

1.吉野式記憶術の信憑性　記憶できない人の特徴１

集中できていない

集中するためには、自分が興味あるものをまず覚えてみる

「大島優子、もう32か！」

2.吉野式記憶術の信憑性　記憶できない人の特徴忘れている

記憶は消えるインクでノートに書くようなもの

消えてしまう前に思い出す

3.吉野式記憶術の信憑性　大人の特徴がわかると記憶できる

意味のあるものでないと大人は記憶できない

記憶術は無理やりにでも意味を付けるテクニック
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精神工学研究所　山西　茂

筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

25年以上の瞑想の結果、自分の脳がどういう機構で動いているのかをリアルタイムで観察できる技術を身に着ける

それを使って記憶術などを分析、これまでの記憶術講師が知らないことを発見した。

脳科学の研究を40年、書籍代は1237万円を超えた

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。