驚異の記憶術 ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？/ノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明

ゴルゴ式記憶術のやり方

1.丹田式呼吸法で脳、特に海馬に酸素を送る

2.手を特殊な形にして力をこめる

3.ある○○な方法で脳波をθ波にする

4.覚えるべき対象を目から火が出るほどのイメージで見つめる

これがゴルゴ式記憶術のやり方だと一部では言われています。

本当でしょうか？

本当だとして誰でも使いこなせるものなのでしょうか？

この記事であなたが得すること（目次）

1.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」真実は

2.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」カーネマン理論で説明

3.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」もっと効果がある無料の方法とは？

この記事の信憑性

・ノーベル賞受賞者カーネマン理論で説明

・カーネマン理論で説明わかる記憶の絶対法則

・記憶の絶対法則を使うもっと効果がある無料の方法

1.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」真実は

ゴルゴ式記憶術とは、ある人が職業上どうしても記憶力を高めなければならない状況になって、造った記憶法です。

その職業は空港の管制官です。

レーダー画面を一瞬で記憶できる方法が、「ゴルゴ式記憶術」です。

この方法を使えば、訓練不用で本1冊を丸暗記することが可能だと言われています。

ただし受講料が高いとも言われています。

もし訓練不要で本1冊を丸暗記することができるのであれば、どんな資格試験もすいすい突破できると思われます。

だったら50万円ぐらいの受講料であれば、受けてみたいと思う人は大勢ます。

しかし、そうであっても自分が受けて効果がなかったらどうしよう！と躊躇する人も多いです。

そういう人は次をお読みください。

2.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」カーネマン理論で説明

ノーベル賞受賞者カーネマン博士は、脳に情報が入ってきたときその処理経路に二種類あると言っています。

それは「システム1」と「システム2」の二種類です。

・「システム1」　直感的・感情的な情報処理

・「システム2」　論理的・非感情的な思考処理

そして「システム1」はつねに「システム2」より速く強力です。

すなわち何かを覚えようとするとき、「システム1」の直感的・感情的な情報処理をくぐり抜けないと覚えることが出来ません。

というのは「システム1」は「脳の門番」なのです。

そしてその門番のやり方は、直感的・感情的な判断です。

ゴルゴ式記憶術がどのようなものかはわかりませんが、いかなる記憶術もこのような脳の情報処理から逸脱することはできません。

そしてゴルゴ式記憶術の実態が、密教修業的な瞑想に近いものだとすると次のようになるでしょう。

1.丹田式呼吸法で脳、特に海馬に酸素を送る

2.手を特殊な形にして力をこめる

3.ある○○な方法で脳波をθ波にする

4.覚えるべき対象を目から火が出るほどのイメージで見つめる

仏教修行の真言密教ではこれに近い修行法があります。

そして真言密教の日本の創始者空海は、万能の人で超人的な記憶力を持っていたと言われています。

空海ほどの記憶力が発露するなら、ゴルゴ式記憶術も超人的な力をあなたに与えると考えられます。

しかし、脳科学的に興味深い話があります。

東京大学教授（脳科学）の池谷裕二博士は、語学能力は遺伝子によって決まるといっています。

つまり英語などができるかどうかは、生まれつき決まっているのです、脳科学的に。

記憶力や論理力も同様に、人により生まれつきの能力が違います。

あなたも学生時代、生まれつきの能力の差を見せつけられた記憶があると思います

ですからゴルゴ式記憶術に関しても同じことが言えると思われます。

ゴルゴ式記憶術は、生まれつき記憶力に秀でた人が造ったものではないでしょうか？

真偽はわかりませんが、その人が瞬間記憶を必要とする職業についていたということは、元々記憶力が悪い人だったとは考えにくいです。

3.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」もっと効果がある無料の方法とは？

ゴルゴ式記憶術開発者は、自身がレーダー管制官だった時に必要に迫られて開発したと言っています。

そしてそれを受講した人の意見にも、優れた方法だと絶賛しているものがあります。

ところが受講した人もまた、生まれつき記憶力が優れた人だった可能性は否定できません。

生まれつき記憶力が悪かった人が、ゴルゴ式記憶術を使いこなせなかったとしても、その声が聞こえてくることは少ないと想像できます。

いずれにせよ、誰にでも有効だとは考えにくいです。

ゴルゴ式記憶術が誰でも超人的な力を獲得できるかどうかはわかりませんが、万人に有効な方法は存在します。

それは脳の基本的な「記憶」と「理解」に基づいたやり方です。

どんなに優れた記憶術・記憶法であっても、脳の基本的な「記憶」と「理解」のやり方から逸脱することはできません。

むしろ優れた記憶術・記憶法であるほど、脳理論に適ったものであると言えるでしょう。

その方法とは？

それはマインドマップです。

マインドマップとは梅の花状の図形で、記憶するノートの書き方です。

イギリス人のトニー・ブザンが発明しました。

なぜこの方法が万人に有効であるかというと、脳の基本的な「記憶」と「理解」のやり方から創られたものだからです。

シナプスの結合が、このような形をしています。

もしあなたが写真記憶できなくても、このノートの書き方をすれば覚えたいものの論理構造がするすると頭に入るのを実感できます。

今多くの企業が、マインドマップを使っています。

ゴルゴ式記憶術を使う企業は多くないと思いますが、マインドマップは世界の名だたる企業がすでに使っている方法です。

マインドマップは確実に、万人に効果がある方法だと言えます。

まとめ

1.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」真実は

脳科学から言うと誰にでも効果があるとは考えにくい

2.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」カーネマン理論で説明

いかに優れた記憶術も脳の基本理論から逸脱できない

3.「ゴルゴ式記憶術本当に効果があるのか？」もっと効果がある無料の方法とは？

今多くの企業が、マインドマップを使っている

**************

テスト勉強や受験・資格試験に　無料！記憶術講座はこちらからご登録ください（初めての方）

精神工学研究所不定期メルマガがすでに届いている方はこちらです。

メルマガ読者のご感想はこちらです（アツイ感想があふれています！）

メルマガご感想

おすすめ記事

記憶術イメージ変換法は「女性」に変換しないと使えない真実/ノーベル賞理論でわかる

すごく面白くて役立ちます

************************************************

筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

関連情報

本当は役に立たない記憶術「場所法」の真実/これを知らないと使えない/オキーフ博士理論でも？