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有名タレント自○はASKA覚せい剤で逮捕・中高年の絶望の問題

   

これは2016年に書いたメルマガです。

ダチョウ倶楽部の上島さんや俳優の渡辺裕之さんが次々と亡くなられた今、読み返すと非常に興味深いことが書いてあります。

再掲します。

1.ASKA覚せい剤で逮捕・中高年の絶望の問題

紅白歌合戦に和田アキ子さんが落選しました。

毎年、「なんで和田アキ子が出場できるんだ」という声がありましたが、ついにNHKにその声が届いたようです。

そして、昨夜チャゲ&アスカのASKAさんが覚せい剤で逮捕というニュースが飛び込んできました。

ASKAさん58歳、和田アキ子さん65歳です。

ASKA元被告は福岡県出身で、昭和54年に同級生だったCHAGEさんと「チャゲ&飛鳥」を結成し、シングル「ひとり咲き」でデビューしました。

ドラマの主題歌にもなったシングル「SAY YES」が、平成4年に売り上げ枚数270万枚を超える大ヒットとなったほか、

平成6年には「YAH YAH YAH」も大ヒットを記録するなど、国内のみならず、台湾や香港、シンガポールなどアジアでも人気を集めました。

おととし5月に覚醒剤を隠し持っていたとして警視庁に逮捕され、その後、覚醒剤や合成麻薬のMDMAを使った罪などで懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、執行猶予中でした。

ASKAさんの作る歌は、青春期の若者の心情や恋愛をうたったものが多いと感じています。

それが急速に、時代と合わなくなっていったことが、ASKAさんの苦悩の原因になっているのではないでしょうか?

特にこの時期、NHKの紅白歌合戦の出場者発表などが行われますが、そういうのを見るたびに過去の栄光が脳裏をよぎると想像できます。(2015年11月に執筆)

2.なぜ、中高年は覚せい剤にハマるのか?

それはその成分が、ドーパミンに酷似しているからなのです。

ドーパミンは脳内で快感をもたらす薬物と言われていますが、もともとは運動に関係した脳内物質でした。

つまりライオンなどに追われる動物は逃げるのが苦しくて、それをやめると食われてしまいます。

それを避けるために強い苦しい運動をしなければならない時、このような麻薬物質が脳内で生まれるように動物進化しました。

それがドーパミンのもともとの役目です。

そのドーパミンと、覚せい剤は脳内での役割がほぼ同じです。

じつは怒りや恐怖のホルモンとよく似ている

覚せい剤(シャブ)は、かつては大日本住友製薬が「ヒロポン」という名前で販売していた、一種の強壮剤でもありました。

別名「アイス」「スピード」「S」などとも呼ばれ、現在では『最も中毒性と危険性の高い違法薬物』として知られています。

また“シャブ”という通称の由来は『骨の髄までシャブられる』ことから来ており、この世のものとは思えないほどの快楽と、後に訪れる恐ろしいほどの副作用から、いつしか畏怖の念を込めて“シャブ”と呼ばれるようになったといわれています。

そんな覚せい剤の効果は、最初に凄まじい快楽を感じることができ、初めて使用した場合はこの快楽と興奮状態が24時間~3日間続き、食事や睡眠を一切とらなくても平気なのだとか。

ただし『元気の前借り』ともいわれるこの覚醒剤の快楽を味わった後の症状は悲惨そのもの。

文字通り、前借りした分のツケが、凄まじい副作用を携えて襲ってくるのです。

薬の効果が切れた体は、立ち上がることはおろか、口を閉じるのも困難なほどに衰弱。また食欲も全く湧かなくなり、一旦眠りに入ると、ほとんど死んだように眠ってしまうといいます。

しかし覚せい剤使用後の睡眠では体力が回復せず、徐々に性欲もなくなっていきます。

恐ろしい禁断症状

 

3.恐ろしい禁断症状

そしてここから『幻覚、幻聴、恐怖心』という、最も恐ろしい症状が次々と襲ってくるのです。

元薬物依存症患者によれば、この症状は「快楽と引き換えにするには、あまりにも代償が大き過ぎる」ともいわれており、壁や天井がゆがむ程度からはじまって、次第に症状は悪化していくそうです。

部屋の中に突然人が現れる、隣の部屋から自分の悪口を言っている声が聞こえる、いつも誰かに見られてる気がする、誰かが自分を殺そうとしてる…

こうした思い込みから始まり、徐々に対人恐怖症となっていくことで、家族や友達とも人としての関係を築けなくなっていきます。

この辛い状態を治す方法はただ一つ『再び覚せい剤を使うこと』だけ。

覚せい剤を使用した瞬間、今までのだるさが一気に吹き飛び頭は爽快、幻覚や幻聴も消え「自分はなんでも出来る」と錯覚するほど、力がみなぎってくるそうです。

ただし覚せい剤は、使用するたびに効果の持続時間が短くなるため、前述した副作用があっという間に襲ってきます。

そのため、覚せい剤を使うことで「副作用から逃げられる」ことを知った体は、効果が切れる度にクスリを欲するようになります。

これが『一度、シャブを使ったら止められない』という地獄のサイクルを生み出しているのです。

想像以上の禁断症状のイメージ

 

まとめ

上記説明では覚せい剤は元気の前借と言っていますが、じつは「青春を取り戻す作用」があるのです。

これが中高年が、覚せい剤から逃れられない原因です。

※歳を取っても、「青春」が忘れない世代がヤバい

関連情報

歌手や元スポーツ選手が薬物、特に覚せい剤にハマるのはなぜか?

 

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