どうしてウクライナ戦争は長引いたのか?いつ終わるのか?
当初プーチンの予定では、3日で終わる予定
だったウクライナ戦争。
半年を過ぎても終わりが見えない感じです。
というか、最初は詳細を伝えていたメディアも最近はすっかり飽きて、ウクライナ戦争は報じなくなりました。
どうしてこれほどまでに戦争が長引くのでしょうか?
そこには、知れば納得の理由がありました。
最新兵器とプーチン

1・昔の戦争
昔の戦争はだらだらと長い戦争がけっこうありました。
ヨーロッパには100年戦争という名前の付いた戦争があったくらいですから
「フランス王国の王位継承およびイングランド王家がフランスに有する広大な領土をめぐり、フランス王国を治めるヴァロワ朝と、イングランド王国を治めるプランタジネット朝およびランカスター朝というフランス人王朝同士の争いに、フランスの領主たちが二派に分かれて戦った内戦である。
国家という概念は薄い時代であり、封建諸侯の領地争いが重なったものであった。
1337年11月1日のエドワード3世によるフランスへの挑戦状送付から1453年10月19日のボルドー陥落までの116年間の対立状態を指すが、歴史家によっては、実際にギュイエンヌ、カンブレーにおいて戦闘が開始された1339年を開始年とする説もある。
いずれにしても戦争状態は間欠的なもので、休戦が宣言された時期もあり、終始戦闘を行っていたというわけではないが、対立状態は続いていた。」
古代の戦争は、国家間の領土の奪い合いが常態の時代であり、つまり「戦争=普通の状態」みたいな感じだったようです。
そういう感じで考えるなら、日本の戦国時代もだらだらと年中戦闘状態に近かったようで、今の時代に「100年戦争」と言っているだけで当時は普通だったということでしょう。
100年戦争の肉弾戦

2・ちょっと昔の戦争
ちょっと昔の戦争とは、第一次世界大戦からベトナム戦争ぐらいの時期で、昔の戦争と何が違うかというと機械化された武器を使い始めたことです。
特に第一次世界大戦では機関銃が本格的に導入されて、それまでの陸上戦とは様相が変わりました。
その前の日露戦争では単発式のライフル銃を持った兵士同士の肉弾戦が繰り広げられました。
ヨーロッパ大陸の陸上戦で機関銃を使って双方が打ち合うようになってから、戦況が膠着状態に陥ることが多くなったようです。
つまりこの時代でも、じつは戦争は長引いていたのです。
戦争がすぐに終わるようになったのは、アメリカのイラク攻撃の時からでしょう。
それ以前のアメリカの日本との闘い、朝鮮戦争、ベトナム戦争はやたらと長引きました。
それで戦争が長引くことを嫌ったアメリカは、最新武器の開発に力を入れて圧倒的性能でさっと戦争を終わらせることを目標にしました。
その成果が出たのが、イラク攻撃です。
他にもイギリスとアルゼンチンの間で起きた、フォークランド紛争も短時間で終わっています。
フォークランド紛争もイラク攻撃も、戦争当事者の両者に圧倒的な武力の差がありました。
つまり、現代の戦争において、戦争当事者の両者に圧倒的な武力の差がある時だけ戦争は早く終わると考えられます。
そうだとすると、ロシア軍はウクライナ軍より圧倒的な戦力の差があったはずなのに半年以上てこずっています。
なぜでしょうか?
日露戦争

3・鉾と盾
武器は主に二つに分けることができます。
ひとつは攻撃兵器で、いうなれば剣、あるいは鉾です。
もうひとつは防御装置で、こちらは盾のようなものです。
昔の兵器は、だいたい攻撃力に乏しいものでした。
特に生身の兵士同士が戦う時代の武器は、あまり攻撃力がなくちょっとした防御装置で防ぐことができました。
ちょっとした防御装置で防ぐことができたからこそ、肉弾戦が可能だったわけで、圧倒的攻撃力の機関銃が登場したあたりから肉弾戦は姿を消しました。
つまり戦争の歴史は武器の発達の歴史であって、武器とは主に「攻撃兵器」を意味するものでした。
どういうことかというと、防御装置の発達より攻撃兵器の強力化が重視されたということです。
昔は、鉾と盾のどちらが強力かというと、盾の方が強かったのです。
肉弾戦の時代です。
それが機関銃の登場あたりから、攻撃兵器の性能がどんどん上がっていきました。
機械化した武器を大量生産できるようになったからです。
つまり、現代において攻撃兵器と防御装置のバランスはいちじるしく崩れているのです。
防御装置より攻撃兵器の方が、圧倒的に強力で防御は難しくなっています。
ですからウクライナのような国でも、欧米製の手軽だが高性能の攻撃兵器を供給されることでロシア製の兵器を打ち破ることができます。
これが、ウクライナが善戦している理由であり、ウクライナ戦争が長引いている理由のひとつでしょう。
食料も乏しいロシア軍だといわれている

まとめ
昔の兵器は防御がたやすいものが多かったのですが、攻撃兵器の工業生産によりバランスが崩れました。
今では、防御がしにくい安価な攻撃兵器がたくさん出回っています。
こういう安価でも高性能な攻撃兵器を持つ軍隊やテロリストには、大国であってもなかなか勝つことができない時代になりました。
そして安価で高性能な攻撃兵器は、闇マーケットで簡単に買うことができるのでやっかいです。
現代において攻撃兵器と防御装置のバランスはいちじるしく崩れているのですが、その最たるものが核兵器です。
核爆弾の攻撃を防ぐ防御装置は、基本的に「ない」と言っていいと思います。
それを持つ国が日本の近くにふたつあります。
一つは中国、もうひとつは北朝鮮です。
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