第八回新興宗教の洗脳の手口(薬物を使う強力な方法)
本日はかなり強烈に洗脳できる方法の説明です。
それは薬物、具体的に覚せい剤を使う方法です。
オウム真理教が得意とした方法ですが、覚せい剤の他にもLSDという幻覚剤なども使われました。
薬物を使う方法はかなり確実に異常体験に陥るために、それが教祖のパワーによって生じたと言われると疑り深い人でも洗脳されます。
もちろん違法薬物ですから、使われた方はたまったものではありません。
1・覚せい剤の使い方
覚せい剤は薬物常習者が使うものとして有名ですが、摂取方法は静脈注射が多いです。
あと鼻の粘膜から入れる方法もあります。
しかし洗脳/マインドコントロールの場合、洗脳される人に異常体験させることが目的ですから本人が気づかない方法で摂取させる必要があります。
そこで一般的に使われるのが、飲み物に混ぜて飲ませる方法です。
覚せい剤は通常、白い結晶状の粉末です。無臭で苦い味がし、水またはアルコールに簡単に溶けます。
苦いのでコーヒーに混ぜるのが気づかれにくいと思われますが、体験者の声とか読むとけっこうきつい苦さだそうです。
そこで宗教儀式に偽装して苦い液体である覚せい剤を飲ませるように仕向ける方法が多いみたいです。
その結果は、効果的でした。
宗教儀式を体験したら、本当にすごい異常体験があったので心酔したという事例が多いようです。
オウム真理教が使ったことは有名
2・覚せい剤どうなる?
覚せい剤は覚醒という名前が入っているように、摂ると目が覚めてシャッキンとする作用があります。
目が覚めて頭がすっきりし、その状態で快感を感じるようなので、じつは宗教的洗脳/マインドコントロールには向いていません。
この儀式を体験すると、頭がすごくシャッキンとして気持ちよくなり、やる気に満ちてきますよといううたい文句であれば使えます。
しかし、宗教儀式はだいたい目がトロンとして得も言われぬ気持ちよさを体験する方が多いものです。
つまり、「天国体験」ですね。
ですから手に入れやすい覚せい剤より、本当は幻覚作用のあるLSDの方が宗教洗脳には向いています。
リゼルグ酸ジエチルアミドの略でLSDと呼ばれます。
その作用は強烈な幻覚を見ることが有名です。
スイス人化学者アルバート・ホフマンが合成に成功しました。
最初ホフマン博士は血管と呼吸の薬を開発しようとして、偶然幻覚剤の開発に成功したのでした。
「幻覚作用を感じたホフマンは実験室から帰ろうとして助手に送ってもらった。
家に着いても症状は一向に治まらなかったため、助手に医者を呼んでもらっていたが、その間に隣に住んでいる婦人が牛乳を差し入れてくれた。
空間が全て回転し、部屋の中のものや家具がグロテスクに変化し、まるで命を持っているかのように絶えず揺れ動き、隣の婦人も色の黒い醜い顔をした意地の悪そうな魔女に見えた。
その感覚が消えると、ホフマンは感謝と幸福な気分が満ちてくるのを感じた。
そして万華鏡のように幻想的な現象が起こり始めるのを見た。
視界は環状と螺旋状が開いては閉じ、あたかも色彩の噴水のようであり、絶え間ない流れの中に新しい配列と交差が形作られ、戸の掛け金の音や自動車の音とともに視覚的世界が変容し、それぞれの音にふさわしい色と形で生き生きと変化に富んだ形象となった。
ホフマンはそのまま疲れ果てて眠ってしまった」ウイキペディアより
このように強烈な幻覚体験に襲われるのですが、それが幻覚剤により生じたのではなく教祖のパワーが引き起こしたと言われると、一発で信じ込むようになるでしょう。
教祖に心酔
3・変性意識体験
このような異常体験を感じる精神状態を変性意識と呼んでいます。
変性意識は薬物だけでなく、脳内麻薬物質の亢進でも生じます。
よく言われるランナーズハイは、脳内麻薬物質による変性意識なのです。
そして知られていませんが、ヨガのような筋肉のストレッチでも変性意識を生じます。
筋肉をストレッチし続けると脳内麻薬物質による変性意識を生じます。
これは繰り返すほど変性意識が強烈になっていって、次第にその快感のとりこになります。
ストレッチだから危険性はないだろうと思われがちですが、脳内「麻薬」物質なのでじつは中毒性があります。
この際生じるドーパミンは、覚せい剤アンフェタミンと似た化学構造を持っています。
つまりヨガによる中毒性は、覚せい剤中毒ぐらい強力なのです。
タレントの片岡鶴太郎さんはヨガにハマっていた時期があって、そのころはガリガリに痩せていました。
そして目の感じがちょっと異常でしたが、あのころはヨガ中毒といってもおかしくない状態ではなかったのかと推測しています。
目が怖い
まとめ
宗教洗脳のうち、違法薬物をこっそり飲ませる方法は非常に強烈です。
その薬物も覚せい剤のようなアッパー系より、幻覚剤であるLSDの方が洗脳には向いています。
その幻覚作用が教祖のパワーによるものであると言うことができるからです。
幻覚を見た人は一発で教祖のパワーを信じ込むので、洗脳されてしまいます。
また、知られていませんがヨガのようなストレッチ系身体運動も洗脳に有効です。
それは脳内麻薬物質を生じるので、じつは身体運動でも中毒にさせることができるのです。
こういう理由で、宗教団体が正体を隠してヨガ教室・ヨガサークルを運営することが多いです。
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非常に強力な方法です。
その名は「返報性の法則」。
この方法がなぜ強力かというと、統一教会が自民党に対して行ったのがこのやり方だったからです。
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