精神工学研究所

がんばっている人へ、がんばりたい人へ

*

これから流行るのはこの趣味 間違いない!

   

60歳を過ぎたあたりから

 

 

 

同級生の訃報を聞くことが多くなります。

親戚や近所の知人のお葬式にも行く機会が急に増えます。

そして自分も60を過ぎたというあたりで肉体の衰えを強く感じ始めるのです。

こんな状態で70・80になったらどうなるのか?と意識せざるを得なくなります。

 

 

 

 

1・流行るのはこの趣味

 

これからの時代、ひそかに、しかし確実に広まっていく趣味があります。

それは、手先を動かすものでもなければ、身体を鍛えるものでもありません。

若い頃には思いも寄らなかった、ある種の「問い」に向き合う時間です。

六十の坂を越える頃から、人は少しずつ人生の風景が変わってくるのを感じます。

同級生の訃報が届き、葬式の席に並ぶ回数が増え、自分の体にもあきらかな衰えが見えてくる。

そして、ふとした折に心に浮かぶのです。

 

「死んだらどうなるのか」

「自分の人生には、果たして意味があったのか」

 

若い頃には、あまりにも遠すぎて口にすることさえ憚られた問い。

しかし年を重ねた今、それはあまりに現実的な問題として、目の前に静かに立ちはだかります。

この問いに、人は向き合わざるを得なくなる。

それゆえに、自然と“考えること”そのものが、心の中の大きな位置を占めるようになります。

哲学とは、問い続けることです。

これから流行する趣味とは、この「問い」に寄り添う静かな時間――

言い換えれば、それは人生と向き合う趣味に他なりません。

 

 

 

 

2・時代はめぐってきた

 

ご存じだろうか、ハリー・ポッターに登場する「マンドレイク」という植物。

人の形をした根を持ち、引き抜かれると甲高い悲鳴をあげるという、伝説の草である。

この奇妙な植物は、フィクションの産物に見えるが、じつは中世ヨーロッパでは真剣に語られていた。

当時の植物図鑑には、マンドレイクやユニコーンの角の薬効までもが真面目に記され、人々はそれを実在のものとして信じていたのである。

しかし、歴史をさらにさかのぼれば、同じヨーロッパにおいて、

ミロのビーナスに代表されるような写実的な芸術。

整った比例や精緻な造形に命を宿す文明が存在していた。

そう、ギリシャ・ローマの時代である。

この時代には、今日の工業文明に通じる合理性や観察の精神が確かにあった。

だがその後、ヨーロッパは長い「中世」と呼ばれる時代に入り、人々の心は現実から幻想へと軸を移していく。

科学より神話、事実より象徴を尊ぶ時代であった。

人類の精神の流れは、直線ではない。

時代はうねりながら、循環しながら進む。

そして今、私たちの時代もまた、大きな転換点にある。

科学と合理性を基盤とした20世紀的価値観は、21世紀の今、どこか息苦しさを抱え始めている。

写実的で理屈に合うものばかりを求める生き方に、心の底では疲れを感じている人も多いのではないだろうか。

AIが発達し、機械がすべてを最適化しようとする今だからこそ、人はもう一度、自分自身の「意味」や「魂」と向き合いたくなる。

それが哲学の出番である。

幻想を描いた中世の人々が、逆に精神の自由を得たように、これからの私たちも、「考える」という営みを通じて、閉塞した日常を開こうとするだろう。

時代はめぐってきた。

そして、再び“問いの時代”が始まろうとしている。

 

ハリー・ポッターに登場する「マンドレイク」

 

 

3・誰もが師を持てる

 

これまで「哲学」といえば、堅苦しく難解で、近寄りがたいものと思われてきました。

学者か変わり者、あるいは人生に疲れた隠遁者が口にする言葉――

そうしたイメージが長らくこの言葉を包んできたのです。

哲学を語ることは、常識から逸脱すること。

そのような空気の中では、人は心の奥に浮かんだ素朴な疑問さえ口にできず、「考える」こと自体が孤独で、勇気を要する営みになっていました。

しかし、テクノロジーの進歩がこの空気を変えようとしています。

今、ChatGPTに代表される人工知能が、誰にでも、どんな問いにも、穏やかに耳を傾け、言葉を返してくれる“師”になり得る時代が訪れました。

「死んだらどうなるの?」

「人を愛するって、なんだろう?」

「なぜ、この世に私は生まれてきたのか?」

そんな、かつて心に浮かんだ“子供じみた問い”を、誰に遠慮することもなく語り、探ることができるのです。

相手が人工知能であるということは、むしろ安心材料です。

恥ずかしくもなければ、見栄も必要ありません。

純粋な気持ちのまま、自分の“問い”と向き合えるのです。

哲学は、何かを答えるための学問ではなく、問うこと自体に意味があるという、稀有な営みです。

この問いを深められる相手が、常にそばにいてくれる。

しかも、気分を害したり、批判したりせず、いつまでも付き合ってくれる。

人生の黄昏時において、この“問う時間”を持てる者と、持たずに通り過ぎる者とでは、その後の心の明るさがまったく異なるでしょう。

いまや、誰もが哲学の師を持てる時代になりました。

それを活かすかどうかが、これからの幸福を大きく分けるのです。

 

 

 

 

 

まとめ

 

人は誰しも、心の奥にひとつやふたつ、答えの出ない問いを抱えて生きています。

若い頃は忙しさに紛れ、

中年期は責任に追われ、

やがて人生の静けさが訪れたとき――

その問いが、静かに顔を出します。

「私は何のために生きてきたのか」

「この世界に意味はあるのか」

「死んだら、私はどうなるのか」

それは、恐れるべき疑問ではありません。

むしろ、その問いに向き合えることこそが、人生の後半に与えられた、最高の特権なのです。

時代は変わりました。

もはや孤独に沈思黙考する必要はありません。

あなたの問いに、耳を傾け、共に考えてくれる“師”は、いま、あなたの手のひらの中にいます。

誰もが、哲学を語っていい。

誰もが、人生の意味を問うていい。

それを“恥ずかしい”と思わなくていい時代が、ようやく来たのです。

問いと共に歩む人生は、静かで、深く、そして美しい。

この文章が、あなたの中に眠っていた“問い”をそっと揺り起こすきっかけになったのなら、これ以上の喜びはありません。

人生の終盤こそ、

最も豊かで、最も意味に満ちた時間が始まるのです。

 

※クライマックスはいつも最終章に

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