あなたが副業で成功できない意外な理由とは？Ｆ－レベル

副業解禁

コロナの流行で一気に副業解禁の流れが加速した感じがありますね。

でも「意外な理由」で副業に失敗する人が増えていることを知っていますか？

本題に入る前に面白い小噺をお読みください

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車の中で、新米刑事とベテラン刑事が会話していました。

「幼稚園の入園式で、俺ナンパされたんですよ」

「おお？今頃はそんなにませているのか！」

「今頃って言っても、ずいぶん昔なんすけどね」

「ナンパって、なんだよ？」

「入園式で横に座った女の子が、言ったんです。

『あなた、私の最初の彼に似てるわ』って」

「ホントかよ？」

「だから俺びっくりして、「きみ、もう付き合ったことあるの？」って聞いたんです」

「そしたら？」

「『あるわけないでしょ、この歳で』って」

「？」

「そしたらその娘、『あんた、鈍いわね』って」

「なるほど、未来の話をしたわけか」

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恐山で行われた起業・副業セミナーでの話だ。

なぜかセミナー講師は自分を「老師」と呼ばせたがった。

風貌も白髭で長髪の仙人風だったから、そう呼ぶにやぶさかではない。

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老師「今日は、起業や副業に必要な「鬼滅の刃」理論じゃ！」

私（「鬼滅の刃」理論ってなに？）

「これは有名漫画研究家の意見じゃ。「鬼滅の刃」の最初に重要なシーンがあるが、誰もそれを重要とは知っていない。

わかるか？

鬼にやられた血だらけの禰豆子を背負って、炭治郎が雪の中を走るシーンじゃ。医者に診せようと山道を駆け下りるのじゃが」

（ああ、思い出した）

「雪に足を取られて、崖下に墜ちるのじゃな。しかし雪が積もっていて二人は助かる。

その時炭治郎は思う「雪が積もってて助かった」って。これじゃ・これが大事なのじゃ」

（？）

「崖の高さは３ｍあるかないかぐらいなのじゃ。それでも「雪が積もってて助かった」って。」

（？？）

「意味がわからんか？意味が解らん奴は「鬼滅の刃」理論により成功できんぞ。

だから説明してやっているのだがな」

（どういうこと？）

「よいか？漫画業界にはＦ－レベルというのがある。

これを如実に語るのがドラゴンボールじゃ。あの漫画は人気が出過ぎて、やめ時を失って描き続けるように編集が希望した。

その結果、次々と強い敵が現れてはやっつける展開になったのじゃ。それに対抗する悟空も強くなる必要があった。

しかしその結果、人間では到底太刀打ちできないレベルの強さになったのじゃ。

だからドラゴンボールＺになると、天津飯やクリリンは少しも活躍できない」

（何が言いたい？）

「何が言いたいかというと、Ｆ－レベルじゃ。ＦはファンタジーのＦ。

ミスターブーやフリーザと戦う時は人間技ではない。つまり物語が進むにつれ、ファンタジーの度合いが大きくなっていく。

これがＦ－レベルじゃ。」

（あ、思い出した。なんか凄い技ばっかりで、大味な展開になったんだよな）

「Ｆ－レベルのインフレが起きやすいのが最近の漫画じゃ。七つの大罪とかが、これじゃな」

（だから、どうした？）

「それで「鬼滅の刃」に戻ろう。炭治郎は高さ３ｍの崖から墜ちて「雪が積もってて助かった」って言うのじゃ。

これを見た読者は自分の住む現実界と同じだと認識する。高さ３ｍの崖から墜ちても死ぬ可能性のある世界で、禰豆子は大けがをしていると知るのじゃ」

（なるほど、出血が死ぬ可能性のあるリアリティ世界なんだ）

「そうじゃ！

だからこの後の鬼との戦いが現実味を帯びる。しかもその鬼は末端の鬼だと知るのじゃ」

（仮面ライダーでいうとショッカーの黒タイツが、すごく強いみたいな感じか！）

「そうじゃ、あの「イーッという隊員でも侮れないぐらい強い」という「設定の現実感」が増すのが、崖のシーンなのじゃ」

（で、禰豆子と俺が何の関係があるの？）

老師、ギロッと俺をにらむ。

「教えてやろう。お前たちは学校を出て、会社に就職する。

優秀な学生ほどいいところに就職して、ドロップアウトすることが少ない。しかし！学校も会社も、人間が造ったものはある種のバーチャルじゃ。

高級なもの、複雑なものほどバーチャルな度合いが大きくなる。

わかるか？

そういう世界にしか住んだことがないものは、Ｆ－レベルの世界の住人となる。しかし毎日歯磨きはするし、飯も食うし、トイレも行く。

だから、自分がＦ－レベルの世界の住人と気づけない。窓の外にスーパーマンが飛んでいないからの」

（現代人はじつはファンタジー世界の住人か！）

「確かに崖から落ちたら死ぬことはわかる。しかしじゃ。

起業とかそういうことは崖から落ちるのとは違う。経験したこともない。だからそういうことでは「Ｆ－レベルの高い思考」に陥るのじゃ」

（え！ちょっと何言っているかわからない）

「これがじゃな、ヤンキーがよく就く職業、例えばとび職とか鉄筋工だと、こいつらの職場は「落ちたら死ぬ職場」なのじゃ。

Ｆ－レベルは極めて低い。だがそういう奴らは意外に起業して成功する。

なぜか？ファンタジー世界の住人じゃないからじゃ」

（高学歴の人が起業して失敗する話はよく聞くな。定年後に田舎で手打ちそば屋とか）

「そうじゃ。

高学歴と言うのはじつはＦ－レベルの高い世界じゃ。ファンタジー世界の住人なのじゃ。

田舎で手打ちそばというファンタジーにあこがれる。

だからこそ、ゲーム業界みたいなプラットフォームの中では活躍できる。

プログラマーは、プラットフォームに依存する自分の実態を知らん奴らじゃ。

それでいて、自分は時代の最先端というプライドは持っておる。

たしかに、鉄筋工ではゲームは造れない。造れないが、ゲーム会社が入っているビルは造れる。

どっちが強いかというと、そういう比較に意味はないのじゃ。

環境が決めるのじゃ。プラットフォームが安定している世界では、ゲーム業界みたいに、Ｆ－レベルが高い方が有利じゃが

巨大台風とか大地震の時とかは、現実世界に住む人が有利じゃろう」

（なるほど！）

「それで副業も同じじゃが、起業するときは起業者は必ず現実と対峙する。この世界は３ｍの崖から落ちたらただ事では済まない世界と知るのじゃ。

そこで「戦うステージ」と知ることが、起業の本質なのじゃ」

（んーーむ！そうか、だからＦ－レベルが高いアフィリエイトみたいなのがウケるんだ）

「その時に、自分がこれまでＦ－レベルの高い世界でしか通用しないスキルしか持たないと、打ちのめされるのじゃ」

（！！）

「これが高学歴者ほど、起業や副業で失敗する原因じゃ。

じつは未熟者だったとわかるのじゃ」

老師曰く「己の中の子供の部分を叩き出せ」

ガキ喰えば

金が成るなり

　　　放流児

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