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山口県阿武町が24歳の男性に誤って4630万円を振り込んだ問題

   

2022年5月18日午後、男性の弁護士が取材に応じ、

「本人は今資産もない」「少しずつ返していくことを検討していこうかと思う」などと話しています。

この事件を「大事件」にしているのはテレビのワイドショーではないでしょうか?

ワイドショー批判が起きて久しい

1・問題は何か?

ワイドショーで騒ぎ立てるようなことはみなさんもうご存知なので、ここでは別の観点から見てみたいと思います。

まず、山口県阿武町が誤ってひとりに4630万円を振り込んだのですが、この問題が連日テレビを賑わせていることで町役場の担当職員は肩身の狭い思いをしていると想像します。

「自分の失敗が連日ワイドショーで放送されるなんて・・・・」

気の弱い、真面目な方であれば、心を病んだりもっと悪い方へ行く可能性があると思います。

ワイドショーが追い込んだ

そうなった場合、テレビ局やワイドショーのレポーターが責任を取るかというと、そういうことはまったくないでしょう。

これほどまでに騒ぎ立てる問題なのでしょうか?

私は、この問題の一番の悪役は「テレビ局やワイドショーである」としか感じられません。

当事者の24歳の男性ですが、自分の人生にあまり期待できないフリーターのような人物ではないかと想像しています。

ネット記事ではパチンコ狂いだったとかありましたが、大きなお世話に感じます。

そういう人物にある日突然、一生目にすることがないようなお金が降ってきたとしたら、おかしくなって当然だと思います。

宝くじに当たった人が急いでそれを使い切ってしまおうとするのと同じ心理作用が働いても不思議ではありません。

ホメオスタシスの作用と言い換えることが出来るでしょう。

※本当に悪いのは、「テレビ局やワイドショー」ではないでしょうか?

2・テレビの厚顔無恥さ

上島竜平さんがお亡くなりになったときに、フジテレビのワイドショーは自宅突撃を行って非難されています。

上島竜兵さん訃報でフジの独走報道を許さなかった「厚労省の怒り」という記事から引用します。

『厚生労働省がテレビ局などに異例の注意喚起を促す発表を行った。

《タレントの上島竜兵さんが5月11日に逝去され、死因が自殺である可能性があるとの報道・放送が行われていることを踏まえて、

本日午前中に、『自殺報道ガイドライン』に即した放送・報道をしていただくよう、依頼文を送らせていただきました。》

厚労省は赤い字で大きく4項目を例に挙げた。

・自殺の「手段」を報じる
・自殺で亡くなった方の自宅前等から中継を行う
・自殺で亡くなった場所(自宅)の写真や動画を掲載する
・街頭インタビューで、市民のリアクションを伝える

明言こそしていないが、全文を読むと“テレビ局はいい加減にしろ”という怒りが行間から読めるのだ。』

「一般的にみて、一番やりすぎたのはフジテレビの『めざまし8』でしょう。

というのも、フジは午前7時30分ころから、その前の『めざましテレビ』内で上島さん訃報の第一報を出し、独走して報じていたのです。

それ自体は報道の役割と言えるでしょうが、午前8時過ぎには上島さんの自宅前に到着し、リポーターが飄々とした口調で具体的な方法まで明かしていたのです。」

ここにテレビ局の独善と傲慢さがあります。

そして有名人の自殺に関して、厚労省からも自粛を要請されるほどテレビのすることが目に余りますが、彼らは気が付いていません。

無責任で鈍感で傲慢です。

それでいて、正義の味方であるかのようにふるまいます。

厚労省のガイドライン違反の証拠

 

3・なぜテレビのワイドショーはこの事件を報じるのか?

「阿武町が24歳の男性に誤って4630万円を振り込んだ件」を大々的に報じる理由は、基本的にひとつです。

1.この事件の犯人を叩いても誰からも非難されないから

テレビのワイドショーはこういう理由だけで、殺人でも強盗でもない事件の犯人を、これでもか!というぐらい叩いています。

やり過ぎた結果、自殺したとしても知らん顔でしょう。

5月18日のミヤネ屋を観る機会があったのですが、正義の味方面する宮根誠司はじめ出演者は(再度言いますが)殺人でも強盗でもない事件の犯人を、これでもか!というぐらい叩いています。

こういう報じ方をした結果、関係者が死を選んだことは数多くありましたがぜんぜん懲りていません。

再度言いますが、「事件の犯人」と言われる若者は、ある日突然自分の銀行口座に見たことのない大金が転がり込んだのです。

つまり犯罪を計画してそれを実行した「犯人」とは、この時点でまったく違います。

先日元国会議員が議員特権のパスを使って、新幹線にタダ乗りしていたことが報じられました。

あの人物は、最初からそれを狙って計画して犯行に及んだのです。

今回の「犯人」とどちらがより悪いヤツかというと、私は元国会議員ではないかと感じます。

ある意味、今回の「事件の犯人」と言われる若者は、運が悪かったのです。

テレビのワイドショーに存在意義はあるのでしょうか?

犯人と言えどもまだ24歳の若造です。

こんなふうに全国に名前や人物像が知られた結果、この人の人生は終わったも同様だと考えられます。

そうしたのは、テレビのワイドショーですが、彼らは全然責任を取りません。

ひとりの若者の人生を奪ったと言っても過言ではないと思います。

タダ乗り男元衆院・参院議員の山下八洲夫容疑者(79)

 

 

まとめ

 

もし、これほど大々的に報じていなかったら違う展開になったことが予想できます。

もしかしたらお金の大部分はどこかへ隠しているのかも知れません。

犯人のネットカジノで使い果たしたという供述はどこか嘘くさいと感じます。

だからもう少し目立たない環境で、「穏便に済まそう」という提案がされたなら素直に応じた可能性が高いと私は感じます。

しかしここまで騒ぎ立てた以上、もう裁判をするしかない様になったと思います。

そして裁判になったらなったで、無責任な宮根誠司やレポーターが自分らの儲けのタネにするでしょう。

まったくハイエナのような奴らだ(というとハイエナに失礼)。

ミヤネ屋と言うが「イヤミ屋」ではなないのか?

関連情報

ビートたけし守護霊が語る フライデー襲撃事件 破滅への真実とは?

 

2017年に書いた記事です、桑子のあざとさ

 

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髪の毛で悩む男性だけお読みください

 

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