「ドクターストレンジ」カンバーバッチがとんでもない映画に出演していた!
実話が元
ベネディクト・カンバーバッチと言えば、「ドクターストレンジ」役でおなじみの売れっ子俳優です。
そんな彼が、とんでもない映画に出演していたと言ったら驚きませんか?
しかも共演が、ジョディ・フォスターです。
この映画は「モーリタニアン」という2021年の作品で、しかも実話が元になっています。
なお文中、ガッツリとネタバレがありますのでそれが嫌いな人は読まないでください。

1・どういう映画
2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが起きました。
ニューヨークのワールドトレードセンターにハイジャックされた二機の旅客機がつっこみ、ビルは完全に崩壊しました。
日本人24人を含む2,977人が死亡、25,000人以上が負傷しています。
ペンタゴンにもハイジャックされた旅客機がつっこみ、西側部分が破壊されています。
この大惨事を受けて、当時のブッシュ大統領は犯人とみられるイスラムテロ組織アルカイダの壊滅を図ります。
この事件の犯人たちを何としても捕まえようということで、世界中から容疑者を逮捕してアメリカの刑務所に入れたのです。

ここからは映画の内容です。
アメリカ同時多発テロから2ヶ月後の2001年11月、モーリタニア人のモハメドゥ・ウルド・スラヒは現地警察に連行され、そのまま米国政府に捕らえられました。
彼はグエンタナモ刑務所に収容され、厳しい取り調べを受けます。
この刑務所はアメリカの管轄ですが、場所はキューバにありました。(グエンタナモ基地の中です)
どうしてアメリカ本土の刑務所に入れなかったかというと、ハッキリ言うと「拷問するため」だからです。
2005年2月、ニューメキシコ州アルバカーキの人権派弁護士ナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)は、この事実を知り彼を弁護しようと決心します。
当局の容疑は彼が「テロの実行犯をリクルートした重要人物」だということでしたが、首謀者の1人として告発されながらも起訴も裁判もされないまま長期間身柄を拘束されていることに不信感を抱いたからです。
一方、海兵隊検事のスチュアート・カウチ中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)は、上官より勾留中のスラヒを起訴することを要請されます。
そうして物語は進んでいき、ジョディ・フォスターは弁護役として、ベネディクト・カンバーバッチは起訴する役目として、両者とも「ある証拠」に至ります。
それは、容疑者スラヒがグエンタナモ刑務所(正しくは収容キャンプ)で激しい拷問を受けて自白したように工作されていた証拠です。
映画の最終局面で
この証拠により、裁判で勝利したスラヒは無罪を勝ち取ります。

2・意外な展開
そのころアメリカ大統領は、バラク・オバマになっていました。
オバマ大統領はアメリカ初の黒人大統領として有名ですが、本職は弁護士であり人権問題に積極的に取り組む民主党の政治家として活躍したのち大統領になりました。
つまりオバマ大統領は、人権問題に積極的に取り組む人物として評価されていました。
ところが2010年3月、スラヒは勝訴しましたがアメリカ政府は上告してさらに裁判を続けたためにグエンタナモに収容され続けました。
最終的にスラヒが解放されたのは逮捕から14年後、最初の勝訴から7年後の2016年でした。
その裁判続行の手続きを決めたのが、人権派大統領として名高いバラク・オバマだったのです。
つまりアメリカの人権意識というのは、この程度のものということです。
オバマ大統領でも、アメリカが受けた同時多発テロの憎しみをぶつける対象者として、無実のイスラム教徒の生贄が必要という意見に逆らえなかったのです。
映画の最後で、グエンタナモ刑務所には300人以上の無実のイスラム教徒がいたと報じられます。
広島を訪問したオバマ大統領

3・これで終わりではない
さて、ここまでであれば「この映画はアメリカの良心だ」という美辞で終わりでしょう。
しかし21世紀になって、世界は複雑化しました。
同じような映画として「エリン・ブロコビッチ」がありました。
これは2000年製作のアメリカ映画。
アメリカ西海岸を拠点とする大手企業PG&Eから、環境汚染に対する史上最高額の和解金を勝ち取ったエリン・ブロコビッチの半生を描いた痛快な物語です。
大企業が起こした公害に対する訴訟の話です。(こちらも実際にあった事件です)
主演は、ジュリア・ロバーツです。
「エリン・ブロコビッチ」のころは、「この映画はアメリカの良心だ」という美辞でよかったのでしょう。
しかし現代は、このような社会派映画が、中国のような国のプロパガンダとして資金援助され制作される可能性が否定できないのです。
中国がアメリカを敵国として見ているのは事実であり、諜報活動や情報戦に多額のお金とマンパワーを注ぎ込んでいます。
つまり「モーリタニアン」という映画は、このような事実を煽り立てることでアメリカ政府の信頼性を失墜させたり、国民を分断させたりすることにも使えるのです。
この映画で描かれたことは事実ですが、その事実の取り扱いによっては中国による情報戦侵略に使えるのです。
そしてこのような情報戦が何より厄介なのは、「正義の仮面」をかぶっていることです。
人権問題という錦の御旗を掲げられると、民主国家は弱いのです。
中国はそこを突いてきます。
シーシェパード活動家とグレタ・トゥーンベリ

まとめ
日本も例外ではありません。
沖縄の基地反対運動のデモ参加者の大半は、中国の息のかかった人たちだといううわさがあります。
ここでも、「正義の仮面」をかぶっているスパイが暗躍しているとみて間違いないでしょう。
そしてそういう扇動に、すぐに載せられてしまうのは「人権問題に敏感な芸能人」です。
日本にもたくさんいますね。
テレビも「正論」をかざして、反論を封じようとする傾向が強いです。
このような情報戦が何より厄介なのは、「正義の仮面」をかぶっていることです。
※現代は正しいことを言うやつが、正しい人とは限らなくなってしまった
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