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成人の日に起きた困った問題とは?ヤンキーはもう暴れない

   

法律的に成人年齢が

18歳に引き下げられることで、成人式に大問題が起きています。

政治家が成人年齢を安易に引き下げた結果、こういう問題で苦しむ人が増えているのです。

20歳が18歳に変わっただけだろ?と思うかもしれませんが、それでいろいろな問題が起きています。

1・着物を着ない、売れない

18歳成人式にするとどういう問題が起きるかと言うことで、全国の自治体にアンケートが行われました。

その中の回答でびっくりする解答が寄せられました。

それは、京都のものです。

着物を着ないようになるというのです。

というのは、18歳と言うとほとんどの出席者が高校生ですから、学校の制服で成人式に出る人が現れるというのです。

その結果、着物(振袖)で成人式を祝おうという女性が減って来ると答えています。

そして次第に着物を着る文化が廃れていくというのです。

確かに言われてみればそういう気がします。

これで着物文化がますます盛んになるか、下降するかと言われれば、確実に後者の方でしょう。

安易に18歳成人年齢でいいんじゃない?と思うと、意外なところがダメージを受けることがわかります。

2・地方自治体の苦悩

20歳から18歳に成人年齢を変更するとき、その時の成人式出席者はどうするか?というまだ解決できていない問題があります。

だったらその年は、18歳19歳20歳まとめてやれば?と思われるかもしれません。

しかし現実問題として、それはできません。

例えば、レンタルの着物需要とか、それの着付けをする美容室などが不足します。例年の三倍の需要になりますから。

さらに、成人式を行う会場に例年の三倍の出席者を詰め込む必要があり、これまでの場所では対応できなくなります。

またコロナが残っている時は、密を避けなければならないのでそういう意味でもこれまでの場所では対応できなくなります。

だったらリモートでいいんじゃない?となったら、それは成人式そのものの意義がなくなることです。

着物なんか着る人はほとんどいなくなるでしょう。

そもそも、成人式とはじつは実質中学校の同窓会であり、そこで宴会するのが20歳にとっての出席理由です。

ところが行政側は、成人になったお祝いとか、政治家がスピーチする場としてとらえていて両者の認識にズレがあります。

しかも、18歳の成人式ではおおっぴらに酒が飲めません。

もしかすると、18歳の成人式がふつうになると、成人式飲酒問題が起きるかもしれません。

もっと大きな問題もあります。

3・18歳は受験生

大学受験です。

18歳は受験生なので、成人式なんか行く時間も惜しいという人は多いでしょう。

ですから法律的な成人が18歳になったからと言って、安易に成人式出席者を20歳から引き下げることは困難です。

そしてもっと根本的な問題があります。

根本的な問題?

それは高度成長期に出来上がった成人式という行事が、人口減少が進行している令和の時代に合っているか?という問題です。

振袖を着る人口がそもそも減少しているので、成人式を現状維持するだけでは着物問題は解決しません。

つまり政治家が本当に解決すべきは、人口減少社会への対応の遅れです。

私が思う、いま最も問題になっているのは、「やり直しのきかない社会構造」です。

老人が増える一方で、若者の絶望が広がっています。

若者がいくら稼いでも、社会福祉と言う名前の老人介護費にお金を奪われるのです。

先日も電車内放火殺人を真似た20代の男が、焼き肉店に人質を取って立てこもるという事件が起きました。

あの人は「自分の人生の意義を見失った」と言っています。

それでいいのでしょうか?

20歳18歳の若者は、これから始まる新しい人生に期待を持っています。

それがわずか10年もしないうちに将来が固定されていると感じて、「自分の人生の意義を見失った」と思うのです。

私が思う、いま最も問題になっているのは、「やり直しのきかない社会構造」です。

何歳になっても、新しい人生を切り開くことができる社会が「新しい生きがい」の社会ではないでしょうか?

電車内放火殺人通称ジョーカー男

まとめ

カーネル・サンダースがケンタッキー・フライド・チキンを始めたのは60歳を過ぎてからです。

伊能忠敬が日本全国の測量を始めて日本地図を製作したのは、50歳を過ぎてからです。

18歳が青春だと言われたのは、昭和の時代のことです。

いっそのこと40歳になったすべての女性に振袖無料レンタル券を配って、京都旅行をプレゼントしたらどうでしょうか?

50歳でもいいです。

私が思う、いま最も問題になっているのは、「やり直しのきかない社会構造」です。

何歳になっても、新しい人生を切り開くことができる社会が「新しい生きがい」の社会ではないでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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