精神工学研究所

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*

必読!コロナ禍でストレスにつぶされる人「幸せになれない理由」

      2020/12/16

失業者が増

densya

 

幸せになりたいと思う人は多いです。

コロナ禍で失業者が増え、年末にかけて不況がじわじわと広がっています。

来年のことを思うと何となく不安、そう思っちゃいますよね。

冬の鉛色の空の下で、背中を丸めて歩く人々・・・・

だから自分のストレスを他人にぶつける人が増えているのかもしれません。

本日の話題は、ストレスをぶつける人の正体です。

その前に笑い話でなごんでください。

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車の中で、新米刑事とベテラン刑事が会話していました。

「先輩、今朝課長に呼び出されて怒られました。ヘコみます」

「そうか!いいことを教えてやろう。聴きたいか?」

「はい!なんすか?」

「不謹慎なジョーク、つまりブラックジョークの効能だ」

「ブラックジョーク?」

「お前が課長に怒られた後でそれをネタにしたジョークを言うとさらに怒られるな。

しかし、それをネタにしたジョークをこっそり独り言でも言うと、心の健康にいいんだ」

「何でですか?」

「怒られたということは、その場合誰でも悲しい顔をしているはずだ」

「確かに!」

「しかしジョークを考える時はニタっと笑った顔になる。すると脳が混乱する。

これは悲しい場面なのか、うれしい場面なのかわからなくなるからだ」

「そうすね!」

「その結果、悲しいことから早く回復できるから、心の健康にいいんだ」

「先輩!ありがとうございます!」

「女がベッドから出たとき、ちょうど電話が鳴った。女はOKといっただけで電話をすぐ切った。

ジョナサン:「誰からだい?」

キャサリン:「夫よ」

ジョナサン:「すぐに帰ったほうがいい。彼はどこ?」

キャサリン:「急がなくていいのよ。夫はジョナサンとポーカーしてるって言ってたわ」」

「え?どういう意味ですか?」

「夫も浮気しているという意味だ!」

今日も事件は起きなかった。

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講師は自分を「老師」と呼ばせたがった。

風貌も白髭で長髪の仙人風だったから、そう呼ぶにやぶさかではない。

老師「今日の話「幸せになれない理由」じゃ」

「ぜひ聴きたいです」

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「結論から言うと、脳内ホルモンの話なのじゃ。

ドーパミンという脳内ホルモンは覚せい剤のアンフェタミンとほとんど化学構造が同じなのじゃ。

覚せい剤は習慣性が付きやすい、つまり中毒性が高いのじゃが、なぜだと思う?」

「え?中毒性が高いから違法薬物になったのではないのですか?」

「それは話が逆じゃ。中毒性が高いから危険なのじゃ。

どうして習慣性が付きやすいか、つまり中毒性が高いかというと、ドーパミンはそもそもそういう脳内ホルモンなのじゃ」

「どういう意味ですか?」

「動物のある行動に対して、それが良い結果になるとき、習慣性を強化する働きがあるのがドーパミンなのじゃ。

例えば原始人がたまたま石で動物を攻撃することで、食料を得る経験をしたとしよう。その経験を思い出すと快感ホルモンがでるのじゃ。

これがドーパミンじゃのう。そして次もおなじような場面に遭遇した時、それを思い出し獲物を狩る快感を感じるのじゃ」

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「つまり獲物を見るだけで獲物を狩る快感を感じるのですね。そしてもういちどあれを獲ってやろうという意欲になる」

「そうじゃ、そしてまたそれが獲れると次第にその行動に対して、ドーパミンが出る割合が増えるのじゃ。

つまり、これが行動強化の仕組みなのじゃ。跳び箱の練習と同じじゃの」

「じゃあ、それで人間が進化したので、いいことではないでしょうか?」

「問題は現在では、悪い方にこれが流れることが多いのじゃ。

例えば飲酒でもセックスでもドーパミンは出る。快楽物質ドーパミンがでる条件反射になるのじゃ。

行動強化の仕組みは、快楽物質ドーパミンがでるのならどういう行動にでも適応される」

「つまりパチンコで依存症になったりするのも、これで説明できるのですね」

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「そうじゃ。原始人のようにシンプルな環境であれば、獲物を獲るという目的のためだけに行動強化の仕組みが使われたが

複雑な現代社会では、悪い目的のためにこれが働くことが多くなっているのじゃ」

「確かに!」

「しかもじゃの!パチンコ屋があれほど肥大したのは、この行動強化の仕組みを利用して儲けたからじゃ。

つまり個人の破綻とか自堕落な生活に陥ることを利用して大儲けした業界じゃといえるのじゃ」

「お金になるから、個人の破綻とか自堕落な生活に陥ることを促進しても、業者はやめられないのですね」

「そういうことじゃの。

しかし、行動強化の仕組みの悪弊はこれだけではない。もっと恐ろしいことがあるのじゃ」

「もっと恐ろしいこと?」

「聴きたいか?お前自身に非常に関係があることじゃ」

「ぜひ聞きたいです。

お願いします!」

(ごくり)

 

「それはのう、「悪口を言う」ことなのじゃ」

「「悪口を言う」こと?」

「なぜ人は「悪口を言う」ことをやめられないのか?悪口を言うということは、その対象とする人物をおとしめることじゃ。

結果、相対的に自分が偉くなった気がするのじゃ。これにより快感を感じることができるのじゃ」

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「快感を感じることができるというのは、ドーパミンだから行動強化の仕組みですね」

「そうじゃ!よく気が付いた。

つまり悪口を言うとエスカレートしてやめられなくななる。これは苦労して獲物を獲るよりはるかに簡単じゃからのう」

「人はイージーな方に流れやすいのですね」

「そうじゃ。しかも恐ろしいことに悪口を言っているとそういうことを好む人が周りに寄って来る。

その結果、悪口を言い合う集団ができて、他人をけなすことで快感を得る習慣性の強い仲間から抜け出せなくなるのじゃ」

「類は友を呼ぶとか、朱に交われば赤くなるってやつですね」

「そうじゃ、悪口を言い合う快感で人生の貴重な時間をつぶすだけの仲間が増えるのじゃ。

今頃、ツイッターなぞをみると社会が悪いとか、政治が悪いとか、渡部が悪いとか、そういうことをつぶやく人物が多いのはそのためじゃ」

「なるほど、責めても自分には害が及ばない人の悪口を言っているのですね。

対象は本当はなんでもよくて、悪口を言う快感だけを感じたい人たちなのですね」

「そうじゃ。

だが悪口を言うことには、知られざる害、それも脳にダメージを受ける害があるのじゃ」

「脳にダメージを受ける?

それはなんでしょうか?」

「脳が受けるダメージはふたつあるのじゃ。

ひとつは悪口が自分に向けられること。

ふたつめはある感情が発生して落ち込みやすくなることじゃ」

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「怖ろしいですね」

「ひとつの悪口が自分に向けられることとは、脳は他人に向かって言ったことと自分に向かって言ったことを区別できんのじゃ。

正確には区別できない脳の部分があるのじゃ。つまり他人に向けて発したはずの悪口が自分に向けられたと感じて、自分が傷ついてしまうのじゃ」

「怖ろしいですね。悪口が自分に向かって跳ね返ってくるのですね」

「そうじゃ。これの怖ろしいところは時間差があるということじゃの。どういうことかというと、

悪口を発した直後は快感ホルモンが出て気持ちいいのじゃ。それを仲間と言い合うことでさらに気持ちよくなれる。

しかしそれを脳が記憶として理解し貯蔵しようとしたとき、強い不快感となるのじゃ」

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「あ!悪口を言うと後でなんか元気がなくなるって、まさにそれですね」

「悪口を言い合う集団を漫画で描くとき、眼の下にクマがあるような不健康な顔に描くじゃろ。

無意識的に、悪口が健康に悪いと知っているからああいう顔になるのじゃ」

「あ、納得です。

もうひとつは?」

「もう一つは親から受けた影響が大きいのじゃ。

つまりお前はいい子でいなけれなならないという親からの洗脳じゃの」

「いい子でいなけれなならない?」

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「そうじゃ!

そういう強迫観念が潜在意識にある人物が、悪口を言うという「悪いこと」をするとどうなる?

親はどういうと思う」

「そんなことしちゃいけないって、怒ります」

「そうじゃろう?

つまりそれが「罪の意識」の理由なのじゃ」

「あ!ストレス解消に悪口を言うと、潜在意識に「罪の意識」が溜っていくのですね」

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「そうじゃ、しかしそれは潜在意識なので本人にはなかなか自覚できんのじゃ。

それに対し、悪口をいう快感はドーパミンだから行動強化の仕組みでどんどん強くなっていく。

覚えておるか?ドーパミンの行動強化の仕組みとは、中毒の元になっておるのじゃ」

「パチンコ依存症やアルコール依存症と同じですね」

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「そうじゃ。悪口中毒、悪口を言い合う依存症になってそれから抜け出せなくなるのじゃ。

そうなってからじわじわと潜在意識の中の罪の意識や、自分を傷つけるダメージが出てくる」

「うわあ!怖ろしいですね」

「そうじゃ。これは飲酒やタバコ、あるいはパチンコのようなギャンブル。

そういった依存症になるものと同じだから、危険性がじつは大きいのじゃ。

しかし「悪口を言うこと」はお金はかからないし、誰でもやっていることだからと簡単に始めることができる」

「簡単に始めることができる事の方が、やめることが難しいものですね」

「そうじゃ。今この瞬間から、悪口をいうことをやめて、「自分のためになること」だけを考えないといかんのじゃ」

「私の場合、親から植え付けられた「罪の意識」が、ストレスの元になっているとわかりました。

「罪の意識」を感じないようにします!」

「うむ!」

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