コロナが怖ろしい人が叩かれるのはなぜ?社会不安の心理
2021/01/06
怖れる人が叩かれる
またコロナが再流行していますね。
いったいどうなるんだろうと不安になりますね。
怖ろしくて不安になっている人に怒りをぶつける人が増えています。
これを知らないと、「突然怒る人」の標的にされるかも?
その前に面白い話でなごんでください。
たった一つのステップで不安を取り除ける方法「ギューストン体操」一分間瞑想
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車の中で、新米刑事とベテラン刑事が会話していました。
「おい、モテる男の秘密を教えてやろうか?」
「あ、先輩いいっすね。ぜひお願いします」
「トム・クルーズと言えば泣く子も黙る、世界のイケメンだ。
顔はもちろん、頭脳も優秀、スポーツ万能、唯一の欠点は少し背が低いことだけだ」
「あ!ひとつだけ欠点があるとこがモテる条件とか?」
「ちょっと違う、まあ、聴け!
トムが主演したミッションインポッシブル/フォールアウトという超大作がある」
「観ました。面白いっす」
「あの映画の中でトムが、本当はイーサン・ハントなんだが、犯罪者集団に加担して誘拐をするシーンがある。
ところがそこで別の悪者と鉢合わせして、銃撃になるんだ」
「はい」
「ところがそこに居合わせた若い女性警察官に流れ弾が当たって、けがをする。
トムはそれを放っておけず、逃げなければならないのに、彼女の手当てをするんだ。
そして「本当にすまない」と言いつつそこを離れるんだ」
「覚えているっす」
「あのシーンだけど、彼女はもう後では登場しない。つまり映画のストーリーにはまったく関係ないエピソードなんだ。
なんでそんな必要ないシーンを入れたと思う?」
「え?トムのやさしさですか?」
「もちろんそれもある。しかしな、あの映画は製作費185億円だ。上映時間147分だから計算すると一分あたりのお値段は一憶2500万円にもなる。
この女性警察官のシーンが3分だとすると、お値段3億7500万円分なんだ。
それだけの価値を観客に見せなきゃならないのに、わざわざアクションでもない、ラブでもないシーンをいれた。
不思議だろ?」
「お値段3億7500万円分ですか!そう言われれば、不思議ですね。なぜなんですか?」
「あのシーンはな、トム・クルーズという俳優のモテる秘密なんだよ」
「え?どういう意味?」
「トムは自分の危険も顧みず、傷ついた女性警察官をわがことのように案じるんだ。
女というのは、ああいうシーンにきゅんとするんだ」
「そうなんすか!!」
「女が「この男になら身を任せてもいい」と思う瞬間はな、「弱いものを助けるところを見た」ときなんだよ。
これは女の本能だ」
「女の本能?」
「人類はな、頭脳とチームワークで地球における今の地位を築いた。これがもしチームワークを造れない集団であったなら、人類は単に弱い猿でしかなかった。
チームワークだ!そしてチームワークを乱すものは、自分のことしか考えないやつなんだ。
そういう利己的な者を排除するように、人類の女の本能はできている。よくいうだろ、デートでウエイトレスに傲慢な物言いをする男は嫌われると」
「よく聴きますね!」
「あれの逆だよ。
人類の女の本能は、自分の集団の弱いものを大事にしようとする、男の遺伝子を残したいと思うんだ。
つまりそういうオスとベッドインしたいと、本能がうずくわけだ」
「なるほど!それを知っているからトム・クルーズは一見映画とは関係ないようなあんなシーンをブッコンデいるんですね。
いいこと聞きました。あざーっす!」
「俺たちは警察官だから、正義の警察官っぽくしているだけでモテ要素なんだ。
覚えておけ」
「オッケー」
今日も事件は起きなかった。
**************
講師は自分を「老師」と呼ばせたがった。
風貌も白髭で長髪の仙人風だったから、そう呼ぶにやぶさかではない。
—
老師「今日の話は「いじめの構造」の話じゃ。
知らないと怖ろしいことになる」
「怖ろしいこと?ですか」
「さようじゃ。人々が新型コロナ肺炎の流行のようなもので、不安心理が広がるとさらに不安がますのじゃ。
これは無意識の不安が広がる現象じゃ。ユングのいった集合的無意識で説明できるが、集合的無意識自体は仮説じゃ」
「でも、そう言う説明が一番納得いく感じです。
前に言われたミラーニューロンみたいなもので、集合的無意識が証明できそうな気もします」
「まあ、それはさておいて、不安というのは感情ホルモンなんじゃ。
ノルアドレナリンがそれの代表的なものじゃの」
「不安とは、ホルモンなんですか?」
「不安とは恐怖心理から生まれる。恐怖とは肉体反応じゃ。その肉体反応を引き起こしているのが、ホルモンじゃ。
ノルアドレナリンは、主に血管平滑筋に作用し細動脈を収縮させるのじゃ。
この結果、指先が冷たくなったりする。幽霊のことを考えると、背筋が寒くなるというのもこのホルモンじゃな」
「なるほど。怖いと思う時に小説などで表現されるのは、これによる肉体反応なんですね」
「そうじゃ!「恐ろしくて寒くなり震えて歯がガチガチ噛み合う」とか「膝ががくがく震える」などと言うのじゃ。
基本的に、恐怖は「寒い」のと似ておるのじゃ」
「そうですね。寒いと怖いは肉体表現的に似ていますね。怖くて体が熱いとは言いませんね」
「実際、鳥肌が立つのは、寒い時と怖ろしい時のじゃ。不安な時はそういう状態が持続しておると考えることができるじゃろう」
「わかりました」
「そして問題の本質はここからじゃ。
本質は条件反射にある」
「条件反射?」
「つまりな、あることで恐怖や不安を感じると肉体反応が起きるじゃろ。例えば足がガクガクするとか。
そうしたら昔あった怖くて足がガクガクした記憶を思い出すのじゃ。これが条件反射じゃ」
「あ、怖いことが肉体反応で結びつくから、ますます昔のことを思い出して、怖くなったり不安になったりするのですね」
「そうじゃ。しかしこの時本人は例えばコロナで怖くなっているとしか思えんのじゃ。しかし肉体反応は三倍にも四倍にも膨れ上がるのじゃ」
「ああ、そうなんですね。不安や恐怖は逃走本能に結びついているから、実際に体を動かして逃げる動きをしない限りそれはおさまらないし
条件反射でさらにそれが増すのですね。
だから怖いんだ」
「そうじゃ。いったん不安な気持ちになると、なかなか回復することができなくなる理由なのじゃよ」
「そう言う仕組みがあったんですね!」
「しかも、もっと恐ろしいことがあるぞよ!」
「もっと恐ろしいこと?」
(ごくり)
「よく聴け!
不安心理や恐怖心理に襲われている人の顔をみると、、心の奥に「怒り」がある人が攻撃を仕掛けてくるのじゃ」
「攻撃を仕掛けてくる!のですか?」
「そうじゃ。前にも言ったようにホルモンは呼吸にでる。吐く息が「恐怖」の匂いがするなら、心の奥に「怒り」がある人にとってそれは獲物とおなじじゃ。
怒れる人物はのう、電車の中などで「恐怖」の匂いがしたら、今度は条件反射で怒りのホルモンがでるのじゃ」
「ええ!恐怖に対して怒りですか。つまりそれがキレる原因だと?」
「恐怖や不安と怒りというのは、かみ合う歯車のように相性がいいのじゃ。この場合「いい」というのはどうかと思うがのう」
「なるほど、電車の中なんかでケンカやいじめが起きるのはそう言う理由なんですね」
「電車の中とは限らん。心の奥に「怒り」がある人は中年以降の男性が多いが、その感情を発散させたいがために獲物を探して街をうろつく獣みたいなものじゃ」
「怖いですね!なぜ中年以降の男性なんですか?」
「そう言う人はもともと怖れを抱く人だったのじゃ。しかし歳をとると次第に目下から丁寧に扱われ始める。
会社などでも部下や後輩ができる。本人が無能な人物であっても、いちおう丁重に扱ってくれる。そうなるとどうなる?」
「え?これまで不安だった人が丁重に扱ってくれるようになったら、ですか?」
「そうじゃ。若い時は馬鹿にされて恐れるばかりの人生じゃったのが、偉い人になったように勘違いするのじゃ。
そしてこれまでの憂さを晴らそうとする。
つまり「デビューする」のじゃ」
「それは怒れる人になるという意味なのですね」
「そうじゃ。若い時から実力もあり実際バリバリやってきた男は、中年になったからと言って威張りくさる必要はない。
威張らずとも実力で丁重に扱ってくれるからのう。
しかし「目上だから丁重にしよう」という文化だけで偉くなったように勘違いした男は、威張り散らすのじゃ。
そのうち威張るだけでビビる人をみつける。そう言う人は心に不安がある人じゃ」
「つまりそれって、若い時の自分じゃないですか!」
「そうじゃ。そしてなじみのある不安の呼吸の匂いをかぎ分けるすべを覚えるのじゃ。
不安心理になりやすい人物を見つけて、自分の中の「怒り」をぶつけるのじゃ」
「歯車の理論ですね」
「がっちりかみ合うのじゃ!なぜなら若い時の自分と同じだからよく知っておるのじゃよ」
「うわーー!」
「さらに怖ろしいことがあるぞ!」
(ごくり)
「不安の心理はノルアドレナリン。怒りの心理はアドレナリンじゃ。
アドレナリンはノルアドレナリンから造られるのじゃ。
つまり体の中でノルアドレナリンからアドレナリンが造られる回路が回転し始めると、留まるところを知らなくなる」
「つまりいったん怒りを覚えると、それが留めなくエスカレートするのですか?」
「そうじゃ。
若い時には怒りの回路が回らなかった。つまりアドレナリン放出経路が回ってなかったのじゃが、中年以降は急回転するようになるのじゃ。
これが怒れる人、じゃ!
そしてそういう人物は怒りの矛先を、次第に広げるのじゃ。
やれ政府が悪い、社会が悪い、と言い出す。
そう言う方が、正義の仮面をかぶっていて気持ちいいし、カッコいいと勘違いするのじゃよ。
怒り中毒になった輩は、すぐに正義中毒になるのじゃ」
「するとどうなるのですか?」
「今度個人を攻撃するとき、相手の罪悪感につけ込むようなことを言い始めるのじゃ。
そんなことをして恥ずかしくないのか?とか責める手合いは、たいていこれじゃのう」
「あおり運転とか、ヘッドフォンのシャカシャカ音を毛嫌いする人
タバコの煙を必要以上に嫌う人、今の世の中、相手の罪悪感につけ込む中年が増えていますね。
あ!コロナでマスクしない人を叱る人も・・・
どうしたらいいのでしょうか?」
「基本は逃げることじゃ。
前にも言ったように恐怖は逃走本能だから、実際に足を動かして「逃げる」ことで恐怖の感情はなくなるのじゃ。
走って逃げるのじゃ」
「わかりました!」
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