なぜアメリカはイスラエルを支援し、イスラムを警戒するのか？

知られざる宗教と政治の深層

アメリカ大統領選が近づくたびに、国民は次期リーダーが国の行方をどう導くかに注目します。

しかし、次の大統領が誰であろうとも、変わらない一つの真実があります。

それは、アメリカが揺るぎない姿勢でイスラエルを支持し、同時にイスラム圏に対しては慎重な姿勢を保ち続けていることです。

この理由を知ることで、アメリカと中東、さらにはアメリカ社会そのものが抱える隠れた「価値観の力学」を垣間見ることができるでしょう。

なぜアメリカはイスラエルに強固な支援を提供し続けるのでしょうか？

そして、イスラムに対する敵対心はどこからくるのでしょうか？

背景には、キリスト教とユダヤ教、そしてイスラム教に対する歴史的な視点が絡んでいます。

これらの「宗教の秘密」を紐解くことによって、アメリカ社会の深層にある価値観や恐れ、さらにはその国際関係の根底を理解するカギが見えてきます。

日本人が気づけない、アメリカ社会と中東政策の核心を書きます。

1・誰も気づかないキリスト教のウソ

なぜキリスト教は世界三大宗教になったのでしょうか？

イエスが宗教活動を始めた時、「宗教を創ろうという意識さえなかった」と思われます。

自分の活動がやがてキリスト教という世界宗教になるとは思いもしなかったと、私は考えます。

キリスト教徒はイエス様は神の子だから、そこまで知っていたと言うかもしれませんが

私は聖書はよく知りませんが、新約聖書にはマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの福音書があるそうです。

この中でルカにだけ、聖母マリアの受胎告知が書いてあるということです。

受胎告知とは処女で妊娠するということを、ガブリエル天使がマリア様に告げに来ることです。

これが書かれているのはルカ福音書だけだそうですが、マタイには他のことが書かれています。

それはマリアの婚約者である大工のヨセフのもとに（夢の中で）天使が処女懐妊を告げに来るとあります。

以下、現代科学に沿って「人間は性行為なしで妊娠することはない」という前提で話を進めます（当然、キリスト教の見解とは正反対です）。

受胎告知レオナルドダヴィンチ

2・なぜキリスト教は？

どうしてキリスト教が当時の新興宗教の枠を超えて拡大していったかと言うと、それはイエスの功績ではないらしいです。

キリストの13大弟子のひとりが宣伝上手で、キリストの死後うまく宣伝したために大きくなったと聞いたことがあります。

その人物は聖ヨハネだそうです。

おそらく聖ヨハネがキリストの死後に、マリア様の処女懐妊により救世主イエス・キリストは誕生したと宣伝したのだと思われます。

なぜそんなことを言ったのか？

じつはそこにキリスト教の秘密がありました。

秘密？

それは旧約聖書のイザヤ書7章にインマヌエル預言が書かれれていることです。

その預言は「おとめがみごもって男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ」とあるのです。

これはつまり処女が男の子を産むことがあれば、それは神の子であるということです。

これに目をつけた宣伝上手のヨハネが、マリアもキリストももういないのをいいことに、これをでっち上げたのではないかと私は想像します。

預言（予言と同じ意味ですが預言の場合、神の言葉を預かって発言しているという意味があります）が成就したのがキリスト教になったと権威付けしたのです。

名前がインマヌエルではなくイエスになっているのは、これがイエスの死後にでっちあげたからだと考えると納得できる気がします。

それをごまかすために（たぶん）ルカ書の受胎告知では『ガブリエル天使がマリアに「生まれてくる子にイエスと名付けなさい」と言った』とあるのはないでしょうか？

聖　書

3・旧約聖書とは？

日本人はほとんど知りませんが旧約聖書は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖典なのです。

そしてこの中でユダヤ教がもっとも古く、イスラム教がもっとも新しいです。

上記のでっち上げから考えると、キリスト教はユダヤ教の発展形だという感じになります。

宣伝上手のヨハネの策略により、当時すでに権威があったユダヤ教の正当な後継としてキリスト教が生まれたということになったのです。

つまりこれは仏教で言うと浄土宗と浄土真宗のような関係に似ていると思います。

この場合、どちらもお釈迦様を信仰しているわけです。

同様にユダヤ教の根本神とキリスト教の根本神もおなじというわけです。

もう一度言いますが、キリスト教徒は「ユダヤ教の正当な後継としてキリスト教が生まれた」と主張することになります。

そうなると必然的に後から生まれたイスラム教は、ユダヤ教の正統ではない後継となって「異端宗教」に見えるのです。

キリスト教はマリアの処女懐妊のいきさつから正当な後継宗教を主張せざるを得なくなり、それは「異端宗教」イスラム教を排除する宿命になります。

これがイスラム教とキリスト教の1400年続く戦争の理由だと考えられます。

まとめ

じつは元々の桃太郎の話は、桃を食べたおばあさんが若返り妊娠して、桃太郎を産む話だったのです。

ちょっとマリア様の処女懐妊に似ていますね。

現代科学に沿って「人間は性行為なしで妊娠することはない」という前提で話を進めると

宣伝上手のヨハネの策略がイスラム教とキリスト教の1400年続く戦争の原因になりました。

これはキリスト教の本質に関わることなので、変更することができません。

仏教で言うと、仏教を造ったのは本当はお釈迦様じゃなかったみたいな感じですので

そしてキリスト教がユダヤ教の正当な後継だと自認するのであれば、イスラムとユダヤの戦いにおいてユダヤの味方にならざるを得ないのです。

さらにキリスト教はイスラム教を「異端宗教」だということにして、消滅させたいのです。

これがアメリカとイスラエルの関係です。

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