衆院選公約 教育をどうする?
各党の公約の中に
「教育の無償化」が見受けられます。
しかし、もっと大事な問題があると思います。
それは、より本質的な問題です。
1. 落ちこぼれをどうするか
田舎の小中学校で、不登校児が急速に増えています。
ある学年で13人しかいないクラスで、3人が不登校というケースもありました。
このような状況になると、不登校はもはや個別の病気ではなく、社会現象です。
なぜ不登校がこれほど増えているのでしょうか?
2. その他大勢でいるのは嫌だ
不登校が増えている原因については様々な意見がありますが、私が「これではないか?」と感じているものがあります。
それは「できる奴の引き立て役になるのは嫌だ」というものです。
現在の教育は、結局のところ「順番付け」を行っています。
遺伝的、あるいは環境的に格差は避けられず、それはますます拡大しています。
そして、小学校高学年になると、「自分はどうやら負け組らしい」と気づくことがあります。
そうなると、子どもは自分が「できる奴の引き立て役」に過ぎないと理解してしまいます。
そのため、引き立て役として「その他大勢」として学校に通うことに何の意味があるのかと考え、不登校になる理由になるのではないでしょうか?
結局、現在の教育は「順番付け」のためにあるので、少数の勝者と多数の敗者を生むことになります。
敗者になるために学校へ通うのは、まるで地獄のようです。
これが不登校の原因ではないでしょうか?
不登校児に男子が圧倒的に多いという現象とも関係があると思います。
3. これまでの教育でいいのか?
これまでの学校教育が問題である最大の理由は、「人工知能(AI)」の登場です。
これは、かつてそろばんが電卓に置き換わったときのような大きな変化をもたらすもので、それ以上のインパクトがあることは確実です。
以前はそろばんを習った人が計算において圧倒的に有利でした。
しかし、電卓という機械が登場すると、特別な練習なしでそろばん名人以上の計算能力を誰でも持てるようになりました。
電卓を使えば、加減乗除はもちろん、三角関数や平方根まで瞬時に求めることができるのです。
そろばんでは、三角関数や平方根の計算はほぼ不可能でしょう。
「人工知能(AI)」はこれと似たような、しかしさらに大きな変化をもたらします。
現在の教育が行っている「順番付け」が、もはや意味を持たなくなるのです。
なぜなら、二次方程式や微分積分、さらには偏微分方程式まで、誰でも「解ける」ようになるからです(いや、もう「解けるようになった」と言うべきでしょう)。
やり方は簡単で、AIに「この偏微分方程式を解け」と命令するだけでいいのです。
博士論文すら書かせることができる時代です。
このようなAIの利用に反対する意見も多いですが、この流れを止めることはできません。
ですから、難しい計算や複雑な処理はすべてAIに任せるべきです。
そろばんから電卓への流れを止めることができなかったように、AIの進化も止められないのです。
誰でも博士論文が書けるAI時代は、もう目の前に来ています。
誰でも博士論文が書けるAI時代
まとめ
現在の学校教育は急速に陳腐化しています。
若い魂がこれを感じ取り、旧態依然とした学校に反感を持って不登校になっているのかもしれません。
これからの学校教育が取り組むべき課題は、「どうやって解くか?」ではなく「どうやったらそれで儲けることができるか?」にシフトすべきです。
高度な数学や技術は、AIを使うことで誰でも使いこなせるようになります。
そのような高度な知識を使って「何ができるか?」というスキルを身につけるべきです。
そうすれば、「少数の勝ち組」と「その他大勢の負け組」という区別は無意味になります。
豊かな発想力を持った「負け組」が逆襲を始める可能性が高いのです。
のび太とかけて
出木杉君と解く
そのこころは?
未来ではどちらも同じ
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