第二回宗教のマインドコントロールの実態と解き方

スピリチュアルで有名な芸能人

を私は批判した文章をネットにあげているのですが、昨日コメントが付きました。

今回は前とは違うコメントを紹介します。

前回と同じく、気持ち悪いです。

1・気持ち悪いコメント

「あくまでも、死後の世界を知る事は、この世をより充実した人生にするためのものでなくてはなりません。

なので、前世のピンポイントの名前や時代は、そこまで重要ではないです。とにかく現世の視点は名前や役職などに固執しますが、死んだ人はそんなもの忘れます。使わないので。

ただ思い出そうとすればできますが、ここの切り抜きシーンでは、前世の事実を検証するような紹介ではないので、そこを説明されてないと指摘するのは、ややお門違いです。

前世研究に関しては勝五郎再生とお調べになってください。

人口と霊魂の数が合致しないとの指摘ですが、魂は物ではないんです。この世的な物質的考えだけだとこの部分は理解不能です。

魂は自己の個性を維持しながら無数に分裂可能です。ですので前世は複数あります。なぜなら大元となる魂から分裂するからです。

この世では肉体のせいで個別に生きてるような錯覚をしますが、あの世では大元の魂と繋がりをもって生きています。

たまに魂であの世がいっぱいになるとか考える人がいますが、その発想自体この世的です笑

（この世の科学でも素粒子がエネルギーから物質化する事がわかってるんですから、あまり不思議な話しではもうないと思いますが。）

守護霊に関しても同じ事です。

守護霊って言葉がややこしいですが、ようは無数に分裂できる魂しいでも、同じ魂の人ってことだけです」

スピリチュアルな人は、量子力学的な話が大好きです。

物質が精神により影響を受けるという話で、スピリチュアル的なものを補強したり説明できると思うからでしょう。

2・私の経験から

私は16歳の時、同級生の創価学会会員に説得されて学会に入らないかと誘いを受けました。

これを折伏（しゃくぶく）と言うそうです。

私は天文部の部員だったので、彼にこう言いました。

「畜生道とか餓鬼道とかがあるというけど、それは宇宙のどこにあるの？それは宇宙人にも適用できるの？」

彼はぎゃふんという顔をして、説得をあきらめ帰っていきました。

これが宗教の限界を表していると思います。

創価学会を含む仏教では「 生死を繰り返す迷いの世界。 地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道。」というのがあると説いています。

しかしそれは宇宙のどこにあるのかというと、答えに詰まるのです。

というのはその人独自の見解があったとしても、その人がハマっている宗教の枠を超えた意見を言うことは許されていないからです。

だからわたしのようなトンデモ質問をする人物に対しては「いったん持ち帰らせてくれ」と言って、上級の宗教人に尋ねなければなりません。

その人独自の見解を言うことはその宗教を裏切るようなことになるので、宗教団体全体の見解しか答えることができないのです。

今話題の（旧）統一教会のマスコミに対する対応を見てもそれがわかると思います。

そしてその宗教の教祖が決めた世界観を超えた宇宙（森羅万象）は認められません。

ですからすべての宗教は現代天文学の知識と相いれない宿命を持っています。

これが宗教の限界点であり、その限界点を悟らせないことが宗教洗脳の仕組みでもあります。

3・宗教洗脳のやり方

もう一度言いますが、その宗教の教祖が決めた世界観を超えた宇宙（森羅万象）は認められません。

お釈迦様が説いた宇宙論は2600年ほど前の宇宙観ですが、現代の科学技術はその当時の宇宙よりはるか遠くの宇宙の様相を明らかにしています。

キリスト教やイスラム教も同じです。

しかし普通の人は、天文学に興味がない人が多いのでそういうことは知りません。

そこで宗教洗脳を仕掛ける場合は、その宗教が信じる世界観（宇宙観）の外側に意識が向かないように仕向ける必要があります。

これがどういうことかというと、最初紹介したコメントを読むとわかります。

「魂は自己の個性を維持しながら無数に分裂可能です。ですので前世は複数あります」と言っていますが次のように尋ねたらこの人はどう答えるのでしょうか？

「将来宇宙人が地球にやってくることがあるとして、その宇宙人の魂は地球人の魂と同じなの？」

こう聴くとその人がそういう質問を想定していない場合、ちょっと持ち帰らせてくれというでしょう。

なぜなら自分だけの判断で答えることはその宗教団体の見解を逸脱する可能性があるから、それは許されないからです。

ということで宗教洗脳を仕掛ける方としては、宇宙人がどうのこうのというめんどくさい人物は避けるのが賢明だということになります。

だからこの世的な恋愛や貧乏や病気のことで悩んでいる「普通の人」を対象に宗教洗脳を仕掛けるのが一般的になります。

まとめ

宗教の限界はその宗教が持つ宇宙観（世界観）の向こう側を想定することができないことにあります。

これは宗教の持つ宿命で最初に完全無欠の神があり、それが宇宙を創ったと説くからです。

これに対し、現代科学・現代宇宙論は自身の持つ宇宙観（世界観）の向こう側を想定してさらに発展できる可能性を持っています。

そのために大変なお金をかけて大型望遠鏡や電波望遠鏡を造っています。

なぜ発展できるかというと、神を想定していないので学問自体が未完成でも問題ないからです。

これに対して、宗教団体の宇宙論は2000年以上前に提唱された宗教的宇宙論から一歩も外へ出ることができません。

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