もしのび太の両親が新興宗教にハマったなら？

つらい、新興宗教の子

彼はまだ中学生です

ひさおくんです（漢字で書くと悲惨男？）

中学二年生の時、お父さんが仏教系の新興宗教にハマりました

お父さんは有名大学出身の地方銀行員です

その頃はボーナスも結構出ていたのですが、それを新興宗教のお布施につぎ込んでいました

その新興宗教は当時まだ出来たばかりで、１００万円近いお布施をしていたお父さんは教団内部で「出世」しました

地方の支部長にまで、昇格したのです

お父さんはますます新興宗教に、のめりこんでいきました

なぜお父さんは、これほど新興宗教に熱狂したのか？

それは銀行での出世をあきらめていたからなのでした

いつの間にか、出世街道を外れ窓際族に落ちぶれていた自分に我慢ができなかったのでしょう

そうであったからこそ、教団内部で自分の価値を認められた気分がして、のめりこんだのでした

当然、家族のことは二の次です

家族のことは

姉は高校卒業とともに都会に就職、今は音信不通です

お母さんは、銀行を辞めたお父さんの代わりに夜の仕事

夜の仕事と言っても、あなたの想像とは違います

お母さんは看護師の資格を持っているので、介護施設に就職

しかも希望して深夜勤務ばかりして、家族を支えていたのでした

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お父さんは教団内部でさらに出世して、地方支部をあちこち指導する立場になりました

ひさおくんはそのせいで、あちこち転校することになりました

転校してしばらくすると、また転校する暮らしで友達ができません

親友と呼べる人はついにできませんでした

お母さんは深夜勤務のキツイ仕事を希望するので、住所が変わっても職場に困ることはありませんでした

しかし、それがいけなかったのです

お父さんの新興宗教狂いを止められない要因になったのです

考えてください

想像してください！

あなたが中学生の時に、転校性が来たとして

お父さんは知らない新興宗教の幹部をしていると知ったとき

あなたのお母さんはそれについていい顔をすると思いますか？

へたをするとその転校性と仲良くなったばかりに、ヘンな宗教に引きずり込まれないかと心配すると思いませんか？

別にそれは、異常な事ではありません

ほとんどの親はそういう心配をするでしょう

だから、ひさおくんは親友と呼べる人はついにできませんでした

—————-

もちろん、ひさおくんはそういう生活は嫌でした

だから中学卒業と同時に自活始めます

アパートを借りてアルバイト生活を始めました

アルバイトで稼ぐ金は、月１７万円

どうしてそんなに稼げるのかって？

ひさおくんはかけもちで、一日１５時間も働いていたのです

——————

当然彼は体を壊し、コンビニのレジを打っている時に倒れてしまいます

深夜２時４８分の出来事でした

しばらくして彼は退院できましたが、仕事はできません

しかたなく生活保護を受けました

月１２万円で暮らしました

その時彼は１７歳

やっと自分の人生を振り返り、計画する時間を持てたのです

そして体調が回復して、今度は機械部品を造る工場に就職しました

そこは彼にとって「天国」でした

会社の寮に入ったのですが、寮費は月に三千円

昼食は工場の食堂でいくら食べても、三百円だったのです

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ひさおくんはすごい人です

すごい人になっていました

彼は言います「僕は中学二年生までは、のび太だった」

彼は工場の食堂で、目いっぱい食べて夕食はなし、という生活を二十一歳まで続けました

そして浮いたお金で、金持ちになる勉強をしたのです

そしてすべてを教えてくれるスクールに入校しました

その入学金は三百万円です

その後彼は三年で・・・・・

どうなったと思いますか？

その後彼は三年で三億円を稼ぎ出す人物になっています

さて、私がなぜこの話をしたかと言うと、私自身が感動したからです

私はひさおくんにはなれない性格だから、うらやましいと感じるのです

私は親が貧乏で貧乏人の子供は貧乏です

性格が貧乏性なのです

何年か前も思い切って28万円の商材を買いました

それは占いの本で、28万円しました

詳しくは言いませんがその占いで、数億円を当てたと書いてあったから思い切って買ったのです

失敗でした、だまされました

その4年後に、今度は株式投資の商材（セミナー出席あり）を買いました（３０万円）

その内容は（がっかり）でした

そのずっと前に、私は新興宗教にも入っていました

その教祖が言ったことで覚えているのは「人生では先に偽物が来て、その後で本物が来る」

確かにこれは真実です

先の教祖の話だと偽物が一回来て、その後必ず本物が来るということに受け取られますが、それはまちがいです

正しい人生の心構えとしては、偽物がいっぱい来る、諦めなければ本物が来るときがきっとある、というものでしょう

ひさおくんは本物と一発で巡り合えた、幸運な人です

しかし、あなたがひさおくんと同じ人生を歩みたいかというと、そうは思わないでしょう

それは親のおかげです

ひさおくんがなぜ成功できたのか？

それは親のおかげです

父親が１００万円ものお布施をする姿を見たから、自分も大きな買い物ができたのです

想像してください

あなたのお父さんがフェラーリに乗っていたら、自分も１０００万円ぐらいの車を買えると

なんとなく思うと感じませんか？

逆に、家にママチャリしかないとしたら、38万円の中古車を買うにも、逡巡する人になってしまうと

思いませんか？

じつはひさおくんの成功の裏には、３００万円をポンと支払うというマインドがあったからなのです

結　論

※　貧乏人の子供は貧乏

その心は・・・

貧乏人の子供は「貧乏マインド」

愛はお金で買えないとよく言われます

でも、お金で愛を感じることが多いのも真実です

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だまされる人には、

特徴があります。

自分に自信が持てない人が、このような

大勢の人が信じているものに頼るようになります。

そういう人は自分に自信が持てない人です。

なぜ自分に自信が持てないかというと、

幼少期に親からの励ましがなかったことが

原因になったことが多いものです。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

今この瞬間から損する人生とさよならをして

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのは じつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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