ヴィパッサナー瞑想では悟りを得られない人の特徴とは？

ご相談の記事

こんなご相談の記事を見つけました↓

「ヴィパッサナー瞑想で悟りを得られましたか？ 」

１・こういう回答をした人がいます↓

「釈迦はどれほど難行苦行しても悟れませんでした。

最後に瞑想に入り、ついに悟りを開くことが出来ました。

その時の瞑想法がヴィパッサナー瞑想(マインドフルネス瞑想)といわれています。

この瞑想法は潜在意識下のカルマ(業)をも溶かすと言われています。

つまり釈迦は自分のカルマを完全に消滅させることによって、悟りを開いたのです。

ということは、悟りとは自分のカルマを消滅させることなのです。

事実釈迦が存命の時代には何百人という人が悟りを開いたと言われています。

私も５年間この瞑想を励行してきました。ある日「自分がいない」ということに気づきました。

これは何事かと調べたところ、悟りの最初の段階である「預流果」(よるか)であると知りました。

(悟りは預流果、一来果、不還果、阿羅漢果となっているそうです)まだまだ完全な悟りではありませんが、涅槃の境地はあります。

私のような者でさえできるのです。あなたもできるはずです。

先覚者は「悟りは呼吸より近いところにある」とか「人間ができる一番簡単なことが悟りだ」と言っています。その通りです。

是非ともヴィパッサナー瞑想を信じて頑張ってください」

２・私も回答を考えてみました↓

 ※「宗教的なヴィパッサナー瞑想で、さとりを得るのは難しいと思います。

お釈迦様がこの瞑想法で悟りを開いたと言われていますが、それは２５００年ほど昔の話です。

その後、仏教が日本に伝わりましたが、「その仏教自体」がいくつもの宗派に分かれて争いを繰り返しています。

日本の仏教史初期には、空海と最澄の論争とか、浄土宗や浄土真宗の分裂とか

最近では創価学会と日蓮正宗です。

ある僧侶の声を見つけました。

「浄土真宗（大谷派）の現役の僧侶ですが、うちの宗派の坊主の間では創価学会を仏教とは思っていません。

なにかと寺のやり方に文句をつけてくる怪しげな新興宗教として、みんな嫌がっています。

 私は、創価学会のお宅も頼まれればお経を読みに行っていますよ。」

もしお釈迦様の悟りが本物で、それを受け継ぐ僧侶が正しい悟りの方法を受け取っているなら、なぜこんなことになるのでしょうか？

私は瞑想を研究しましたが、瞑想とはじつは自己催眠とほぼ同じです。

そういうことを言うと、宗教関係者やスピリチュアル系の人はほぼ１００パーセント怒るか、反論します。

なぜ、そういう「他の研究にも耳を傾ける努力が宗教系の人にはない」のでしょうか？

それはそういうことをすると「その宗教の教義を逸脱する」からです。

「その宗教の教義を逸脱する」人を、邪教だと言って攻撃してきたのが、宗教の争いの歴史です。

もう一度書きますが

空海と最澄の論争とか、浄土宗や浄土真宗の分裂とか

最近では創価学会と日蓮正宗です」

３・科学的瞑想法

さて、瞑想は催眠術と同じで、最初に特殊な意識状態を作らねばなりません。

これがないと瞑想自体が成立しません。

科学的にはこの特殊な意識状態を「変性意識状態」といいます。

瞑想でよく言われる「明鏡止水の状態」が、これの一種です。

宗教的瞑想の問題点は、この変性意識状態の生成が確立していないことです。

ヴィパッサナー瞑想も同様です。

瞑想の中盤のやり方は説明していますが、もっとも初期の大切な部分

「変性意識状態の生成」は説明されません。

ですから、宗教的瞑想では悟れない人が続出しています。

そしてそういう人でも、宗教団体（組織）では、偉くなっていきます。

そういう「悟れていない人」が、宗教団体で幹部になる構造的問題があります。

そういう「悟れていない人」が、他の宗派を攻撃します。

これが宗教間の争いの、本当の原因です。

まとめ

「ヴィパッサナー瞑想で悟りを得られましたか？ 」の答え

変性意識状態とは、簡単にいうと「異常な精神状態」です。

異常な精神状態は、「異常な体験をする」ことでも実現できます。

一部のヴィパッサナー瞑想団体では、10日間誰とも会話をせず、目も合わせない合宿をしています。

この団体の問題は、この方法の原理は教えられないことです。

これは瞑想の初期段階の目的が、変性意識状態の生成にあることを知れば簡単に理解できます。

つまり「異常な体験をする」ことで変性意識状態の生成ができることです。

秘法でもなんでもありません」

ヴィパッサナー瞑想のとき、最初に変性意識状態の生成ができない人は悟りには近づくことができないのです。

宗教的ヴィパッサナー瞑想では、その肝心な部分が説明されません。

ここで注意点です。

瞑想に超能力を求める人がいます。

そういう人は非常に危険です。

こういう超能力的なものに憧れる人には、

特徴があります。

自分に自信が持てない人が、このような

いわば「裏ワザ」頼るようになります。

勇気のない人は自分に自信が持てない人です。

なぜ自分に自信が持てないかというと、

幼少期に親からの励ましがなかったことが

原因になったことが多いものです。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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