野球少年が減り続け、サッカー少年が増える理由。

同じ問題がある

野球少年が減り続けています。

その原因とヴィパッサナー瞑想を始めとする、精神系（スピリチュアル）には、

同じ問題があるのです。

どういうことでしょうか？

１・野球の衰退とは？

野球とサッカーの小学生体験会

「体験会を経験させた。

まず「集合！　ちゃんと並んで！」。複数の年配のコーチの厳しい言葉が響く。

その後も「順番守って」「君はまだだよ」。

そんな声かけばかり。

列が整わないと、ボールを投げられないしバットも振れない。

実際に野球に触れる時間は短かった。

一方、後に参加したサッカー教室。

若いコーチは「僕の名前はバナナ。バナナコーチと呼んでね！」。大受けだ。

その後のミニゲーム。

何とコーチは動物の着ぐるみで登場し、見事なドリブルシュートを決めた。

お母さんたちも大喝采だ」

２・サッカーの楽しさとは？

この教室は、日本でも有数の歴史あるサッカースクールが開催しました↓

「この「ユルさ」に、底辺拡大への意識の高さを感じた。

競技への興味を引かせるため、試行錯誤を繰り返してきたのだろう。

野球はどうだ。

別の場所で少年野球の試合を見たときは、大人の罵声ばかりが聞こえた。

低学年のチームなのにバントのサインを繰り返し、失敗が出ては怒っていた。

子供を野球チームに預けている後輩と飲んだ際には、「長く監督やコーチを務めている方は、やり方を変えないんです」と漏らしていた。

４２歳の記者の少年時代とは、２競技の裾野の広さは逆転した。

各種調査で男の子の夢のランキング１位はサッカー選手。

野球選手が２位に入らない調査もある。

長男の小学校に３年生男子は５２人いるが、半分以上の２７人がサッカークラブやスクールに通う。

野球はわずか３人。怒鳴る相手は、いなくなっている」

３・この野球有名人は誰？

「日本中、何百というチームを見てきたけど、 子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。

怒鳴らないと理解してもらえないほど、私には指導力がないんですと、 周りに言っているようなもんだよね。

そんなことも、わからないのかね？ 恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。

そりゃぁ、叱らなければいけない時もあるよ。

でも、試合中、練習中、最初から最後まで、怒鳴ることないよね。

その情熱は、素晴らしいと思うんだけど、方向が間違っているよね。

それだけ情熱があるのなら、もっと勉強して知識を身につけるべきだよね。

もっと怖いのが、知識はあるけど、その知識を間違って使っている指導者だよね。

どちらのタイプの指導者にも、 他人の大切な子供を預かるんだから、

最低限の知識を身につけ、 知識があるのであれば、正しい方向に使ってほしいよね。

このことを、声を大にして、お願いしたいし、そろそろ「気が付いて」ほしいね」

桑田真澄さんの言葉↑

４・科学的知識が重要

なぜ、日本中に怒鳴るだけの野球指導者がいるのでしょうか？

私の経験から推測すると、そういう指導者の目的は

「怒鳴ることによるストレス発散」であるとしか思えません。

長嶋・王を頂点とする長く続いた野球ブームで、そういう指導法をよしとする風潮が固定化されました。

固定化されていたものが、やっと変わった例もあります。

代表的な練習法が、うさぎ跳びです。

うさぎ跳びのような練習法は、ひざを痛めると現在では行われくなりました。

私の知る昔の野球練習のおかしなところは、他にもあります。

例えば野球選手は、肩を冷やしてはいけないと夏でも泳ぐことは禁止されていました。

また、練習中に水を飲むとお腹が痛くなるということで、真夏の炎天下でも水を飲むことができませんでした。

当時、誰もそれらを「おかしい」と思わなかったのです。

仮におかしいと感じてもそれを言わせない雰囲気が、少年野球にはありました。

しかし、現在では医学的・科学的に「それはおかしい」ということが分かってきました。

もし、心ある指導者であるなら、当時の教え子に「自分は間違っていた」と謝る気持ちがあると思います。

でも、現実は古い指導者のスタイルを踏襲する人たちがほとんどなのです。

５・人間集団（組織）という病気

組織に新加入すると、そういう人は一番の下っ端になります。

そんな立場で、これまでの指導法に異論を言うと、必ず押さえこまれることになります。

そして、自分の気持ちは抑え込んで、「組織の論理」「組織内文化」に迎合する人が、出世することが多いものです。

人間集団には、必ずそういう「文化」が発生します。

じつは「常識」というものは、そういう「組織内文化」内で通じるだけの知識でしかないことが多いのです。

それが、野球で怒鳴る指導者ばかりになる原因です。

「怒鳴る指導者」が「常識」という、組織内文化が存在するのです。

翻って、ヴィパッサナー瞑想のような精神面の指導者を見てみましょう。

こういう分野には、固定化された「組織内文化」は存在しないのでしょうか？

私の感想では、少年野球の業界以上に「ある」と感じています。

なぜなら、精神面の指導者を志した動機は、宗教的なものをベースにしたものがほとんどだからです。

宗教的な「組織内文化」は、固定化され、それを変えようとする行為は激しく糾弾されることが、宗教組織では必ず起こります。

まとめ

野球少年が減り続けています。

その原因と精神系（スピリチュアル）の問題点と同じ問題がありました。

それは「組織内文化」の維持に大きなウエイトがおかれることです。

そのために、科学的な指導法が排除されることになっています。

「組織内文化」の維持に大きなウエイトがおかれることです。

追伸

２０１６年４月現在、問題になっている、三菱自動車の燃費不正も同じ原因です。

「組織内文化」の維持に、大きなウエイトがおかれたことです。

あれが犯罪行為だと、社内のだれもが言えない雰囲気が、組織での「常識」になっている恐ろしさです。

こういう社内風土を変えない限り、同じ問題を起こすことになります。

イエスマンは勇気が出ない人です。

少年野球で怒鳴り散らす監督は偉そうにしたい人です。

そんな監督に指導された人は、勇気が出ない人のなることが多いのです。

ところが、勇気が出ない原因はじつは違うところにありました。

勇気のない人は自分に自信が持てない人です。

なぜ自分に自信が持てないかというと、

幼少期に親からの励ましがなかったことが

原因になったことが多いものです。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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