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地球温暖化防止COP26は正しいのか?

      2021/11/08

国連の会議

イギリスで開かれていた気候変動対策の国連の会議「COP26」ですが

温室効果ガスの排出削減対策がとられていない石炭火力発電所の新規建設中止などを盛り込んだ声明に、ヨーロッパ各国など40か国あまりが賛同しました。

日本アメリカ中国はこれに賛成していませんが、これでよかったのでしょうか?

1・国が違うと・・・

結論から言うと、地球温暖化防止として石炭火力の廃止を求めるというのは、各国の事情と思惑があってヨーロッパ諸国がそういうムードを造っている気がします。

日本では、地球温暖化防止賛成論者はすぐに自然エネルギーとか、持続可能な社会だとか言い出す人がいますが、そういう人はスエーデンのような国を引き合いに出します。

しかし、同じ国と言っても日本とスエーデンでは比較にならないことが多いんです。

そもそも日本人の多くはスエーデンについて、イメージしか持ち合わせていないことも多いです。

スエーデンの人口は1022万人ですが、これでも北欧諸国では最大の人口を持っています。

日本の人口は1億2610万人。

アメリカの人口は3億3290万人。

中国の人口は14億4420万人です。

2・生き物で考えると

例えばネズミぐらいの大きさが、哺乳類でいうと最小の大きさと考えられます。

ところが昆虫でいうと最大の昆虫が普通のネズミよりちょっと小さいぐらいでしょう。

じつは昆虫や他の蟲(節足動物)は地上ではあまり大きくなれません。

体の構造により、今のサイズより大きくなることができないのです。

昔の子供向け図鑑で、蚤が人間ぐらいの大きさだったら50階建ての高層ビルを飛び越えることができるという説明がありましたが、あれは間違いです。

なぜなら、蚤が今のサイズだから20センチぐらい飛び上がれるのであって、サイズが大きくなるとその能力はなくなります。

しかも蚤は、最大でもネズミの大きさを超えることはできません。

これは人間集団や社会構造にも当てはまることです。

ですから同じ国なのだから、スエーデンに可能なことを、日本がしないのはおかしいという意見がありますが正しくない時があります。

生き物の世界で、昆虫が地上ではあまり大きくなれないのと似た仕組みがあるからです。

3・国の事情

国家は大きくなると軍事というような備えにもお金を使わないといけないようになりますが、これも世界中どこでも同じというわけではありません。

例えばフィジーという国は南太平洋のど真ん中にあるので、あまり軍事力を増強しないでもやっていける気がします。

しかし韓国はそういうわけにはいかないでしょう。

韓国とフィジーは同じ国なのだから、韓国はもっと少ない軍事費でいけるはずだという意見は正しくありません。

まだ国の違いを決めるものがあります。

じつは民主主義は国の人口による限界があって、それは約一億人だそうです。

つまり日本と言う国は、間接民主主義の人口の限界に近い国なのです。

アメリカはそれより多いじゃないかと思われるかもしれませんが、アメリカの場合州が一つの国家のようになっていてそれで民主主義が機能しています。

だから、日本よりはるかに人口が多くて国土の広い中国では、間接民主主義は機能しないことが多くなります。

日本でうまくいっているから、中国も民主主義になるべきだという意見は一見正しく思えますが、よく調べると間違いだということもあるのです。

元に戻って、地球温暖化防止として石炭火力の廃止を求めるというのは、各国の事情と思惑があります。

それに対しスエーデンのような国を持ち出して、同じように日本にしろというのは無茶なところがあるのではないかと感じます。

現在の世界政治の中身は、昔のようにシンプルではありません。

地球温暖化対策という美名のもとで、自国の利益になるようにうごめく利権屋の横行があります。

ですから、昔のように素直に地球温暖化対策という美名を受け取れなくなりました。

まとめ

スエーデンや、もっと人口規模の小さい国がなぜ文明国家をやっていけるかというと、他の国の恩恵を受けていいるという事情もあります。

例えば高度な半導体を生産できる国からそういうものを仕入れることで、小国は自国でそれを生産する必要がなくなります。

国家規模の小さい国では総合的にほとんどの工業製品を製造することは出来ませんが、現在のグローバル化した世界では世界中から調達できます。

そしてそういう工業製品の中には大量にエネルギーを使わないと製造できないものがあります。

それを自国生産していない国は、好き勝手なことを言えるわけです。

そのような基本を理解せずに発言する人や国が多いのが、地球温暖化対策の議論なのです。

そういう人は左翼がかっていることがほとんどですが、利権屋の扇動に乗りやすい性質を持っています。

グレタ女史などがその代表のように思えます。

※最大のムカデ

石炭紀という時代にいたムカデの仲間は歴史上最大の節足動物です。

その長さはなんと!

2メートル

巨大ムカデ「アースロプレウラ」

2メートルのムカデに巻き付かれたら!と想像してください。

虫の類はネズミより大きくなれないと言ったじゃないかとお思いでしょうか?

じつはその時代の空気の酸素濃度は今よりずっと高かったので、こういう虫が存在できたのです。
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