中国はウクライナ戦争を見ても台湾・尖閣諸島に攻め込むのか?
プーチン大統領の最大の誤算は、
ウクライナがなかなか攻め落とせないということです。
それに加えて、もう一つプーチンがあわてていることがあります。
それは経済封鎖にも匹敵する力を、西側諸国のSWIFTが持っていたということです。
SWIFTとは、国際銀行間の取引で重要な役割をするシステムの名前です。
ロシアに対し、SWIFTの使用が禁止されました。
こうした中、確実に中国の習近平は、ロシアに何が起きるかを注意深く見ています。
そして中国が外国に攻め込もうとすると、何が起きるかをシミュレーションしていると見て間違いありません。
1・異形の国、中国
中国は日本と全く違う国なのですが、それを日本人は知りません。
日本人の「国」に関するイメージは次の昔話に集約されています。
それは、「民のかまど」の伝承です。
「仁徳天皇でよく知られるのは「民のかまど」の伝承である。
高台から見渡すと家々から煙が上っておらず、「炊事もできないほど貧しいのか」と3年間、税を免除した。
そのため宮殿は荒れ果て、衣も新調できなかったが、ようやくかまどの煙を見て、「民が富んでいるのは、自分も富んでいるのだ」と喜ばれた。」
上に天皇がいて、そして民を思い、民もまた天皇を思うという国家感が日本人の「国」のイメージです。
しかし中国は古代から戦乱が続き、統治者もくるくると入れ替わり、国の分裂集合が繰り返された土地なので、日本人の「国」のイメージのようなものはありません。
中国の人々にとって、日々のサバイバルがすべてというような感じで、統治者が誰になろうが知ったことではないと感じています。
その時の状況に合わせて、うまく立ち回って金儲けすることがすべてなのです。
対して、中国政府の国民に対する姿勢は「植民地」だと考えれば納得できます。
普通、「植民地」はある国が他の国を征服して、植民地化するものです。
植民地にする目的は、その国の労働資源や農産物、あるいは地下資源を取り上げるためです。
中国政府の場合、自国の国民に対してこれと同じ「植民地支配」を行っているのです。
だから、中国人民には自由がありません。
人びとは非常に未開で、人身売買も盛んな恐ろしい国です。
中国人民は、中華人民共和国政府の「植民地」の国民と同じだからです。
これが中国人民の実態
2・中国政府のおかしなところ
中国の政府要人の出世コースはだいたい決まっています。
それは地方都市の首長として地位を築き、その地位を利用して中央政府のメンバーになるパターンです。
さて中国において、地位とはなんでしょうか?
それはお金・ワイロなのです。
地方都市の首長として地位を築くということは、汚職によりお金をたくさん儲けるということと同義なのです。
こうした事件は日常茶飯事
日本とは違って、地方都市の首長として地位を築くということは、人気があがり名誉を受けるということではなく、お金がすべてなのです。
そうやって得たお金をワイロにして、中央政府のメンバーに取り立ててもらうのです。
だから地方都市の首長になった者は、金権政治を行わなければならない運命なのです。
この金権政治に関して、恐ろしいことが行われています。
薄熙来(はく きらい)は大連市長などを歴任しました。
その時、ウイグル人弾圧を積極的に行い、政治犯として多くのウイグル人を死刑判決にしました。
そしてその政治犯の内臓を、臓器移植提供者として売ることで、巨万の富を得ました。
そのお金を資金にして、中央政府のメンバーに昇格したと言われています。
内臓を諸外国の金持ちに売って、金儲けしていた「死の商人」だったのです。
日本のヤクザの組長がこの手術を受けたという噂があります。
料金が1000万円と格安だったそうです。
日本の有名政治家の奥さんがこの手術を受けたという噂もあります。
親中派として有名な政治家です。
もし日本が中国に占領されたら、日本人の政治犯も内臓を抜き取られて死ぬ可能性があるのです。
薄熙来は習近平のライバルと言われていましたが、習近平派の汚職・スキャンダル工作により逮捕・失脚しました。
事件前に、薄熙来の持っていた多額の資金はどこに隠しておいたのでしょうか?
3・中国のおかしなところ
薄熙来の持っていた多額の資金は外国の銀行に保管されていました。
あなたはこれを読んで「ふーん、そうなの!」ぐらいにしか思わないと思います。
しかし中国にとって欧米は、仮想敵国なのです。
その仮想敵国の銀行に自分のお金を預けるというのは、じつは変です。
というのは、それは中国の銀行より欧米の銀行の方を信頼しているということになるからです。
薄熙来だけでなく、中国政府の要人は全員、非合法な金儲け手段で資産をため込んでいます。
そしてその資産は、欧米の銀行に預けているのです。
中国の人民は、中国政府を信用していないと先に説明しました。
そればかりでなく、中国政府の要人も中国政府や中国の銀行を信用していないのです。
つまり、中国国内に中国という国を信用している人はいないのです。
何という国でしょう!
信用しているのは欧米の銀行なのです。
中国という国を信用している人はいない
まとめ
中国を一つの家とすると、その家は全員泥棒のような感じになります。
家族と言ってもみんな泥棒なので、家にお金を置いておくと家族に取られると心配しています。
そこでその家では、家にお金を置かずに信用できる隣人に預かってもらっているのです。
これが中国と言う国です。
今回のロシアに対するSWIFT停止は、中国政府の要人のとって非常にマズイ事態だと思われます。
自分がこっそり貯めこんだお金が欧米から取り返せない事態になることがわかったからです。
中国は今、これを回避する手段を必死で考えていることでしょう。
なぜなら、それで台湾侵攻をやめようとは考えないからです。
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