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日本をダメにした歌ワースト3 3位「22歳の別れ」2位「なごり雪」1位は?

      2024/03/08

1970年代の

 

 

日本の歌謡史に残るブームがありました。

それはフォークソングブームです。

若い方でも「22歳の別れ」や「なごり雪」は聴いたことがあるのではないでしょうか?

当時の日本は高度成長期の中間あたりで、ちょっぴり金満の雰囲気が漂い始めた時期でした。

その時代に貧乏学生の恋愛を歌ったフォークソングがなぜ流行ったのでしょうか?

そこには日本の近代史に現れない、壮大な「ウソ」があったからです。

これを読めば、その後の日本の流行の移り変わりの理由がわかります。

 

 

 

 

1・フォークソングとは?

 

元々はアメリカでヒッピー運動と反戦運動を下敷きにした歌のムーブメントが日本にやってきたことが発端です。

1960年代のことですが、日本でも最初は反戦的なものが歌われました。

しかしアメリカの反戦運動は、当時行われていたベトナム戦争に対する反戦というリアルなものだったのに対し、日本は戦争に無縁な社会でした。

若者の歌謡曲的なものとして定着していったのですが、その裏にはグループサウンズの凋落というフォークにとって好都合な時期だった面があります。

日本のフォークは「なんちゃって反戦歌」でしたが、次第に若者の恋愛事情を歌ったものに変質していきました。

その先鞭をつけたのは、吉田拓郎だったと言われています。

1970年代になるとこれが爆発的なブームになり、「風」の伊勢正三が作った「なごり雪」「22歳の別れ」などが大ヒットしました。

また「かぐや姫」の南こうせつが作った「神田川」「赤ちょうちん」などが大ヒットしました。

これらは東京に出てきた大学生同士の恋愛模様を歌ったものでした。

例えば「22歳の別れ」はなぜ22歳かというと、大学の4年間を終えて就職のために別れていく恋人たちを歌ったからです。

「なごり雪」はそれを(おそらく)上野駅で見送るシーンを歌ったものです。

「神田川」「赤ちょうちん」などは、貧乏学生同士が同棲を始めやがてうまくいかなくなっていく様を描いたものでした。

日本全国の高校生は、ちょっと大人びたフォークソングの中の恋愛にあこがれて、こぞってレコードを買い口ずさんだのでした。

フォーク歌手はほとんどテレビの歌番組に出ないことが、定番でした。

というのは元々が反戦歌であって、テレビのような大資本とは対立する姿勢が売りだったからです(といいながらレコード会社とは仲良くしていました)。

そのために当時は、既存のテレビ歌謡曲とテレビに出ないフォーク歌手という二本立て構造になっている感じでした。

西城秀樹にあこがれるちびまる子ちゃんは、フォークソングは知らなかったのです。

そういう事情でテレビしか見なかった中学生が、高校生になってフォークソングを知り「リアルな恋愛」に目覚めることが多かったようです。

 

 

当時の若者たち(東京)

 

 

 

2・そのころ田舎の若者は

 

再度書きますが、「「神田川」「赤ちょうちん」などは、貧乏学生同士が同棲を始めやがてうまくいかなくなっていく様を描いたものでした」

東京の大学生はみなあんな恋愛をしているんだと、田舎の若者は憧れたものでした。

それは以前のグループサウンズの歌や、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎、あるいは天地真理・南沙織・麻丘めぐみらのふわっとした歌謡曲よりはるかに具体的な内容でした。

例えば「神田川」の中には風呂のないアパートに住むカップルが、真冬に銭湯に行く描写があります。

銭湯から先に出た女の子が外で待っていると、寒くて震えるので小さな石鹸がカタカタなったという歌詞がありました。

そういう具体的なシーンが目に浮かんで、田舎の若者は東京の大学に行きさえすれば、自分もああいう恋愛ができるのだとあこがれたのでした。

 

しかし!

当時はこれから書くことに気づくことができませんでしたが、これらの描写にはある種の「ウソ」があったのです。

それは、田舎の学校の先輩とかを注意深く見ていると分かったはずですが、都会の大学に行ける人はそれほど多くなかったということです。

当時の大学の進学率は、1970年で25%ぐらいです。

これは全国平均なので都会ほど進学率が高かったことを考えると、田舎では10%未満だったかと思われます。

私の記憶としても、そのぐらいだったと感じます。

つまり、地方においては「都会の大学に進学できるのは金持ちの子に限る」という現実があったのです。

フォーク歌手はボロボロのジーンズにTシャツという衣装で、安アパートの男女を歌っているので、「自分でも都会へ行けばそうなれる!」という幻想を振りまいていたのです。

実際は金持ちの息子が多かったのです。

結果的にフォークソングの流行は、都会の大学生活への憧れを抱かせて、高卒で就職しなければならない現実の厳しさを思い知らされるという残酷さを、多くの地方の若者にもたらしました。

こういう側面を指摘したものは少ないと思いますが、フォークソングの流行は地方の若者の潜在意識に挫折感を植え付けたのでした。

「田舎者!」という言葉が罵倒するときの定番になった理由かもしれません。

フォークソングで歌われた具体的な東京の貧乏大学生の恋愛模様は、地方の若者を都会に呼び寄せる効果を発揮しました。

その一方で学業が不振な者、家が貧乏な者は中小零細企業に就職するしかない現実に打ちひしがれたのです。

ところがその挫折感の元になった、都会生活へのあこがれは潜在意識的にしかなかったのです。

もやもやしながら、その正体はわからないという気持ちでした。

わけのわからない挫折感とか絶望感とか、劣等感が田舎の高校生や若者の中に生まれました。

 

 

当時の田舎の風景

 

 

 

 

3・山口百恵の登場

 

中三トリオとしてデビューした桜田淳子・山口百恵・森昌子ですが、それぞれの個性と路線は違いました。

違うからこそ仲良くやれたわけなのですが・・・・

森昌子は先に述べた挫折を経験する前のうぶな中学生の心情を、演歌に載せて歌い上げました。

桜田淳子は正統派アイドル路線で、クラスに一人はいる高根の花的なポジションでした。

一方、山口百恵は売り出し当初は桜田淳子を同じかわいこちゃん路線だったのです。

しかしかわいこちゃん路線では将来性がないと思ったのか、二曲目から思い切った路線変更を図ります。

それが、「青い果実」です。

その後出した「ひと夏の経験」(1976年6月)で、その路線が結実します。

「ひと夏の経験」は、歌いだしが「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」でした。

この歌で山口百恵はトップアイドルの座に就き、以降21歳で引退するまで別格的な存在感を放ちます。

他のかわいこちゃんアイドルと、山口百恵は違うという存在感がありました。

なぜ山口百恵が特別感を放って日本中の若者に支持されたのでしょうか。

それは、フォークソングブームが作った「挫折した心を持つ若者」の琴線に触れたからではないかと私は思うのです。

桜田淳子的な健全な恋愛をしたくても、都会の大学に行けない「落ちこぼれの自分」には、山口百恵の歌う歌の世界がハマったのだろうと思います。

つまりこれはヤンキーの誕生です。

 

それ以前には、こういう連中は単に不良と呼ばれました。

もちろん、心情的不良・潜在的不良も多くいました。

世の中をちょっと拗ねた感じで見る若者がヤンキーですが、あの頃からヤンキーが猛烈に増えていっています。

じつは山口百恵には驚くような水着写真があります。

ヤンキーといえば、ヒョウ柄や動物柄が思い浮かびますが、山口百恵はヒョウ柄のビキニをトップアイドル時代に見せているのです。

それは胸の部分がヒョウ柄で、下の部分には豹の顔がプリントされたアイドルらしからぬ水着でした。

こういう水着を着たというのは、彼女がヤンキーをメインターゲットにしていたという証左ではないでしょうか?

 

 

股間に豹

 

 

まとめ

 

1973年から少年マガジンに連載された漫画「愛と誠」は映画化されるほどのブームを巻き起こしました。

これもヤンキーの高校生太賀誠と、純情可憐な早乙女愛とのひずんだ恋愛劇でした。

その後もビーバップハイスクールのようなヤンキー漫画は隆盛を極めました。

山口百恵が開拓した、ヤンキーというマーケットに対応したアイドル路線はその後、中森明菜に引き継がれました。

その後も三原じゅん子・工藤静香・浜崎あゆみな・後藤真希など、多くのヤンキー路線型アイドルが生まれています。

なぜヤンキー路線がウケたか?ウケ続けているか?というと、都会の大学生活へのあこがれと挫折を心に持つ若者が増え続けた結果ではないかと思います。

 

動画 山口百恵 ひと夏の経験(当事15歳)

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