精神工学研究所

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自分の市場を確保する第一歩とは?|金持ちへ願望実現解説(12)

      2016/11/17

watashi

 

金持ちへ願望実現解説です。

これは続編12回目です

第一回目はこちらです

 

これまでのあらすじ

建設会社をリストラされた私は、計画どおり起業した。

「中小建設業生き残り研究会」を立ち上げ、ビデオ販売したがまったく売れなかった。

困窮化で瞑想していた私に、ある着想が浮かび頭から離れなくなった。

それは「金持ちとはボス猿の本能に目覚めた人」というもの。

「ボス猿意識の獲得法瞑想」をビデオ販売すると、意外に売れることがわかった。

ヤフーオークションで購入者の声を集め、インフォトップで販売サイトを製作して売り始める。

ここからは以前書いたその時の経緯がありますので、それを掲載します。

内容が前後します。また細部に違いがあるのは、記憶があいまいなところがあるからです。

 

1・前回まで01

 つまり「自分には素晴らしい商品(あるいは技術)がある」ので、売り出したら必ず買ってくれる!と、安易に考えて事業展開することです

 市場はそんなにあまくありません

 逆に「自分にとってアプローチできる市場はなにか?」と考えて、まず「市場を確保する」ことです

 そして「その市場に対して、後から売り込む商品を創る」という方法を行うなら、成功する確率は格段に高くなります

 これが基本的方法ですが、「金持ち脳」の頭の中ではこれを高度にしたことが行われてています

 それは、いったいどういう方法なのでしょうか?

 じつは簡単なことなのです
ここまで

kanemochinou
 前回に引き続き、「金持ち脳」のお話です

 今回はどうしたら、「金持ち脳」を創れるか?という具体的な話にしたいと思います

 具体的な話ですが、それは簡単です!

 昨日のところで、方針は分かっているからです

 つまり「最初に自分の市場」を開拓すればよいわけです

 私は中小建設業向けのコンサルタント事業を試行錯誤していたときは、「自分の市場」にコンタクトすることは結構大変でした

 なんでかというと、コストの面ででした

 事業所向けのセールスは、FAXを使う手紙作戦が良いと聞いた私は、さっそくそれを実行しようとしました

 FAXを使う手紙作戦では、セールスレターの内容がどのくらい売り上げに繋がるかが、測定できる利点があるからです

 しかし、これはあまり簡単に行える方法ではないことがわかりました

 というのは、まず全国の事業所のFAX番号を探さなくてはなりません

 そういう全国事業所のFAX番号を記したCDが販売されていましたが、数万円しました

 そして、そのFAX番号にセールスレターを送信するのですが、これには電話代が必要でした

 そのため、1回のセールスレター反応率測定に、10万円近くかかることもありました

 それで売り上げは、10万円いかないのです!

 また、建設業界向け新聞に小額広告を出したこともあります

 これは3万円の広告で20万円売り上げたこともありましたが、建設業界というのは権威主義者の業界なのです

 私のような無名の者が、新聞広告を出すには審査で(というより名前だけで)、断られることがよくありました

 これに比べれば、インターネット技術が使える現在の環境は皆さんにとって、「天国のような状況」であると、私などには感じられます

 インターネットでメールマガジン配信を行うコストは、現在では電気代と月3千円ぐらいのコストですから、ほとんどタダのようなものです

 私がFAX番号を記したCDを購入したような余計なコストも、メールマガジンであればほとんど必要ありません

 あったとしても、インターネットでの宣伝のコストは他のメディアを使うより、断然安く上がります

 ということで、「個人で自分の市場を開拓する実験」を行うときには、私はメールマガジンの発行をお勧めします

 ブログというやり方もあります

 メールマガジンの発行とブログとどちらがよいか?というご意見が聞かれますが、後で説明します

 さて、「個人で自分の市場を開拓する実験」といっても、「メールマガジンに書くネタなんかないぞ!」と、言われる方も多いと思います

 ところで私は精神工学研究所商品お買い上げの方に対して、「ダビィンチ脳解説メルマガ」をお届けしています

 このメルマガは50回で終了ですが、引き続き「気功法を使って金持ちになれる本について解説」したメルマガに移行します

 これが今回お勧めする、メールマガジンに書くネタです!

 「気功法を使って金持ちになれる本」とは、ここでも何回も登場した「仙道帝財術入門」という本なのですが、これは10年以上前に廃刊となっています

 しかし現在でも人気は高く、アマゾンでは1万円ぐらいの値段で取引されています

 世の中にはこのような人気が高かったけれど、廃刊になったままになっている本が多数存在します

 そんな本でも、アマゾンを使えば簡単に検索でき、購入することができる便利な世の中になりました

 ですから「自分が興味を持てる廃刊になった高額本」を購入するのです

 そしてその本の題をタイトルにつけた「○○本をやさしく解説したメルマガ」として、発行します

 これなら自分に興味がある本ですし、毎週書くことに困ることはありません

 さらに読者にとってあなたは無名かも知れませんが、その○○本は有名な本です

 少なくともアマゾンで1万円以上で取引されているなら、かなりの数の潜在購入者が存在していると考えて間違いありません

 その人達がどうして本を購入していないかというと、「買ってみて失敗だと感じる」ことが嫌だからです

 そういう人達に対して、「私が買ってあげて中身を解説してあげる」ということであれば、無料のメルマガなら読みたいという人はすぐに見つかります

 しかもその本を毎週解説することで、あなたには普通の読書の数倍の濃い学習法となることが確実です

 こういうメルマガを発信するなら、普通のタイトルのメルマガよりもあなたの感性に同調する読者を集めることが可能になります

 なぜなら解説する本は、「あなたにとってとても興味がある分野」なので、そういう傾向のある人しか集まらないからです

 以前であれば、「ウィン・ウェンガーの頭脳の果て」というのが、そういう本でしたがこれは最近再発刊されて値段が下がっています

 苫米地博士の「CIA洗脳実験室」も最近再発刊されています


 とにかくこういう本を探すことです

 この方法は、その本は廃刊になっているので著者からクレームがつく可能性がとても低いものです

 むしろクレームがつくことが、宣伝になるかも知れません

 しかも世の中には、教科書に対する参考書というのがあって、「他の本の解説書」というのはアリだと私は考えています

 ということで、「自分の市場を確保する第一歩」として、私はこのメールマガジンを配信する方法をお勧めします

 あっ、と!

 「メールマガジンの発行とブログとどちらがよいか?というご意見が聞かれますが、後で説明します」ですが、紙数が尽きたので次回にお知らせします(メールマガジンですから、本当は「紙数が尽きたというのはウソですよね!

 こういうのは読者の興味を、次回に繋げようとする作戦のひとつです

 さて「他の本の解説書」メールマガジンの発刊という方法を、今回はお知らせしました

 この方法を応用・発展させることで「より購入意識の高いあなたのお客さんとなる購読者」を集めることができるメールマガシンの書き方があります

 そのメールマガジンの書き方とは、なにか?

 あなたもこんなメールマガジンがあれば、絶対に講読したいと思うことが間違いありません!

 その「鉄板のメルマガ」の書き方とは?

 それは次回!

 

2・少々脱線しすぎだと思います02

こんなメールをいただきました

「急に金持ち脳だとか、メルマガの発行だとか少々脱線しすぎだと思います。

一つのテーマが完結してから次のテーマに移るのは良いと思いますが、未完結の状態で脈絡のないテーマに移るの読んでいて疲れます。」

すみません!

これに対する私のお答えです

「ご連絡ありがとうございます

最初にお断りしなければならないのですが、これはメルマガであると同時にセールスレターなのです

また、私は映画製作に深い興味を持っておりました

映画のシナリオには、サスペンスの要素が不可欠であり、いまサスペンスのための「混乱」を演出しているところなのです

読者の皆さんは「ホメオスタシス、内部表現、抽象化、変性意識」などの脳機能科学用語解説をお望みだと思います

しかし現実生活にそれが応用できなければ、なんの意味もないと私は考えます

私は精神科学ではなく「工学」ですから、実用を目指しているのです

金持ち脳の話ですが、ゲシュタルトの話に今週末は収束していく予定です

そういうわけですので、よろしくお願いします

 現在の不況はよく「100年に一度の不況」とよく言われます(執筆時2010/07)

 しかしこの表現は、間違っています!

 実際は「140年に一度!」なのです

 なぜ140年か?

 作家で経済評論家の堺屋太一氏に「知価革命」という本があります

 1980年代に書かれた本ですが、私はこの本に強いショックを受けました

 かいつまんで内容を言いますと、20世紀型社会は産業革命によって産まれたと言っています

 そしてその19世紀の産業革命は「工業の」産業革命であったといいます

 すなわち産業には、「第一次産業」と「第二次産業」と「第三次産業」に分類されますが、19世紀の産業革命は「第二次産業」の産業革命であったのです

 じつは人間が原始人であったころに、農業が発明されました

 これが「第一次産業」の産業革命です

 ですからこれは、遙か昔のことです

 「第一次産業」の産業革命が起きたことで、それまで人間は採集狩猟の生活でしたから、獲物を求めて各地を転々として一か所に留まるということができませんでした

 それが農業の発明により、耕作地周辺に住居を構えるライフスタイルに変化しました

 これが「ムラ」の誕生です

 そして収穫物を「ムラ」と「ムラ」の中間地点で物々交換することも、やがて産まれます

 これが「イチ」であり、「イチ」のある場所がやがて発展して「マチ」になっていきます

 つまり「第一次産業」の産業革命が起きなければ、今日あるような社会の基本形態が誕生しなかったことが分かります

 そして「ここが重要ですが」ライフスタイルが激変することで、「それまでのライフスタイルを持つものがまったく居なくなった」のです

 「それまでのライフスタイルを持つものがまったく居なくなった」という部分を覚えておいてください

 そして19世紀の産業革命はワットの蒸気機関の発明ですが、これにより動力で駆動される産業機械が工場生産を始めます

 その結果、これまで手工業で生産されていた綿織物のような工業製品の価格が急落して、家内制手工業が壊滅してしまうのです

 その結果、家内制手工業で働いていた者たちは、工場へ勤めるというライフスタイルに変化しました

 これが給与生活者の誕生です

 一方で設置・維持に多額の費用がかかる工場のため、金融業が発達します

 そして工場所有者は、資金的に非常に潤沢になることが可能になりました

 マルクスなどの経済学者は、このような富裕層をブルジョアジーと呼び、給与生活者に代表される庶民(プロレタリアート)と区別しました

 そしてこのような社会形態は、ブルジョアジーがプロレタリアートを一方的に搾取するものだと、非難しました

 その結果産まれたのが、共産主義の思想です

 そして20世紀は、資本主義を掲げる国家と共産主義に別れて、激しい軍事競争や戦争が行われました

 このような行為が軍事技術を基にした科学技術を発展させる原動力となり、やがて原子力エネルギーの利用に行き着いたのです

 つまり、農業がそれまでの人類の暮らしを変えてしまったのと同じく、産業革命は世界を変えてしまったと堺屋先生は言っています


 ここで本題に入ります

 現在起きている通信とコンピューターを融合した産業の激変は、第3次産業を根本から変えています

 つまり現在起きているのは、「第3次産業の産業革命」なのです

 日本で前回の産業革命が起きたのは、明治維新のときです

 というよりも、日本に産業革命が伝えられたことで発生した社会的事変が、明治維新なのです

 明治維新が起きたことで、武家型社会は消滅し、20世紀型工業化社会が日本に誕生しました

 ここでも産業革命が、「それまでのライフスタイルを完全に破壊した」のです

 そこで・・・・!
 現在起きている不況が、「第3次産業の産業革命」であるなら、その結果起きるのは「20世紀型工業化社会のライフスタイルを完全に破壊する」現象です

 第二次産業革命がなにをもたらしたかというと、「給与生活者の誕生」でした

 つまり「第3次産業の産業革命」が進行すると、「給与生活者のライフスタイルを完全に破壊する」現象が発生すると考えて間違いありません

 

 つまり「サラリーマン型生活者はライフスタイルの激変を経験する」ことを、これは意味しています

 その「激変の結果」、「給与生活者のほとんど」のライフスタイルが消滅するという結論が得られます

 つまりこれは「サラリーマン型生活者」がいなくなる!ということですが、にわかには信じられないことです

 しかし現在起きている不況が140年に一度の不況であるなら、あなたが歴史に習うなら、そういう事態が発生することを予測しておいて、損はないと思います

 そこで前回の続きです

 あなたが歴史に習うことが出来るなら、「自分の市場を確保する実験」を始めることが有効ではないでしょうか?

 前回は「廃刊になっている高額な本の解説」をする、メルマガの発刊をお知らせしました

 この方法の肝は、「実際に役に立つかどうか迷っている人」をターゲットにするということでした

 ですから「実際に役に立つかどうか迷っている人」そういう高額商品を買いたいという人であるなら、高額本である必要はありません

 たとえばインターネット上では投資のための方法が溢れています

 「実際に役に立つかどうか迷っている人」でいますぐにでも試してみたい代表は、お金儲けのことであると思います

 つまり「自動売買のFX売買プログラム」などが、それです

 もしあなたがFX投資に興味があるのなら、FX売買プログラムを購入するのです!

 そして「実際に取引をする必要はありませんが、仮想売買でその結果を報告する」ということを行ってください

 誰に報告するかというと、「そういうメールマガジンを創って、その読者」にお知らせすれば良いのです

 こういう「自動売買のFX売買プログラム」などは、インフォトップのようなASPで探せば、いくらでも見つかります

 しかも数万円しますので、先に書いた条件にピッタリなのです

 他にも団塊の世代のリタイア組がネットに参入することが、ますます増えてきます

 そういう人達は、なにか習い事をしたいという欲求を持つ人も多いのです

 このような層も、「実際に役に立つかどうか迷っている人」になりますので、これをアシストするメルマガを発行することが考えられます

 このようにして確保した読者に対して、もしその「自動売買のFX売買プログラム」などが、あなたにとって有効であると思われたなら、自信をもって勧めることができると思います

 インフォトップのようなASPは、アフィリエイトを行っていますので、すぐにその「自動売買のFX売買プログラム」をあなたの商品にすることができます

 すでにあなたの読者があなたの潜在購入者ですから、あなたの商品を販売することが確実です

 こうすればあなたは、投資した金額以上の売り上げを、確保することができます

 これが「自分の市場を確保する実験」です

 最初に言った「メルマガ」にするべきか?、「ブログ」にするべきか?、ですが答えは簡単です

 「両方すればよい」のです

 つまり私がこのメルマガの冒頭で行っているように、「バックナンバーはこちらから」というブログに誘導する文章をつければ良いのです

 こうすることで、メルマガで獲得した読者をブログにも誘導することができるようになります

 文章を書く手間は大変ですが、それをメルマガにすることや、ブログにアップするのは簡単にできますので、同じ文章を同時に使えばよいと思います

 ところで「自分の市場」の話ばかりになって、肝心の「金持ち脳」の話が出てきていません

kanemochi
 今回まで書いたことを踏まえて、次回から「金持ち脳」の話をしたいと思います

 

3・「金持ち脳」の話03

 私がかつてセミナーである実験を行ったことがありました

 それはとても面白い結果を生みました

 まず出席したメンバーを、右・真ん中・左に分けたのです

 それから右のグループには「他のメンバーには見られないように!」と言って、ある一枚の絵を渡しました

 向こうを向いている少女の絵

 その際、「この絵のネタを知っている人は、他の人に言わないでください!」と注意をしました

 そして左のグループには、右のグループに見せた絵と良く似ているのだけれど、少しある部分を強調している絵を、同様に見せました

 真ん中のグループには、何の絵も見せていません

 次に私は、全員に見えるように「一枚の絵」を黒板に掲げました

 その絵は、左のグループにも、右のグループにも見せた絵と良く似ているものでした

 そして全員に、「今黒板にある絵が女性だと思う人は手を挙げてください」と言いました

 全員の手が上がりました

 次に全員に目をつぶってもらい、「今黒板にある絵の女性が17歳と思う人は手を挙げてください」と言いました

 すると・・!

 右側のグループ全員と真ん中のグループの数人が、手を挙げました

 そこで全員に眼を開けてもらい、その様子を見てもらいました

 そうすると、手を挙げていない人達は、怪訝な顔をしていました

 そこで次に、「今黒板にある絵の女性が80歳と思う人は手を挙げてください」と言いました

 前回、手を挙げなかった人のほとんどが、手を挙げました

 こんどは、「17歳だと思う人」で手を挙げた人が、不思議そうな顔をしたのです

 全員、黒板にある同じ絵を見ているのですが、女性であるという認識は同じなのに、年齢は17歳と80歳に別れるという結果です

 さてこの絵は、1930年にW.E. Hillという漫画家が作った「娘と老人」というものです

 この絵は、中央にある縦線の部分が「耳だと思ってみると若い女性が向こうを向いている」ように見えます

 また中央にある縦線の部分を「皺だらけの眼だと思ってみると鷲鼻の老婦人の横顔に見える」ように見える絵です

 最初に右側のグループには、若い女性が向こうを向いている部分だけを強調した絵を見せていました

 そして、左側のグループには、鷲鼻の老婦人の横顔だけを強調した絵を見せていたのです

 四角の中を顔だと思ってみてください

少女の耳に相当する部分が老婆の目です

 その結果、右側のグループは黒板の絵が若い女性に見え、左側のグループは老婦人に見えたというわけです

 そういう先入観のない真ん中の人達は、それぞれの第一印象で、若い女性または老婦人に見えたというわけです

 これがゲシュタルトです

 この実験に参加した人達は、みんな同じ絵を見ているのですが、一方は17歳だと思い、もう一方は80歳に見えてしまいました

 では、正解はなにか?

 正解はほとんどの人が思いつかない、難しいものです

 最後に書きますので、考えてください

 今回はゲシュタルトの話です

 ゲシュタルトとは心理学用語ですが、ドイツ語で「構造(まとまり)」という意味です

 構造とはなにか?というと、脳の内部で情報が処理される過程を意味します

 すなわち私達は五感「おもに眼から」入ってきた情報を、脳内で処理しています

 それは例えばある絵を見たときに、「これは女性の絵である」という認識が行われる情報処理過程が行われます

 ところでなぜ「女性の絵」であると分かるか?というと、「これまでの人生で数多くの女性を見てきて、女性とはこんなもの」という認識があるからですね

 ところが「これまでの人生で数多くの女性を見て」と言いましたが、それらは個別の「花子さんであったり、良子さんだったり、アンジェラ」だったのです

 つまり記憶の中でそれらを、総合化して「女性」という概念を作っています

 同様の情報処理過程をその絵の人物に応用して、「これは女性である」という認識が行われています

 つまり私達の脳内情報処理過程は「その人の記憶または人生経験」に基づいています

 この「その人の記憶または人生経験」に基づいた、脳内情報処理過程がゲシュタルトなんです

 また「記憶の中でそれらを、総合化して「女性」という概念を作って」いるので、これは一方で「抽象化」という働きです

 すなわちゲシュタルトとは、「脳内の抽象化や具象化の仕組み」であり、「それは記憶」によって決定されています

 つまり最初に「若い女性に見える絵」を見せられたグループは、似たような絵を見せられたときに「最初の経験に従ってそれが若い女性に見える」ような脳内回路が出来上がっているのです

 ですから、17歳の娘だと判断しています

 80歳の老人に見えたグループも、結果は違いますが経過は同じような仕組みになっています

 こういう「人それぞれの抽象化や具象化の仕組み」が、「ゲシュタルト」と呼ばれます

 すなわち「ゲシュタルト」が、その人の「性格」を決定しています

 また「ゲシュタルト」が、その人の「人生の選択パターン」を決定しています

 そして、「ゲシュタルト」は記憶によって決まるので、過去の記憶(経験)がその人の「性格」を決定し、「人生の選択パターン」を決定しています

 ということは、過去の記憶(経験)がその人の、「後の人生を決めている」ということになります

 結論として言えるのは、「ゲシュタルト」を変えないと、「人生は変わらない」ということです

 ところで洗脳の話になりますが、「ゲシュタルト」は他人により操作することが、簡単にできます

 私が、若い女性に見えたり、老婦人に見えたりする絵を最初に見せたのが、そういう「操作」に相当します

 すなわち、「他人のゲシュタルトを操作することで、他人を自分の思うままに動かす」力を持つことができます

 金儲けの上手い人というのは、「他人の心の動きを読んで自分の都合のいいように(自分の商品が売れるように)、他人を動かす」のが上手な人だと思われます

 たとえば以前に紹介した斉藤一人さんの「ひざこし元気」のようなネーミングは、そういう力なのです

 すなわち「ゲシュタルト操作能力」を獲得することが、願望実現の鍵に大きく影響してきます

 ここではお金儲けを例にしましたが、異性を操作するのも原理は同じなので恋愛問題にも、このような能力は使うことができます

 さてここで、問題の回答です

 問題とは「黒板に掲げた絵をどう解釈することが、正解であるか?」ということですね

 正解は「ありません」!(本当は「できません」ですが)

 問題は「黒板に掲げた絵をどう解釈すること」ですが、私達は「それを正しく認識する能力を絶対に持つことができないから」です

 この問題にかなり近い答えは、「白い紙の上に黒いインクが載ったもの」だと思います

 私達はロールシャッハテストのように、黒いインクの形をみて「勝手に」女性であると判断をしています

 それは脳内ゲシュタルトが自動的に働くためであり、それは過去の経験により形造られています

 そしてそこから得られる答えは「抽象化されたもの」なのです

 現実に存在する(と思われるもの)は、紙やインクを構成する分子・原子であり認識するのは光子です

 私達はそういうものでできている世界を、抽象化なしに認識する情報処理過程を持っていません

 すなわち私達の認識は、「抽象化」なしには成り立たないのです

 苫米地博士が人間は誰でも変性意識であるというのは、私達の認識が「抽象化」なしには成り立たないことが原因です

 

 

 すなわち仏教的にいうと、私達の認識する宇宙は「まぼろし」なのです

 私達の認識は、それぞれのゲシュタルトによってしか構成することができません

 つまりある人にとっては、「紙とインク」が「17歳」に見え、ある人には「80歳」に見えてしまいます

 しかし「紙とインク」でさえ、「まぼろし」なのです


 このように「私達の認識するすべては「まぼろし」なのです」から、じつは他人によって操作することは容易なのです

 そのような能力を持つことで、「金持ち脳」を獲得することができます

 追伸

 「私達の認識するすべては「まぼろし」なのです」から、じつは他人によって操作することは容易と言いました

 大事なことをひとつ忘れていました

 ゲシュタルトは過去の経験で造られます

 すなわち「じつは他人によって操作される」だけではなく、「過去の認識によってゲシュタルトは固定化」されています

 つまり「じつは他人によって操作される」ように、私たちの人生は「過去の経験の延長」から逃れることができません

 ではどうしたらよいのでしょうか?

 次回は「金持ち脳とゲシュタルト」の最終回です

まとめ?matome01

 

タイトルが変わりました。

金持ちへ願望実現解説です。

次回は

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watashi
精神工学研究所
    山西 茂

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