2024年　あなたが支配的に人にやられないように

交流分析という方法を使えば、

嫌な人に振り回されない方法がわかります。

交流分析では、人の心の要素は三種類しかないと言います。

その「三種類」とは？

1・心の要素

「三種類」とは？

1.子供の心

2.親の心

3.大人の心

子供の心から説明します。

人は誰でも「自由な子供の心」を持って誕生します。

子供の心と言えば、なにやら素敵な感じがします。

しかし「自由な子供の心」だけを持つ人は、実際はわがままで手がかかる人です。

ところが「自由な子供の心」だけを持つ人、本人はまさに自由で快適な気持ちで日々を過ごせる人です。

ジャイアンはそういう人です。

そんな風に毎日を過ごせたらいいのですが、大半の人はそうでない「子供の心」を持つようになります。

どういうことかというと、支配的な親がいます。

支配的な親の元では、わがままで「自由な子供の心」は押さえつけられて別の心に変わります。

それは「従順な子供の心」です。

つまり

1.子供の心は

「自由な子供の心」

「従順な子供の心」

の二種類があります。

2・親の心

赤ん坊から幼児の時代は親のしていることを真似て、それを取り入れようとします。

そのような「親的態度」にも二種類あります。

ひとつは支配的指導的な「父親的心」であり

もうひとつはいつくしむ「母親的心」です。

「父親的心」は批判的な心でもあります。

「母親的心」は子供を保護したい、育てたいという態度になります。

つまり2.親の心も

「父親的心」

「母親的心」

の二種類があります。

そしてみっつめの「大人の心」とは理性的態度です。

成長して学んでいく過程で、理性的に判断し行動する態度が身に付きます。

もう一つの言葉で言うと

「大人の心」とは理性です。

3・相性が問題

「自由な子供の心」はわがままですから、「母親的心」と相性が良く「父親的心」とは相性がよくありません。

「従順な子供の心」は批判的・支配的な「父親的心」と相性がいいです。

というより、「父親的心」と付き合うために造られた心の心の傾向が、「従順な子供の心」です。

特に初めての子供として女の子が生まれた場合、「お姉ちゃんなんだからがまんしなさい」と言われることがあります。

こういう育てられ方をした人は、「従順な子供の心」の要素が多い人になります。

「従順な子供の心」の要素が多い人が成長して、会社勤めするようになった時、上司が批判的・支配的な「父親的心」を持つ人物であった時困ったことが起きます。

「従順な子供の心」は「父親的心」に逆らうのが苦手なのです。

そして批判的・支配的な「父親的心」を持つ人は、「従順な子供の心」を見つけると支配しようとします。

なぜ支配しようとするかというと、基本的な心の傾向が「父親的心」だからです。

こういう人は誰でも支配したいという願望を持ちますが、わがままな「自由な子供の心」とは相性が悪いので苦手です。

そのために「従順な子供の心」を持つ人を見つけたら、ガッチリくわえ込んで放しません。

支配するためです。

これがあなたの周りにも必ず一人はいる、あなたを支配しようとする人物の正体です。

まとめ

「従順な子供の心」の要素が多い人も本来は「自由な子供の心」を持っていました。

それを抑え込んで成長した結果、自分は「従順な子供の心」の人だと思い込むようになります。

しかし心の奥にはわがままを言いたかった「自由な子供の心」があります。

むしろ「自由な子供の心」が本当の気持ちだったりします。

そういう二重構造を持つ人が誰でも支配したいという人と付き合わなければならないとしたら、すごいストレスを感じます。

なぜなら本当の気持ちである「自由な子供の心」が押しつぶされそうになるからです。

これを解決するためには「従順な子供の心」の要素が多い人は勇気を振り絞って、「父親的心」の人と対決する必要があります。

それは非常に困難なことですが、その困難を乗り越える工夫を考えることができるのが「理性」です。

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