ウクライナ戦争のヤバいこと ふたつ
ウクライナが
ロシアのドネツク州に侵攻して、攻勢を強めています。
やられる一方だったウクライナがロシア領土内に攻め込んで快進撃を続けているようですが
日本のメディアは報道しませんね。
さて、その攻勢の立役者はドローン攻撃です。
YouTubeに攻撃の一部始終がありましたので、それを見ると面白いことがふたつあることがわかります。
1・ドローン攻撃とは
ウクライナが使っている対戦車ドローン兵器には2種類あります。
ひとつはドローンに比較的な大きな爆薬を積んでいて、ドローンもろとも戦車に体当たりするものです。
カミカゼドローンと呼ばれています。
もうひとつはドローンに手榴弾を2・3個積んでいて、それを上空から落とすものです。
ドローンは遠隔操縦なのでドローン自体にビデオカメラと送信機があり、それを操縦者は遠くから見て操作します。
そしてそのビデオ映像は録画可能なので、YouTubeにあげることができます。
そのようなドローンが攻撃している様子を他のドローンが撮影しているので、戦争の様子が戦場にいるかのようにありありと見ることができます。
2・ヤバいこと一つ目
手榴弾を上空から落とすタイプのドローン操縦は、まるでテレビゲームを見ているかのようです。
ロシアの戦車はなぜかハッチが開いているので、そこへ手榴弾を落とし込めば手榴弾ひとつで仕留めることができます。
なぜハッチが開いているかと言うと、ロシア製戦車は旧式なのでおそらく冷房がなく内部が暑いのでハッチを開けているのでしょう。
そこへ手榴弾を落とし込めば、戦車内は地獄と化します。
ある映像では一個目の手榴弾で内部を破壊し、さらに二個目の手榴弾を落とし込んでとどめを刺しています。
さて、このドローン一機の値段は約30万円だそうです。
それに対し戦車1両の価格は一億円だそうです。
戦車1両が一億円とは安いなと思いましたが、非常に古い型ならそのぐらいで買えるそうです。
最新型なら50億円はするでしょうね。
しかし仮に一億円としても、それを30万円のドローンで破壊できるのです。
価格にして333倍です。
つまりドローンは貧乏国家でも、お財布に優しい兵器ということになります。
おそらくこのような地上戦において、戦車は急速に時代遅れの兵器になるでしょう。
それに対し大量のドローンで地上戦を戦うのが主流になると推測できます。
3・ヤバいこと二つ目
動画を見ると操縦者の兵士は、前線から遠くで椅子に座ってVRゴーグルをつけてコントローラーを操っています。
本当にテレビゲームと同じです。
戦車の中で焼かれる兵士は生身なのに対し、ドローンの操縦者には命の危険がありません。
この点がこれまでの兵器とは全く違う部分でしょう。
ドローンのような遠隔操縦兵器は、最前線で戦う兵士でありながらほとんど危険がないというこれまでの戦争では考えられない環境が生まれました。
これは画期的なことです、
しかもテレビゲームと同じですから、こういう操縦は中学生や高校生の方がうまいのではないでしょうか?
ドローン操縦は戦場にいなくても行えます。
ウクライナでも学校にいる中学生や高校生が、ドローン操縦士として戦争に参加することができます。
報酬を支払うと言えば世界中の国から、操縦をしたい人を集めることができます。
現にアメリカの大型ドローン兵器は衛星回線を使って、世界中のどこでも攻撃できます。
操縦する兵士はアメリカの基地内に勤務していてそういうことができるのです。
ですからドローンの操縦者は、世界中から参加者を集めることができるようになるでしょう。
攻撃された側は死んだりすることが大いにありますが、ドローン操縦者は自宅にいながら「本当の戦争」に参加することができるのです。
ヤバいです。
まとめ
遠隔操縦兵器であるドローンが地上戦の花形であった戦車を駆逐しつつあります。
これからは戦車を使うような戦いはなくなって、雲霞のごとく大量のドローンが行きかう戦場になるでしょう。
そしてドローン操縦で戦争に参加する者は、安全なところにいて殺戮を行うのです。
世界中の一般人が傭兵として参加できるようになります。
それも中学生や高校生が
動画
ドローン攻撃
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