頭のいい人西野亮廣「えんとつ町のプペル」は宗教なのか？

2021/01/21

頭のいい人西野亮廣「えんとつ町のプペル」が宗教と言われる理由

1.二十一世紀型情報社会であなたが洗脳される危険性について説明

2.例として頭のいい人西野亮廣「えんとつ町のプペル」という映画について

3.あなたが頭のいい人にマインドコントロールされる原因と、危険性について

この記事の信憑性

・ノーベル賞受賞者カーネマン博士の脳科学理論

・カーネマン理論で「えんとつ町のプペル」宗教疑惑を説明しています

・あなたも洗脳されかねないのでお読みすることをお勧めします。

1.頭のいい人西野亮廣「えんとつ町のプペル」は宗教なのか？について説明

キングコングと言う漫才コンビの一人、西野亮廣（にしのあきひろ）氏は才能あふれる人だと絶賛されています。

その西野氏が吉本興業の全面的支援を受けて完成したCG映画「えんとつ町のプペル」が、宗教だと批判されています。

なぜ批判されるのでしょうか？

西野氏はyoutuberとしても有名で、7万人の会員を擁する有料コミュニティも主催しています。

それが新興宗教と同じだと批判されています。

『コミュニティ会員はプペルに否定的なことは言えない』という空気があるという噂も聞きます。

なぜでしょうか？

この記事を読まないと、あなたも有名芸能人の罠にハマる恐れがあります。

2.頭のいい人西野亮廣「えんとつ町のプペル」は宗教手法？について

AKB48が握手会商法で批判を浴びたことを覚えていますか？

AKB48のCDを購入すると握手券が付いていて、何枚もCDを買うとAKB48のアイドルと長く握手できるものです。

その結果、何万円ものCDを買うオタクが出現し、AKB48のCDはミリオンヒットを連発しました。

しかしこれはグループの若い女性の肉体的魅力に依るもので、楽曲のすばらしさではないと批判されました。

西野氏も7万人の会員を擁する有料コミュニティで、映画「えんとつ町のプペル」の鑑賞券の大量購入を勧めたと問題視されています。

オンラインサロンでの講座参加権に「プペル」鑑賞券を3枚付けるなど、ネット上では批判されています。

ある男性は、映画の『シナリオ台本＆前売りチケット』を原価で仕入れて販売できる、販売代行のような権利を購入したそうです。

その価格は80セットで24万円でしたが売れなかったため、自分で映画を80回見たと話題になっています。

3.頭のいい人西野亮廣「えんとつ町のプペル」は宗教その危険性について

西野氏に限らず、動画では美男美女が有利です。

口のうまい人も有利です。

権威性を持つ人も有利です。

21世紀情報社会ではこういう特性を持つ人に、人々が魅了されてしまう現象が起きています。

私はこれを「社会的洗脳」と名付けました。

※「社会的洗脳」の秘密とは？

「社会的洗脳」の秘密とは、脳科学にあります。

人間の脳の「情報処理流暢性」がその秘密です。

「情報処理流暢性」とはなんでしょうか？

人の脳は情報がスムーズに頭の中で処理されるとき、それが「気持ちいい」と感じる仕組みがあります。

これが「情報」処理流暢性です。

それが「気持ちいい」と感じる時、それが終わらないことがいいことだ感じます。

その結果、情報が正しいか間違っているかどうかに関心がなくなるのです。

もういちどいいます

それが「気持ちいい」と感じる時、それが続くことがいいことだ感じます。

その結果、『情報が正しいか間違っているかどうか』に関心がなくなるのです。

つまり、これは洗脳と同じです。

ノーベル賞受賞者カーネマン博士は、「情報処理流暢性」が起きたとき、脳の「システム１」が発動すると言っています。

（Chaiken & Legerwood, 2012; Kahneman,. 2011）

「システム１」とは、人がバカになってしまう脳の働きをいいます。

魅力的な人物が口滑らかに説明をするときに、人々が陥ってしまう罠の正体が、「システム１」です。

情報がスムーズに頭の中で処理されるとき、それが「気持ちいい」と感じる仕組みが、人がバカになってしまう脳の働きです。

つまり、登場人物・舞台装置・BGM/照明、そして洗練されたセリフが、「情報処理流暢性」を引き起こすのです。

これはヒットラーが多用したやり方と同じなのです。

人は信じたい情報がある時、勝手にストーリーを捏造してしまう

手持ちの限られた情報を過大評価し、ほかに知っておくべきことはないと考えてしまう。
そして手元の情報だけで考えうる最善のストーリーを組み立て、それが心地よい筋書きであれば、すっかり信じ込む。
逆説的に聞こえるが、知っていることが少なく、パズルにはめ込むピースが少ないときほど、つじつまの合ったストーリーをこしらえやすい。

『ファスト＆スロー（上）』ダニエル・カーネマン、P352-353

認知が容易なときは、あなたはたぶん機嫌がよく、好きなものを見ていて、聴いていることをもっともだと思い、直感を信用し、慣れ親しんだ心地よい状況だと感じている。
そんなとき、あなたはおそらく少々だらけていて、あまり深く考えようとはしていないだろう。

『ファスト＆スロー（上）』ダニエル・カーネマン、P111

もうひとつ、人がバカになってしまう脳の仕組みがあります。

それは「権威」です。

権威性のある人の言葉は、圧倒的な信頼性をもたらします。

権威性のある人は言葉を発するだけで、「情報処理流暢性」を引き起こすことができるのです。

再三言いますが、「情報処理流暢性」が引き起こされると、情報が正しいか間違っているかどうかに関心がなくなるのです。

これが「社会的洗脳」の仕組みです。