乱交パーティーで逮捕はおかしいぞ！日本の警察

6月13日、120人規模の乱交パーティ

が摘発されました。

場所は静岡県浜名湖の宿泊施設と報じられていますが、どうやら貸別荘らしいです。

Yahooニュースでは

「ここ数年、同じ時期に開催されていたようで、それだけ続くというのは同好の士が集まりやすい環境が整えられていたはず。

しかも年を追うごとに人気が高まり、今回はSNSで参加を募ったこともあって人数が膨れ上がったようだ。

当初から警察にマークされていたのかもしれない。」と報じられていましたが、じつは意外なことがあったようです。

乱交パーティーは古代ローマ時代にも

1・乱交パーティーのやり方

ある風俗関係の人（風呂関係）から聞いたのですが、時々バイトの話が来るそうです。

それが乱交パーティーの出席の話だそうです。

乱交パーティーと言われて胸トキメク方も多そうですが、実際の参加者は40代50代の夫婦やカップルがほとんどだそうです。

そういう同好の人を最初から集めるのは難しいので、風俗関係の方のサクラを使うことが多いのだそうです。

サクラですと、20代の人も集まるのでけっこう華やかな感じになるとか

サクラの報酬は3時間で2万円からと、意外に安い料金です。

しかし出勤してもお客が付かないことが多い嬢には、確実に2万円になるのでそういう人がなるみたいです。

さらにサクラは普通人を装いますので、気に入った男性がいなければ見ているだけでもお金がもらえるのでそういう理由もあります。

また、風俗の仕事でないので気を使いません。

仕事では男性をおもてなしなければなりませんが、それが要らないので気楽です。

ですから乱交パーティーと言っても、そういうことが大好きな人だけ、というわけではなさそうです。

特に女性のそういう趣味の人を集めるのは難しいのです。

漫画の中だけの世界（現実には若い子はいない）

2・参加費

今回摘発された事例では、カップル参加で１万円とか、ひとり１万円とか言われていますが女性は基本無料だそうです。

『警察が踏み込んだのは12日午前３時半ころ。

逮捕されたのは、公然猥褻罪で参加者２名、公然猥褻幇助で主催の自称・自衛官と自称・看護師の２名。』

罪状が公然わいせつ罪ということですが、確かに118人の目の前でそういう行為をすれば「わいせつ」なのかもしれません。

しかし、ふつうに考えて「公然」というのはこの場合、見知らぬ大衆を指すと思います。

そういうことをしますから来ませんかという問いかけに応じて集まった人を、見知らぬ大衆と同じと見なすのはおかしいでしょう。

こんなに警官行って逮捕者は二人だけ

そればかりではありません。

彼ら彼女らは、貸別荘という社会から隔たった空間をわざわざ準備して、そこへ集ったのです。

つまり大衆の目から避けようとする意志と手段があったと考えて間違いありません。

そういう集団を、公然猥褻罪で逮捕というのは常識的に考えて異常です。

もしこのパーティーが、男女一人ずつの二人組であったなら、それは夫婦やカップルの普通の営みであって逮捕されたらおかしいです。

では男女2人ずつだったらどうでしょうか？

まだ、「公然」には程遠いですね。

男女4人ずつだったら？

こうやって次第に人数を増やしていって、例えば50人を超えたら公然猥褻罪ということになるかもしれません。

しかしその時でも50人と48人の違いは何かと問われたら、どんなに偉い裁判官でも答えることはできないと思います。

法律に50人を超えたら公然猥褻罪、それ以下はセーフと書かれていたら納得するかもしれませんが

それでも法律論争になれば、50人と48人の違いは何かという問題は残ります。

つまりこれは、警察が法律を好きなように解釈して逮捕した事件だと思います。

法律論争になれば、50人と48人の違いは何かと

3・どうして日本の警察は

じつはこれが日本の伝統なのです。

例えば交通違反の取り締まりで、制限時速50キロのところですが、車のメーターの誤差が10キロあるとよく言われます。

そのため、制限時速50キロのところを時速60キロまでなら捕まらないと言われです。

しかしこれはよく考えるとおかしいです。

今時、そんな不正確なメーターしか造れない自動車会社があるとは思えません。

だから、メーターの誤差が10キロあるいうのはウソです。

実際は、取り締まりをする警察官に裁量の余地を与えるためにこういうことが行われています。

飲酒運転の、酒気帯びと飲酒の違いも同じです。

そして「おかしいじゃないか！」とたてつく市民には、「じゃあ、法律通りきっちりやるけど、いいね？」と言うのです。

日本の伝統は「厳しい法律」を造って、それを「ゆるく運用」することなのです。

だから盾突くやつは、法律通りやると言って公務執行妨害で逮捕できるという仕組みなのです。

法律通りやると言って公務執行妨害で逮捕

まとめ

昔から大岡裁きは名奉行の証しみたいなことが言われます。

大岡裁きとは、名奉行と言われた大岡越前のやり方が素晴らしいやり方だ、と言われたことから名づけられました。

しかしこれがまさに、「厳しい法律」を造って、それを「ゆるく運用」することなのです。

特に脱税の取引で多用されています（警察ではないですが）。

現場の警察官に法律にない権限を与える仕組みですが、やり方を間違えると危険です。

今回の事件のように、「公然」ではないものを現場の警察官の判断で「公然わいせつ罪」を使えるようにする仕組みだからです。

冤罪の温床になります。

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