孤立を恐れない心がお金を呼ぶ｜金持ちの脳の秘密（２）

2015/03/23 2016/11/17

前回は？

金持ちの脳の秘密

これは第2回目です。

前回はこちら

これはあなた自身の脳のことも暴露することになるので、注意してお読みください！

あなたはなぜこのコラムを読んでいるのか？

「その深層心理をいうと、自分が貧乏脳だと確認したいからです」←思い当たることがあるなら、あなたは優秀です。

くわしく説明します。

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１・気功の技術で人生を変えるとは？

「山西さん、お金持ちになる気功ってあるのですか？」というご質問に対するお返事です。

これは以前、ある方にお返事したものの一部ですが、そこに詳しく説明しました。

山西　様
こんばんは。

山西　様の方から先にメールをいただき、大変ありがたいことだなと、思っています。

私の方から、山西　様に質問したいこともありますので、お返事をいただけるとありがたいです。
　今回、ＤＶＤの方を先に見ました。ＰＤＦはこれから、じっくり読ませていただきます。

　さて、私は高藤聡一郎氏の、「仙道帝財術入門」も所持していますが、別名で高藤聡一郎氏発行なさったビデオも所持していまして、そのタイトルは、「神仙道巨万金財術講座」です。

これは日本能力科学アカデミーとして、出版なさったものです。

　私は自己開発を色々しており、そのせいか既に、視覚イメージだけで、金貨、一万円札、砂金、株券が滝のように降り注ぐイメージをいつでも、何時間でもイメージできるようになっておりました。

その様子はまるで、ダンプトラックから降ろされる土砂のように止めどもなく大量に降り注ぐ砂金などです。そのイメージを、どうして自分の収入と深くかかわらせるか？ということが課題になっていました。

　今回、山西　様から購入したＤＶＤにより、自分のＳＥＸと関わらせることが「自分が奴隷ではなく、支配する人になる道」と理解できました。

　「えいん」から背中を通り頭頂を通り、眉間から前歯の歯茎裏、舌を通り胸を通り、下丹田に行き、さらに「えいん」に入り、それを繰り返すという私が実践している小周天・・・

この行の中に、これから、山西　様のＰＤＦの中に書かれていると期待している・・・「えいん」を熱くすることと、自分の性とを、どう関わらせるかを学び取るつもりでいます。

２

《質問①》　そのことに関して何かアドバイスがあれば、教えて下さい。では、お返事お待ちしています。

***************

山西です。

ご連絡ありがとうございます。
　私たちのように、瞑想効果によって願望を叶えようとする人間には、特徴があります。
　つまり煩わしい人間関係や、現実世界での努力をなるべく避けて、願望成就したいと思うような性格であると思われます。

　そのような人間の思う理想的な姿は、魔法でしょう。
　思うだけで、あるいは呪文を唱えるだけで、願望成就できるというのは私たちの理想であると思います。
　そのようなことが可能であると私たちは信じているわけですが、可能であるということと、現実的であるということはまた違う問題です。

　さて、私は瞑想効果や精神力が現実世界に及ぼす効果について、出来るだけ科学的に語ろうとする姿勢でいたいと考えています。
　また一方で「現実的であるか？」ということも、大切な要素であると考えています。

　そこで、「願望成就」とはなにか？と、言うことについて解説したいと思います。

　「願望成就」とは、脳の中の思考が現実世界に物質化することであると定義します。

　簡単に言うとそういうことです。
　願望とは、一種の情報であり、それが物質化するということです。

　情報が物質化するということです。
　これは、物理学的表現を使うと、情報と物質は等価である、ということです。
　お分かりいただけるでしょうか？

　アインシュタインは物質とエネルギーが等価であるという結論を一般相対性理論の中で証明しました。

　猪俣という科学者はこれを拡大して、物質とエネルギーと情報とが等価である、つまり互いに交換可能な物理的実態であるという理論を展開しています。
　ここでは、この猪俣理論を信じることにします。

３

　さて**さんの悩みは、ビジュアライゼイションによって得られる一万円札が現実化しないことであると推測できます。

　おそらく**さんは、ビジュアライゼイションの能力を使って、リアルなイメージ法をしているが現実化しない、そういうことに悩んでいると推測します。
　仙道帝財術入門を読むと、瞑想下でイメージすることで、金粉や１万円札が現実化した話があります。
　ネットで調べたところ、１万円札は実際は拾ったものらしいですが、本にするに当たって落とし物を警察に届けなかったことに問題があるので、現実化したことにしたらしいです。

　それはともかく、瞑想下でイメージすると例えば金粉が現実に現れることについて、考察をします。
　物質とエネルギーが等価である相対性理論の結論からいうと、１グラムの物質を得るのに必要なエネルギー量は、9×10の13乗ジュールという莫大なものです。
　おそらくこれに相当する情報の（エネルギー）量もかなりのものになると考えられます。

　つまり瞑想によって現実化のために情報エネルギーが消費されますが、それはかなり大きいと考えることが妥当です。
　そこでもし１日中、瞑想を行って、その情報エネルギーにより現実化する金の量が１グラムだと仮定します。
　そうすると現在の相場水準では、１グラム３５００円ぐらいだと思いますから、日当３５００円ぐらいが純粋瞑想効果による報酬です。
　この金額であれば、コンビニでバイトした方がずっとましだ、という結論になりますね。

　つまり瞑想してただ座るだけでは、願望現実化の効果はあまり多くないという結論が得られると思います。
　よく金運を高めて、宝くじに当たりたいと考える人は多いものですが、宝くじでも買わなければ当たりません。
　そういう意味で、現実的行動をまったく伴わない瞑想効果というのは、意外と期待できないと私は考えています。

　さて宝くじを買うということは、科学的な考察をすると、確率論の中身を変えようとする行為だと思います。
　私は瞑想による効果で、確率論の中身を変えることはできると考えていますが、現実的には難しいと思います。

　現実的には難しいというのは、努力の割に報酬が少ないという意味です。

　ＤＶＤの最初に、為替相場のテクニックについて解説していますが、あのような技術は瞑想などの精神的なものを一切排除した非常に現実的な考察から出てくるものです。
　しかし、それであっても確実な儲けを手にするとはできないことを、私は経験しました。

　つまり結論からいうと、現実的方法と精神的方法の組み合わせが大切であると思います。
　中国にも陰陽論があり、目に見える部分と見えない部分で世の中のすべては造られていると考えられています。

　瞑想的方法だけでもだめで、現実的分析方法だけでもダメなのです。
　大切なのはその組み合わせであると思います。

４・大切なのはその組み合わせ

　瞑想効果と、現実世界的方法と二つの極端な方法論があって、その中間に解決策があると私は考えています。
　そして精神世界と現実世界の両方に存在しているものは、物質ではありません。
　それは人間だけなのです。
　瞑想のような精神力効果には、極端に言えば念力のような超能力的効果から、イメージトレーニングによる身体能力向上のようないろいろな段階があります。

　ここで私がいう段階とは、世間の常識に照らして信じられる度合いのような段階のことです。
　私は科学的に見ても、世間の常識に照らして信じらないような超能力的なことも存在すると考えていますが、それが実用的であるかどうかは別の問題です。
　超能力によって１日１グラムの金を得られても、それで生活をすることはできません。

　念力のような超能力的効果から、イメージトレーニングによる身体能力向上のようないろいろな段階があると言いましたが、その中で「現実的願望実現」に関してもっとも効果的な段階を探すべきであると考えます。

　その段階が、瞑想による催眠術効果ではないでしょうか？

　現代人の願望実現とは、実際は人とのかかわり合いによって生じるものがほとんどです。
　そういう意味で、瞑想による催眠術効果が、現代人の願望実現にとって一番の近道であると私は結論付けています。

　これにはさまざまな意味があります。
　**さんがどのような方かは存じませんが、私の経験では、私は現実的行動にも精神の強化が必要でした。
　お金が欲しいと企業向けにＤＭやファックスを送った経験がありますが、不慣れな私には「こんなことをして怒られたらどうしよう？」と、びくびくしたことを覚えています。

　そのような勇気のなさが、現実世界での行動力の無さの原因になっていました。
　金運成就のための第一歩は当時の私にとって、勇気の無さを克服することから開始しなければならないものでした。
　そういう意味でも、イメージトレーニング法によって、現実世界に対して正面から向き合う精神力を鍛えることが重要であると思います。
　そのような勇気がなければ、いくら知識を蓄えたとしても、一生懸命瞑想して１日１グラムの金を得るだけが関の山です。

　効率的に現実世界で金運を得るためには、他人とのかかわり合いが必要であると考えます。
　ＤＶＤの中で言ったように、「金運とは他人の懐から自分の懐に、お札を移動させることである、それも合法的に！」という金運の定義です。
　それを瞑想だけの効果に頼ろうとすると、超能力的現実化や宝くじに当たることになります。

　しかしそういうことしか考えられないのは、じつは自分の中の現実と直面できない「勇気の無さ」に帰結すると思います。
　そして瞑想効果によって、勇気のある男になることは出来ると思います。

まとめ

本当の問題点は、「金持ち脳の秘密を知りたい」というあなたの脳の中にありました。

なぜ

金持ち脳と貧乏脳の違い」を知りたい人になってしまうかというと、

それで「自分の脳は金持ち脳ではない」と、思いたいからです。

その思考法の裏には、「自分の脳は（今は）金持ち脳ではない」と感じていて、だから「「自分の脳は（将来）金持ち脳になれる」可能性を信じたい心があるのです。

自分は生まれつきでは、「自分の脳は金持ち脳ではない」と、思いたいのです。

その脳のソフトウエアを交換することで、「脳が金持ち脳ではない自分」とサヨナラできると信じたいのです。
じつはそれを「金持ちたちは利用して」、ますますお金を貧乏人から吸い上げていくのです。

その「心底の奥にある気持ち」を、説明します。

なぜ、脳のソフトウエアを交換することで、「脳が金持ち脳ではない自分」とサヨナラできると信じたいかというと、それは「依存したい」のです。

自分は「生まれつきでは、「自分の脳は金持ち脳ではない」と、思いたい」とは、「それは自分の責任ではない」と言いたい心なのです。

自分自身の責任ではないことで、「金持ちではない」と思い込みたい、その頼りなさが「依存したい心」です。

それだからこそ、金持ちたちの雄々しい「自立した考え」を見て、憧れてしまうのです。

「自分の奥底の依存したい心」が、「あぁ！なんてかっこいいんだ。自分もいつかあんなふうに自立したい」と憧れるのです。

ところがその憧れを、「貧乏人というカモから、お金を吸い上げることができる人」に利用されるのです。

すなわち、あなたは「他人とは違う」ということに慣れることが必要です。

いいですか？

「金持ち脳の特徴
　　人間関係が広い
　　自己投資にお金を惜しまない
　　好奇心が旺盛である
　　誰に対しても自分の知らないことを素直に質問できる
　　人の話を聞いて即行動に移すことができる
　　人の良い部分をすぐに真似することが得意
　　偏見が少ない
　　判断基準として、「まず何でもやってみる」という考え方を持っている
　　夢や目標がはっきりしている
　　朝型で健康に気を配り体を大事にしている」

これは「他人の金持ち脳」の定義なのです。

「あなたの金持ち脳」の定義は、違います！

あなたにとっての「金持ち脳の定義」とは、「自立した心」であり、それは「孤立を恐れない心」です。

簡単にいうと、「勇気のある人になる」ということですね！

次回は

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精神工学研究所
　　　　山西　茂