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スコトーマという動物の生存本能が自己実現を阻んでいる。|金持ちへ願望実現解説(10)

      2016/09/02

watashi

 

これは続編10回目です

第一回目はこちらです

 

これまでのあらすじ

建設会社をリストラされた私は、計画どおり起業した。

「中小建設業生き残り研究会」を立ち上げ、ビデオ販売したがまったく売れなかった。

困窮化で瞑想していた私に、ある着想が浮かび頭から離れなくなった。

それは「金持ちとはボス猿の本能に目覚めた人」というもの。

「ボス猿意識の獲得法瞑想」をビデオ販売すると、意外に売れることがわかった。

ヤフーオークションで購入者の声を集め、インフォトップで販売サイトを製作して売り始める。

ここからは以前書いたその時の経緯がありますので、それを掲載します。

内容が前後します。また細部に違いがあるのは、記憶があいまいなところがあるからです。

 

1・前回まで01

 商売に対するセンスを生まれつき持っているというのは、そういう意味です

 元々「客が自分に対してお金を支払うのは当然のことだ!」という深層意識を親から引き継いでいるので、商品が売れてしまったときに「とても不安な気持ち」になったりはしません

 つまり、「とても幸せな気持ち」になることができるのです

 これを解消するには、私は単純に「将来の成功イメージをリアルに持つ」だけではダメだと考えました

 そのため、一度過去へ行く必要があると思ったのです

 「親から引き継いでしまった悪しきホメオスタシス同調効果」を、認識する必要があるのです

 そんな方法が簡単にできるのでしょうか?

 それは次回に!
ここまで

 一度過去へ行くことは、じつは簡単です!

 退行催眠をかければ、よいのです

 私が式神デイフェンスの最後のDVDで紹介している方法も、その一つです

 退行催眠とは、じつは「深ーく、深ーく、昔を思いだすだけ」なのです

 自分の記憶を探ることなので、「普通の人間」であるなら誰でもできます

 今ここで眼を閉じてください!

 そして「初恋の人を思いだしてください!」

 これができた人なら、退行催眠とは、じつは「深ーく、深ーく、昔を思いだすだけ」なので、簡単にできます

 問題はそれをリアルに感じて「思いだす」という作業です


 そのために私は、触感を使って思いだすという退行催眠の手法を造りました

 じつは「触感を使って思いだす」というのは、気功が得意とする分野なのです

 気の感覚を練習することは、私が式神デイフェンスの最初のDVDで紹介している方法を行えば簡単にできます

 あの感覚にちょっと慣れていれば、触感を使って思いだすという退行催眠が行えます

 難しくはありません

 「初恋の人の顔」「初恋の人の名前」を思いだすことができる人であるなら、簡単にできてしまいます

 これができるなら、退行催眠の手法を使って記憶のなかの(懐かしい)初恋の人に会いにいくことができるようになれます

 しかもその記憶は、リアルに感じて「思いだす」という作業なのです

 なぜ「触感」がリアルなのか?

 あなたが若い男性であって、彼女と初めてベッドを共にするという非常に好ましい事件が起きたと想像してください

 それはとても(口では現せないような)エロチックな場面だと、思いっきり想像してください

 ところが、・・・・・・・・・!?

やかましい母ちゃんの大声で、その場面は吹き飛んでしまいます

 「あ~あ!なんだ夢かよ」

 残念でした

 ところが、もう一度

 あなたが若い男性であって、彼女と初めてベッドを共に・・・・・(以下同文)

 彼女が言います「恥ずかしいから、電気を消して!」

 その後の営みは真っ暗な中で、進行していったと思いっきり想像してください

 とうぜんあなたには、その思い出のビジュアルな記憶はありません

 しかし「ビジュアルな記憶」がないからといって、それが夢幻であったとあなたは勘違いすることがあるでしょうか?

 その反対に「ありありとしたビジュアルな記憶」だとして、「ひょっとしてあれは夢だったのか?」と疑うことは考えられないでしょうか?

 つまり世間一般には願望実現のイメージング方法として、ビジュアルイメージを大切にするということがあります

 しかし、「ビジュアルな記憶」だとしても「それが夢」のように幻に感じられることは多いのです

 ところが「恥ずかしいから、電気を消して!」だとしても、触感を伴う記憶は忘れがたいものです

 つまり本当はこちらの方が「リアルな記憶」になることが多いものです

 本当にリアルな体験には「体感」が伴うからです

 そうでなければ、映画を見たものは現実だと勘違いする者が続出している筈です


 さらに、「もし「ビジュアルな記憶」を持つことで、それがリアルであるならすべて願望実現する」なら、「布団の中でみる夢」は全部実現しなければなりません

 しかし現実はそうではありませんね

 ところが、「布団の中でみる夢」はリアルで現実と勘違いするようなものです

 これから考えても、リアルで現実と勘違いするような「ビジュアルな映像」が、ただちに願望実現に結びつくものではないことがわかります

 少々話が外れましたが、とにかく「触感を伴う記憶は忘れがたく」「リアルな記憶」になることができるのです


 すなわち、「退行催眠下」で「触感を伴う記憶」を思いだすことで、「初恋の人」や「恥ずかしいから、電気を消して!」を再体験することができます

 では過去を体験して、それを認識するとどうなるか?

 そういう体験があなたをどう変えてしまうのか?

 それは次回に!

 

2・体験があなたをどう変えてしまうのか?02

 「そういう体験があなたをどう変えてしまうのか?」ですが、簡単にいうと「あなたは頭が良くなります」

 また一方で、「あなたは誰に会っても不安な気持ちになったりせず、いつも自信満々になれます」

 「自信満々」というのは、テレビで見かける苫米地英人博士を見るとあんな感じと分かると思います

 ただ「傲慢な感じ」がでるかどうかは、本人の好みです

 なぜ過去を追体験すると、「あなたは頭が良くなります」であり、かつ「あなたは誰に会っても不安な気持ちになったりせず、いつも自信満々になれます」なのか?

 それは・・・・・・!

 「スコトーマ」が消えるから、なのです

 今回の内容は「願望実現DVD」に収録されている内容から、一部紹介します

 それは「スコトーマとはなにか?」という、解説です

 もともと人間の脳内には膨大な知識が眠っています

 ところが「ステイタス・クオ」があり、それに「ホメオスタシス」機能が働くことにより、現状維持を行います

 

 現状維持しようとするその状態が、「コンフォート・ゾーン」となります

 それで、「コンフォート・ゾーン」にあなたを閉じ込めようと、「ホメオスタシス」機能が働くやり方が、「脳内の膨大な知識を活用できなくする」ことなのです

 その結果、「あなたの脳内には膨大な知識」があるにもかかわらず、「その一部しか活用できない」という、まことにもったいない事態が発生します

 このような、膨大な知識を一部しか活用できないことが、すなわち「スコトーマ」です

 つまり今この瞬間に「スコトーマ」が消えるなら、あなたは今手持ちの知識だけで「年収1億円」とかそういうことが実現できます

 実現できるようになります!

 願望実現法には、他に色々な効能がうたわれていますが、なかには科学的に見て怪しいものも少なからず存在します

 しかし「「あなたの脳内には膨大な知識」があるにもかかわらず、「その一部しか活用できない」という、まことにもったいない事態がある」のです

 ですから「手持ちの知識だけをすべて活用する」することで、「願望実現」ができるということは「かなり科学的に信憑性が高い」と感じていただけるのではないかと思います

 そこで今回は、特に「スコトーマが消える」ことについて解説します

 結論から言いましょう!

 「スコトーマとは動物の本能です!」

 あるいは「猿の本能」と言ってもよいでしょう

 もともと「ホメオスタシス」機能は生物が必ず持つ機能ですから、それに動物の本能である「スコトーマ」が関与していても不思議なことではありません

 人類は750万年ぐらい昔、アフリカのジャングルで暮らす猿でした

 その猿は日本猿やチンパンジーのような、群れで暮らしていたと考えられています

 で、考えてください!

 ある猿の群れがあり、その隣には他の猿の群れがあります

 こうなると、当然動物の世界には「縄張り」が生まれます

 動物の世界は調和の世界ですから、隣接する「縄張り」があって、その猿の群れたちが暮らしていたのです

 ところがここに「織田信長」のようなボス猿が現れたと、考えてください

 その「信長」猿は、「自分の群れのメンバーが幸せになるには、どうしたら良いだろうか?」と考えたとします

 そうして「自分の群れのメンバーが幸せになるには、食べ物が豊富にあって餓死しないことが一番」だという結論になったとします

 「食べ物が豊富にあって餓死しない」ためには豊富な餌になる(バナナとか)の木が必要になります

 そのためには「縄張りをもっと大きくする必要」があることに、気がつきます

 こうして「信長」猿は、「自分の群れのメンバーが幸せになるため」に、隣接する猿の「縄張り」を攻撃することになります

 こういう事態が発生すると隣接する猿の群れは、「織田信長」のようなボス猿ではありません

 つまり攻撃に備えていないので、簡単にやられてしまうことになります

 こうなると、「信長」猿はさらに「縄張りをもっと大きくする必要」のために次々と他の猿の縄張りを攻撃していきます

 人間の世界ならよくありそうなことなので、状況はすぐに理解できる思います

 しかしこのような状況を、ジャングルの生態系から見たら、どう見えるかと想像してください

 同じ猿の種類どおしで戦いに明け暮れることは、たとえば豹のような動物から見れば、これはその猿を捕食する機会が増えることを意味します

 つまりジャングルのような環境では、「その猿の社会全体」から考えると、縄張りを越えて戦いあうことは、種族全体の反映を意味しません

 「信長」猿はさらに「縄張りをもっと大きくする必要」のために次々と他の猿の縄張りを攻撃していくことは、「信長」猿の群れにとっては好都合なことです

 しかしその猿の種族全体の繁栄から考えると、むしろ種族の衰退に近づくことなのです

 なぜなら隙が増えることで、豹のような動物から捕食される機会が増えることだからです

 その結果、「信長」猿のような猿が生まれた猿の種類は、長い期間で考えると滅びたと思われます(これは経済学の「総合の誤謬とおなじものです)

 すると生き延びた猿の種類には、「信長」猿のような猿が生まれることを防ぐ仕組みができたと考えて間違いありません!

 つまり、
 「信長」猿のような猿が生まれることを防ぐ本能が、現在居る猿には存在します

 なぜなら「信長」猿のような猿が生まれた猿は、滅びたからです

 これがどういう本能かというと、「自分の縄張りを越えることを出来なくする本能」であったと考えて間違いありません

 さらにいうとその猿が「「自分の縄張りを越えようとすると「とても不安な気持ち」になる」ことが起きるように「進化」したのです

 さて人間でも、猿でも同じですが、「とても不安な気持ち」のときにはいい考えは浮かぶことが少ないです

 反対にリラックスできる環境にあるときに、いい考えは浮かびます

 言い換えると、「とても不安な気持ち」のときにはIQが低下するのです

 同じ人間(または猿)であっても、環境によりそのIQは変化します

 つまり「コンフォート・ゾーン」に居ると感じられると、IQは高くなると考えられます


 このような猿から、人間は進化してきました

 その結果、「自分の縄張りを越えることが出来なくなる猿の本能」を、人間も持っています

 さて人間はというか、人類は、「抽象空間も思考の範囲とする能力」を手に入れました

 そしてその「抽象思考をも含む思考空間」を、「内部表現」と呼んでいます

 「とてつもなく深い変性意識を生成する方法PDF版」に書きましたが、「内部表現」の起源は「猿の脳内地図」にあります

 つまりジャングルに住む猿が、その環境を把握するために「脳内地図」を創りました

 人類は進化の過程でその「脳内地図」の適応分野を拡大して、「抽象思考をも含む思考空間」にしました

 つまり「内部表現」はもともと、地図なのです

 地図ですから、「世界」を書き込んであって、そこに「自分の縄張り」があります

 長くなりそうなので、簡単にいいます(詳しくはDVDで解説しています)

 人間の内部表現はもともと地図ですから「世界」がありますが、そこには「抽象世界」も存在します

 そして「猿の本能」から生まれた「自分の縄張り」が内部表現にはあります

 そうすると「抽象世界」にも「自分の縄張り」の概念が広がっています

 結果的に「抽象世界にも自分の縄張り」があるのです

 これが人間にとっての「コンフォート・ゾーン」の起源です

 そして人間は「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすると、「猿の本能」が働きます

 その結果、「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとしても、「とても不安な気持ち」になり、かつ「IQが低下する」のです

 その結果生まれる現象や思考領域部分が、「スコトーマ」です

 つまり「年収350万円」とは、「抽象世界の自分の縄張り」なのです

 「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすると、「とても不安な気持ち」になり、かつ「IQが低下」します

 これは動物の本能から発生する現象ですから、人間が思考するよりも強力な作用を及ぼすことが確実なのです


 ということで、「過去の自分を清算する方法」は、意外に難しいものであることが分かりました

 

続く

 

3・過去の自分を清算する方法03

 このように、スコトーマにより人生を「自主規制」する働きが、人間の脳には備わっています

 そのため、意識では願望実現を望んでも、無意識は「それを望まない」ということが、本当によくあります

 なぜなら、「願望実現とは「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすること」だからなのです

 このことを知らないと、ダイエットにおけるリバウンドのような現象が、発生してしまうのです

 たとえば私の知っている事例では、高速道路建設で自宅の移転を求められた例です

 20年ほど前までは、高速道路のルートが決まると、どうしてもそのルート変更は政治的理由で出来ませんでした

 そのため、どんな山奥の土地でも「売らない!」と言う人に売らせるために、とてつもなく高い金額で買い取ることがよくありました

 そのため時として「高速道路成り金」が発生しました

 「高速道路成り金」は自宅の立て替えの為の費用でしたから、その人達は同じ「高速道路成り金」と豪華な家を競って建てました

 ところが自分の収入に不釣り合いの家を建てたものですから、次の年には莫大な固定資産税を支払うことになります

 しかも小金が転がり込んできたので、浪費癖がついてしまった人も大勢いました

 このような人達は、結局高速道路のための自宅の移転保証金で、人生から転落していったというケースが多数発生しています

 しかし、脳機能の面からいうとこういうケースが発生することは、むしろ当然のことであると思われます

 傍から見ると「あいつらはバカだなあ!」と思われるかも知れませんが、このような行動の裏には、じつは「猿の本能」が大きく関わっています

 つまりこういう行動は本能的なものなので、じつは「そうならないようにする」ためには相当なテクニックが必要となります

 相当なテクニックとは、苫米地博士が言われるように「高い視点でものごとを捕らえる」という訓練に相当します

 つまり「猿の本能」を制御するためには、「人類の智慧」が勝ってないとダメだということです

 さて、願望実現テクニックには、例えば「引き寄せの法則」とか、一見非科学的なことを謳っているものもあります

 それは頭のなかだけで想像したリアルなイメージが、「なにもしなくても実現」するという、まことに有り難いものです

 実際、こういう願望実現テクニックに憧れる人は、「瞑想しただけであとはなにもしなくても願望実現する」という魔法的なものに引きつけられたことが大きいと思われます

 このような「例えば「引き寄せの法則」とか、一見非科学的なこと」と言いましたが、「非科学的なことにも根拠があるのではないか?」という可能性が、脳機能科学的に見えてきました

 それは脳機能ではおなじみの、3つの働きの組み合わせによるものです

 ひとつは「ホメオスタシス」であり、ふたつめは「内部表現」であり、最後が「抽象化」です

 つまりスコトーマのところで説明したように、「内部表現」と「抽象化」に「猿の本能」を組あわせることで、「人間は現状に強く縛られる現実」が分かりました

 同じように「ホメオスタシス」と「内部表現」と「抽象化」に、「気の原理」を使うことで、「引き寄せの法則」の原理が見えてくるのです

 それは有名な精神分析学者である、C・G・ユングが提唱した「集合的無意識」の、脳機能科学から見た存在の可能性です

 本当に「集合的無意識」があるのなら、「引き寄せの法則」のような見非科学的なことにも、根拠を与えることができると私は考えています

 それは仏教でいうアラヤシキや、古代インドのアカシック・レコードと同じ概念であると考えられます

 最近、インターネット技術で「クラウド」という概念が提唱されていますが、これは「集合的無意識」に非常に近いと思われます

 これらが「ホメオスタシス」と「内部表現」と「抽象化」で、説明可能であると私は考えています

↓ウイキペデイアより
カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 – 1961年6月6日)は、スイスの精神科医・心理学者。深層心理について研究し、分析心理学(通称・ユング心理学)の理論を創始した。

スイス、ボーデン湖畔のケスヴィルでプロテスタント牧師の家に生まれる。少年期は己の内面に深い注意が向けられ、善と悪、神と人間についての思索に没頭し,学生時代はゲーテ、カントやニーチェの著作に感銘を受けた[1]。内的な基盤を持たない形式的な信仰というものに疑問を感じ、牧師という職を継ぐことを特には望まず、名門バーゼル大学で医学を学んだ。
フロイトと一時親しく意見を交わした。

1948年に共同研究者や後継者たちとともに、スイス・チューリッヒにユング研究所を設立し、ユング派臨床心理学の基礎と伝統を確立した。またアスコナで開催されたエラノス会議において、主導的役割を演じることで、深層心理学・神話学・宗教学・哲学など多様な分野の専門家・思想家の学際的交流と研究の場を拓いた。日本人では、鈴木大拙と親交があった。

ユング心理学(分析心理学)は個人の意識、無意識の分析をする点ではフロイトの精神分析学と共通しているが、個人的な無意識にとどまらず、個人を超えた人類に共通する根源的意識である集合的無意識(普遍的無意識)の分析も含まれる。

後にユングは、元型(Archetyp または、Archetypus )から広義に集合的無意識を捉え、個性化の過程で生まれる社会的な自己の側面(ペルソナ)を普遍的無意識に潜む個人を超えた人類に共通する根源的意識から生まれるものであるとした。

さらに集合的無意識(普遍的無意識)には能動的想像法も取り入れらている。能動的想像法とは、無意識からのイメージが意識に表れるのを待つ心理療法的手法である。

続く

 

まとめ?matome01

 

タイトルが変わりました。

金持ちへ願望実現解説です。

次回はここをクリック

watashi
精神工学研究所
    山西 茂

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